ネイリストの面接に必要なマナーとは|よく聞かれる4つの質問と回答例

ネイリストになるためには、まずはネイルサロンに就職しなければなりません。しかし、就職する前に必ず面接を受けておく必要があります。

ネイリストになるための一歩となる大事な面接ですが、この面接に必要とされるマナーには一体どんなものがあるのでしょうか。今回はネイリストの面接において必要なマナー、そしてよく聞かれる質問とその回答例をご紹介します。


ネイリストの面接に必要なマナーとは


ネイリストの面接は、ほかの仕事に就く際の面接となにか違うところがあるのでしょうか。ここでは、ネイリストの面接に必要なマナーについてご紹介します。

1. 事前準備|面接に必要な道具を確認しよう

面接当日に慌てて準備することがないように、事前に面接に必要な道具を揃えておくようにしましょう。

面接に必要となる履歴書や実技試験で使う道具などを漏れなくリストにしておき、そのリストに従って準備しておくのがおすすめです。また、前日の夜には再度確認し、忘れものがないかチェックしておきましょう。

技術力チェックに備えて練習をしておこう

ネイルサロンの面接では、実技試験がおこなわれるのが一般的です。しかしながら、実技試験の内容はネイルサロンによって違うため、一概にこういうものだとはいえません。

よくある試験項目として、そのネイリストのセンスを把握するためにカラーグラデーションやフレンチネイルといったお題を出されることがあります。そのため、面接を受けるネイルサロンのメニューを確認し、ある程度出題される実技試験を予測して準備しておくのもよいでしょう。

2. 服装・身だしなみ|清潔感のあるアイテムを選ぼう

ネイルサロンに限らず面接を受ける際には、服装や身だしなみにも注意する必要です。服装はスーツが望ましいですが、ネイルサロンによっては私服可の場合もあります。ただし、私服の場合でも、カジュアルになり過ぎないよう品のよい服装を心がけましょう。

身だしなみでは、ネイルをきれいに整えておくことはもちろん、髪についてもまとめておくのがおすすめです。

コートは建物に入る前に脱ごう

冬場の面接の場合は、コートなどのアウターを着ることがありますが、その場合は建物に入る前に脱いでおくようにしましょう。コートなどのアウター着たまま建物に入ることは、マナー違反ともとられます。

建物に入った瞬間から面接がはじまっていると意識して、コートなどは建物の外で脱いでおくことが大切です。

ネイルはサロンの雰囲気に合ったものを

ネイルサロンの面接の場合、ネイルをしていくことは問題ありません。ネイルをして面接に行くことでネイルサロンとセンスが合うと判断され、合格につながることがあるからです。

そのため、面接を受けるネイルサロンの雰囲気に合わせたネイルをして面接に臨むとよいでしょう。

3. 言葉遣い・態度|礼儀正しく・ハキハキと答える

実際に面接がはじまったら、次は言葉遣いや態度に注意しましょう。面接が盛り上がってくるとついつい言葉遣いに対する意識が薄くなってしまう場合もありますが、つねに緊張感を持って話すことが大切です。

面接官は面接を受ける人の態度もしっかり見ていますので、礼儀正しく、相手の目を見てハキハキと話すことを心がけましょう。

面接の前に必要なものを準備しておこう

面接がはじまる前には、メモ用紙やペンを出しておくのがおすすめです。これは、相手の話をしっかりと聞きますという意思表示にもなります。

実際に面接がはじまると緊張も相まって、メモを取ることはむずかしいかもしれません。しかし、メモ用紙とペンを準備していつでもメモができる体勢を相手にアピールしておくことは大切なことです。

長く話しすぎないようにしよう

面接で質問に答える場合、熱意がありすぎてついつい話が長くなってしまう場合があります。熱意を見せることは大事なことですが、必要以上に長く自分の話をすることは逆にマイナスポイントとなることもあるので注意が必要です。

また、短すぎることも面接に対する熱意を疑われてしまう可能性もあるので、適度な長さで答えましょう。

面接が終わったら感謝を伝えよう

面接が終わったあとは、面接官に対して自分の面接のために時間を割いてくれたことに対するお礼と感謝の気持ちを言葉でしっかりと伝えましょう。

また、面接会場から出ても気を抜いてしまわないように注意し、建物を出るまではつねに緊張した状態を保つことが大切です。

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面接でよく聞かれる質問と回答例を紹介


ネイルサロンの面接では、一体どのような質問を投げかけられるのでしょうか。ここでは、面接でよく聞かれる質問とその回答例などをご紹介します。

採用担当者はどんなところを見ているの?

よくある質問について触れる前に、採用担当者が応募者のどのようなところを見ているかを知っておくことが大切です。基本的に採用担当者は、面接で応募者の熱意や人柄を見ています。

ネイリストは接客業でもあるため、お客様とのコミュニケーション能力、清潔感などもチェックしなければなりません。

1. 自己紹介|人柄や職務経験を伝えよう

最初は自己紹介をすることになります。そのため、氏名や学歴、職歴などを簡潔に伝えるようにしましょう。

・回答例
「○○と申します。史跡や市場でも有名な石川県の出身です。高校を卒業して、大阪に出てきましたが、そこではじめてネイルサロンできれいにしてもらったことがきっかけで、ネイルに興味を持ちました。そのとき受けた施術がとても素晴らしく、接客で心まで明るくなったことがネイリストを目指すきっかけになりました。」

2. 自己PR|自分の強みをアピールしよう

自己PRでは、ネイリストとして仕事に活かせる特性、そのネイルサロンで働くのに活かせる自分の強みをアピールすることが大切です。

・回答例
「私の長所は、明るくポジティブであることと、相手への気遣いを忘れないことです。つねにトレンドを研究し、新しい情報を得ています。これによりお客様のリクエストを正しく把握して希望通りの施術をおこないながら、明るい接客で気持ちよく帰っていただけると考えています。」

3. 志望動機

ネイルサロンに限らず、どんな仕事でも必ず聞かれるのが志望動機です。つづいては、よく尋ねられる2つの質問をご紹介します。

ネイリストを目指した理由

この質問は、ネイリストになりたいと思った理由をとおして、仕事に対する熱意や姿勢について尋ねています。そのため、自分が持っているエピソードをネイリストになりたいと思った理由と絡めて答えるとよいでしょう。

・回答例
「小さい頃から手先が器用だといわれることが多く、以前友人に頼まれてネイルを塗ってあげたことがあります。そのときに友人は、とてもきれいだと喜んでくれました。それがきっかけとなって、ネイリストという仕事を通じて、人に喜んでもらいたいと思いました。」

このネイルサロンを選んだ理由

応募したこのネイルサロンを選んだ理由、つまりこのネイルサロンでなければならない理由について伝えることが大切です。

・回答例
「こちらのサロンでは、最先端の技術やデザインを扱っているだけでなく、丁寧な施術をおこなっているという評判を聞きました。このような場所なら、技術を高めながらよりよい仕事ができると考え、応募しました。」

4. 逆質問|興味があることをアピール

面接の最後でよく聞かれる逆質問、これは自分の熱意や興味をアピールするために重要です。サロンのサイトなど事前の調査ではわからない、面接担当者だからこそわかる内容を質問することで、そのサロンに興味があることをアピールできます。

ここでは、立場別の逆質問でどのような質問をするといいのかを確認しておきましょう。

新卒の場合|入社後の流れなど

新卒の場合は、「入社前に準備しておくべきことはありますか?」や「入社後の流れはどうなっていますか?」などを聞いておくとよいでしょう。

入社前にどのようなことを準備しておくのがよいかを聞くことは、万全の心構えで入社したいという熱意を表すことになるからです。また、入社後の流れを聞くことは、早く職場に馴染んで戦力として働きたいという熱意を感じさせられます。

転職の場合|1日あたりの施術数など

中途採用として転職の場合、「1日あたり平均して何人くらいの施術をしますか?」や「入社後に期待されていることはありますか?」などの内容を聞いておくのがおすすめです。

1日あたりの平均施術人数を聞いておくことで、実際に自分がそのネイルサロンで働くことを面接官にイメージさせられます。また、入社後に自分に期待されていることを聞くことも有効で、早く職場に馴染みたいという熱意を表すことにつながるでしょう。

ブランクから復帰する場合|研修内容についてなど

最後はネイリストの仕事からしばらく離れているなど、ブランクから復帰する場合です。ここでは、「研修はどのような内容になっていますか?」や「自分と同じようなブランクがあるスタッフに対してどのような制度がありますか?」などを聞いてみましょう。

研修について聞くことで、就職後に学ぶ意欲をアピールすることが可能です。そして、ブランクがあるスタッフへの制度について聞くことで、もう一度ネイリストとして活躍したいと考えていることを面接官にアピールできます。


しっかりと準備して面接に臨もう!


憧れのネイルサロンで働くためには、面接を受けることは避けては通れない道のひとつです。そのため、清潔感のある服装・身だしなみを心がけつつ、自己PRや志望動機といったよく聞かれる質問については確実に答えられる準備をしておくことをおすすめします。

面接当日に慌ててしまうことがないようにしっかりと準備して、希望のネイルサロンの面接に臨みましょう。


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