地域に根差したビューティーアドバイザー。美しさと健康で幸せを満たす『HeadSpa&Private mirai』の未来(前編)
国分寺と東林間(2020年1月オープン)に店舗を構える『HeadSpa&Private mirai』。当初は美容室のみの展開でしたが、「健康と美を意識しているお客さまの声が多く、それがヒントになった」(山田将人代表)ことから、約5年前にリラクゼーション事業やエステ事業も手掛けるようになりました。
「ビューティーと健康は幸せに直結する」のビジョン(将来の姿)を掲げ、お客さまだけではなくスタッフの幸せも考え続ける、山田代表。前編は、年々増え続けるお客さまの声に耳を傾け、スタッフのキャリアと事業の多様性も見据えながら『HeadSpa&Private mirai』を“今までにないサロン”にしようとしている山田代表の志向(思考)に迫ります。
スタッフが全員女性である理由とビジョン「ビューティーと健康は幸せに直結する」の意味
—『HeadSpa&Private mirai』のスタッフは全員女性ですが、何か理由があるのでしょうか?
女性は、結婚や出産など、どうしてもキャリアをストップさせなければいけない期間があります。女性活躍推進の必要性も浸透し始めてはいますが、それでもまだ男性と比べると女性がキャリアを継続的に積み重ねることは難しいと感じていました。加えて、もともと「女性を中心とした会社をつくりたい」思いを抱いていたので、「女性が末永く働ける場、活躍できる場を提供する」方針に行き着いたんです。
—ビジョン「ビューティーと健康は幸せに直結する」について、教えてください。
例えば、髪や肌がきれい(ビューティー)になったら女性は自信がつき、自己肯定感が上がりますよね。そうすると人生に積極的になれるので、友達・恋人ができて仕事もうまくいくかもしれないし、奥さんがきれいになれば旦那さんも早く帰ってくるようになるかもしれません(笑)。お母さんとお父さんの仲の良い姿を見たら、きっと子どももうれしくなるはずです。そしてきれいになるためには、まず健康ありき。健康な体があるからこそ、新しいことに挑戦できたり、周りのために頑張れたりするものです。
そのため、ビューティーと健康は幸せに直結する要素だと思っていますし、その追求が『HeadSpa&Private mirai』のビューティー事業を通してこの先もできると考えています。それは私たちの付加価値であり、業界で生き残る手段でもあります。
群雄割拠の中から抜きん出る方法——差別化をして、居場所をつくる
—ずばり、『HeadSpa&Private mirai』のウリは何でしょうか?
私たちは長年、美容室の運営をしてきましたが、他店と差別化をするために“自分たちの色”を出していかなければならないと考え、リラクゼーションサロンの運営を始めました。きっかけは、お客さまの声です。カットのとき、「髪型も整って疲れもとれたら、癒やされるなあ」と言われたことがあり、「美容室にリラクゼーションサロンを併設すれば容姿だけではなく、内側から美しくなっていただけるのでは?」と思いました。
今、「サロン」で検索すると、同じようなお店がたくさんヒットします。星の数ほどあるサロンの中で検索上位に表示されることは至難の業ですし、検索した側からしても、正直なところ、全部一緒に見えると思うんですね。そうすると結局、「値段が安いところでいいかな」になってしまいます。
そういった大勢の中から抜きん出るために大切なことは、差別化。『HeadSpa&Private mirai』はリラクゼーションサロンのほかにも脱毛サロンを併設したりヘッドスパやエイジングケアに取り入れたりして「ビューティーと健康がすべてかなえられる場所」をつくり、ウリをつくっています。
—差別化がもたらした効果があれば、教えてください。
美容室の運営だけしていた頃は、強力縮毛矯正やエクステ、ドレッドなども手掛けていました。しかし、それだとスタッフたちがそれら一つ一つを習得・上達するのに時間がかかってしまって、全部できるようにはならないんです。そして、一人前になるまでお給料も上がらないので、結果、途中で嫌になって辞めてしまいます。
けれど、ヘッドスパ、エイジングケアというようにカット以外のサービスの選択肢を複数設けると、良い意味で一つのジャンルで散漫にならず、一人前になるハードルも下がり、お客さまの前にも早く立てるようになります。スタッフも各ジャンルや癒やしが好きな子・やりたい子が集まってきますし、とても良い効果が生まれていますね。
多様なキャリアを兼ね備えたビューティーアドバイザーの存在
—『HeadSpa&Private mirai』には各ジャンル、専任の方がいるのですか?
基本的にはそうですが、例えば美容室でスタイリストをやっていた子が「リラクゼーションもやってみたい」のであれば、機会を与えるようにしています。このように「ビューティーと健康」を広い範囲で捉え、キャリアの行き来ができる体制をとっているからか、最近は美容師として面接に来ても「ボディケアにも興味があるので、そっちも覚えていきたいです」と言ってくる子は多いですね。
美容師だから髪しか切れない、ネイリストだからネイルしかできない。それはもう古いと思います。美容師としてカリスマになれなくても、リラクゼーションやほかの美容に関わる仕事をクロスさせることで結果を出せばいいと思うんです。
髪の毛のことも、頭皮のことも、体のことも知っているから、「あの人に聞けば間違いない」と思われる——。そんな「ビューティーアドバイザー」になることが、これからの時代に求められると思いますし、やりがいも感じられるのではないでしょうか?
たくさんのお客さまと長年関わらせていただいていますが、ビューティー・健康業界は本当にいい仕事だとあらためて実感しています。せっかくこの業界に足を踏み入れたのであれば、その素晴らしさをとことん知ってほしいと思いますね。私の仕事は、知ってもらうための環境を整えていくことだと考えています。
「美しく健康であることが人を幸せにする」という思いのもと、日々、さまざまなチャレンジを続けている、山田代表。後編では地元・国分寺との関わり合いやお客さまとの感動的なエピソードについて、お話しいただきます。
誰かの人生に寄り添い、お互いが幸せに。『HeadSpa&Private mirai』での仕事を通じて得られるやりがい(後編)>>
Salon Data
HeadSpa&Private mirai
住所:東京都国分寺市南町2-18-6-1F
電話番号:042-328-8531
URL:https://hair-mirai.com/
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