ご利用者の方との間に流れる重たい空気を晴らすには? 介護福祉士の日常あるある#4【漫画編】
訪問介護で、利用者の方との会話が少なく、重たい空気になり不安になった経験があると話すベテラン元介護福祉士・國廣幸亜さん。打ち解けていただこうと、部屋にあるアイテムを話題に話しかけ続けることで、以前よりも心を開いていただけるようになったとのことです。今回は、そんなエピソードを描いていただきました。
『利用者の方と仲良くなるためには?』
登場人物紹介
國廣幸亜
デイサービスで働き始めた新人ホームヘルパー2級(当時)。
Eさん
物静かな利用者さん。
・ケース
利用者の方のさまざまな個人情報がまとめられている書類。
ご自宅で利用者の方との間に重い空気が流れ、不安になったと話す國廣さん。利用者の方と仲良くなろうと「ケース」を読み込み、室内のものから趣味などを話題にできないかといろいろと模索していました。その努力が報われたのか、部屋に飾ってあったタレントのポスターをきっかけに、たくさんご自身のことを話していただくようになったとのことです。
また、ご家族との信頼関係づくりも大切にしていたところ、國廣さんが頼りになるというお話が娘さんからご本人にも伝わり、さらに心を開いていただくようになりました。その結果、以前よりも身体介助では体をあずけていただくようになったんですね。次回は、國廣さんの利用者の方と仲良くなったエピソードと、仲良くなる秘訣をご紹介します。
取材・原文/井上桂佑(レ・キャトル)
イラスト・漫画/國廣幸亜
教えてくれたのはこの人!
國廣幸亜さん
訪問介護や介護老人保健施設、デイサービスなど多くの介護現場を渡り歩いたベテランの介護福祉士として活躍し、現在は自身の豊富な介護経験を題材にした漫画などを手がける人気の漫画家として活躍中。
所有資格:介護福祉士