ホームヘルパーを希望するきっかけとなった体験談
病院、デイサービスセンター、介護施設とさまざまな介護の現場がある中で、ホームヘルパーを希望する人が多く存在しています。たくさんある介護職のなかでも、なぜホームヘルパーに就こうと思ったのでしょうか。またどういうでき事がきっかけでホームヘルパーを目指すようになったのか、ここでは体験談をまとめて紹介していきます。
(体験談①)利用者さんの心に直に触れ合えることが魅力
病院やデイサービスセンターなどといった医療施設や介護施設で働く際、組織としての動きを要求されていて、ひとりの患者さんにかける時間が決められていることが多いものです。
もともとは勤務先に強い希望はありませんでしたが、職場訪問を重ねていくうちに施設で働くのは何かが違う、と感じるようになりました。介護職という人と人との関り合いが大切な仕事に就いた以上、自分と利用者さんが納得行くところまでお世話をしたいという気持ちが日増しに強くなり、ホームヘルパーを志望するようになりました。
ホームヘルパーは利用者さんのご自宅にひとりで訪問して、ひとりでお世話をすることがほとんどであることから的確な措置や判断が必要となり、その責任は重大です。
しかしその責任の強さがあるからこそ仕事のやりがいを強く感じることができます。患者さんに親身に寄り添うことで、お世話や意思の疎通もスムーズにいくようになり、仕事の効率が高まっていきますよ。
(体験談②)身内の介護もできるようになることが魅力
私の両親は高齢で、すでに介護を必要とする年齢に差し掛かっています。もし介護をすることになったとき、私が家で両親の生活のお手伝いすることができるようにと思い、あらかじめホームヘルパーの資格を取得しました。
あくまで自分の両親のために勉強を始めたものですが、継続していく中で介護の奥深さや大切さを深く知るようになり興味を強く持ったことが、ホームヘルパーを目指すきっかけとなりました。
ホームヘルパーの資格自体はさほど難しいものではないため、誰でもすぐにチャレンジすることができるでしょう。ホームヘルパーは一日の訪問件数を調整することもできるため、家庭を持ちながらでも続けやすいことが魅力のひとつです。高齢化社会が進む日本にあって、介護職への需要は年々高まっています。
身近な人のお手伝いをすることができるようになるホームヘルパーの資格は持っていても決して損はありません。家にあるものを使って介護をする方法にも詳しくなれました。
(体験談③)いろいろな人にあって気分転換ができる
いつもずっと同じ場所で同じ仕事をしていると、いくら好きな仕事だったとしてもマンネリを感じることがありますよね。しかし手を抜いてしまうと思わぬハプニングに見舞われてしまうのが介護というお仕事です。
自分がほどよい緊張感を保つためには、さまざまな御宅を訪問して介護するホームヘルパーが良いのではないかと思い始めるようになり、ホームヘルパーの資格を取得しました。
介護を受ける利用者さんの事情や性格は人によって千差万別で、お家の状態も一軒一軒大きく異なります。この利用者さんに合う介護計画はどんなものか、この御宅でできるお手伝いはどんなことかを考え、喜んでもらえたときは非常にうれしいものです。
利用者さんだけではなくそのご家族にもお会いしたときには、お手伝いのコツを教えることもあります。けっしてマンツーマンというわけではなく、みんなで支えあっていくという感覚を抱くことができるホームヘルパーは人が好きという人にはぴったりです。
利用者だけではなく、その家族にも接することができて、頼られることも多いホームヘルパーは、人と関わることが好きという人に向いているようですね。日常の些細なでき事がきっかけでホームヘルパーを目指すようになったという人も多いようです。また、勤務時間に融通が利いたり、調整したりしやすいところをメリットと捉える人もいます。悩んでいる人は、ホームヘルパーの資格を取得することから考えてみてはいかがでしょうか。