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介護・看護・リハビリ 2020-04-24

どんなことがある? ホームヘルパーになるためにすべきこと

高齢者や障害者の生活を支えるやりがいのある仕事、ホームヘルパー。将来はホームヘルパーの仕事に就きたいと考える人へ、ホームヘルパーになるにはどうすればいいのか、基本的なことをわかりやすくまとめました。ホームヘルパーにも取得が奨励されている介護職員初任者研修についてもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

ホームヘルパーになるには資格が必要?

ホームヘルパーは、在宅看護の場合の身体看護を除いては、働くうえで資格が必要とされてはいません。実際に、資格をもたずに訪問介護事業所(ヘルパーステーションとも呼ぶ)などの現場で働いているという人も数多くいます。けれど、資格があれば、介護に必要となる基本的な知識や技術を習得していることが証明できるというメリットもあります。中でもおすすめしたいのが「介護職員初任者研修」です。

介護は簡単な仕事ではなく、ある程度の知識や技術が必要となります。働き、経験を積みながら得ることももちろん可能ですが、先に取得しておくべきだという意見もあることは確かです。働く本人としても、何もわからずに介護の現場に足を踏み入れるよりも、資格を得て自信をつけてから働き始める方が不安が少なくて済み、仕事内容のミスマッチも防ぐことができます。

次の項目からは、先ほどご紹介した「介護職員初任者研修」の受講資格やその内容、受講方法などについてご紹介していきたいと思います。

介護職員初任者研修の受講資格や、その研修内容とは

介護職員初任者研修とは、今までの資格でいう「ホームヘルパー2級」にあたる新しくできた資格です。基本的には16歳以上の人であれば、誰でも受講することができます。そして、それぞれの都道府県に指定された養成機関において、介護職員初任者研修の講座を受講することで資格を取得することができます。

養成機関とは、通学制の学校の他にも通信講座も対象とされており、16歳から60代の方まで、幅広い年齢の方が受講しています。介護職員初任者研修の受講期間は、公的機関なのか民間なのかによっても違いがありますが、おおよそ3~6か月で受講することができ、受講費用は7~10万円ほどとなっています。また、介護施設によっては、スタッフとして働いている場合は無料で研修を受けさせてもらえるケースもあるようです。

介護職員初任者研修の講座内容は、講義と演習形式の2つがあり、合計で130時間のカリキュラムが組まれています。必要に応じ、関連施設の見学といった実習が組み込まれるケースもあります。カリキュラムを終了後、筆記試験が行われ、この試験に合格することができれば、介護職員初任者研修が取得できます。

介護職員初任者研修はどこで受講できる?

介護職員初任者研修は、公的機関であるハローワークや、民間の学校において受講ができます。受講費用を抑えたい場合は、公的機関での受講をおすすめしますが、受講できる人数が限られるため抽選になることもあるほか、日程があらかじめ指定されていますので、注意が必要です。

一方、民間であれば、公的機関よりも費用は高くなってしまうものの、自分で入校する時期を選ぶことができるうえ、資格を取得した後に介護施設などへの就職のあっせんを受けることができるというメリットがあります。

介護職員初任者研修は、介護職に携わる人にとっては基本となる資格です。この資格を得たのちに3年以上の実務経験を積めば、サービス提供責任者を目指すことができたり、実務者研修を取得して介護福祉士になることもできます。取得をしておいて損をするようなことはなく、メリットが多い資格ですので、取得を検討することをおすすめします。

ホームヘルパーに必要な資格はないものの、ホームヘルパーを目指すのであれば取得をおすすめしたいという介護職員初任者研修を中心にお話をしました。研修中に得た知識や技術を現場で生かせることはもちろん、ステップアップには欠かせない資格となっています。介護に関わる仕事に就きたいとお考えであれば、ぜひ検討してみてください。

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