ネイリストの資格は職業訓練校で取得できる?申し込む手順をわかりやすく解説

就職に必要な知識・技術を学ぶ場所であり、多くの求職者が利用する職業訓練校。利用を検討している方のなかには、ネイリスト志望の方もいるでしょう。

今回はネイリストの資格、そして職業訓練校で取得できるのかどうかを、わかりやすく解説します。また、申し込み手順もご案内しますので、参考にしてみてくださいね。

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ネイリストの資格とは


ネイリストは美容師のような国家資格ではなく、名乗るために必須となる資格もありません。しかし、関連する資格の取得は、ネイリストとしての知識・技術の証明となります。就職で有利になるほか、お客様からの指名ももらいやすくなるでしょう。

代表的なネイリストの資格としては、JNECネイリスト技能検定とJNAジェルネイル技能検定の2種類があります。ここでは、それぞれの資格の特徴を確認しておきましょう。

JNECネイリスト技能検定

ネイリストの正しい技術と知識の向上を目指し、日本ネイリスト試験センターが実施するJNECネイリスト技能検定。25年の長い歴史があり、これまで90万人以上が受験してきました。

資格の種類は、基礎の習得を証明する3級、ネイルサロンで通用する技術・知識を証明する2級、トップレベルのネイリストを証明する1級の3段階。ネイルサロンへの就職を志望するなら、まず2級以上の取得を目指しましょう。

3級は義務教育の修了、2級以上は1段階前の資格保有を受験資格としており、合格には筆記・実技双方の合格が必要です。

JNAジェルネイル技能検定

安心して受けられる堅実なジェルネイルの普及を目指し、日本ネイリスト教会が実施するJNAジェルネイル技能検定。ネイルサロンにおいて主流となりつつある、ジェルネイルに特化した資格です。

資格の種類は、ネイルケアとジェルネイルの基礎習得を証明する初級、サロンワークに必要なレベルを証明する中級、スペシャリストを証明する上級の3段階。ネイルを職業とするためには、一般に中級以上の取得が求められます。

JNECネイリスト技能検定と同じく、初級は義務教育の修了、中級以上は1段階前の資格保有を受験資格としており、合格には筆記・実技双方の合格が必要です。

職業訓練校はどんな場所?


職業訓練校とは、就職のために必要な知識や技術を学べる学校のことです。これから就職を目指す方はもちろん、スキルアップを目指す在職中の方も利用できます。

おもに国または都道府県が運営していますが、最近では委託を受けた民間機関も増えました。ITや介護、デザイン、理美容など幅広い分野をカバーしており、女性向けのコースや資格の取得を目指すコースもあります。

職業訓練校の利用者は、年間約26万人。そのうち7割以上が女性であり、約8割が訓練を経て実際に就職しています。

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ネイリストの資格は職業訓練校で取得できる!


就職に必要な知識・技術を身につける場所であり、ITや介護、デザイン、理美容など幅広い分野を扱う職業訓練校。そのなかにはネイリスト養成コースもあるため、ネイリストに関する資格の取得も目指せます。

職業訓練校は基本的に無料で受講できますが、利用するためには所定の要件を満たさなければなりません。

職業訓練校では基本無料で受講可能

離職者・求職者・障がい者のいずれかに該当する方は、一部のテキスト代を除いて職業訓練校を無料で利用できます。通学にかかる交通費も支給されるため、費用面での心配はほとんど必要ありません。

さらに、雇用保険が適用される方は、受講中に手当を受給できます。また、雇用保険が適用されない方も、一定の条件を満たせば生活費の支給が受けることが可能です。くわしい支給内容を確認したい方は、お近くのハローワークに問い合わせましょう。

受講には要件を満たす必要がある

職業訓練校の受講には、以下のような要件を満たす必要があります。

・ハローワークで求職の申し込みをしていること
・該当施設の面接などに合格すること
・就職のために必要な受講とハローワークが認定すること
・受講に必要な能力があるとハローワークが認定すること

くわしい受講要件については、厚生労働省の情報を参照するか、お近くのハローワークに問い合わせましょう。

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ネイリストになるために職業訓練校で学ぶ内容


職業訓練校のネイリスト養成コースでは、一体どのようなカリキュラムが組まれているのでしょうか。ここでは、職業訓練校で学ぶ内容、受講の時期や修了までにかかる時間を解説します。

プロのネイリストとして活躍できる知識が身につく!

職業訓練校のネイリスト養成コースでは、学科と実技の両面から、以下のような内容を学びます。

・ネイルケア
・ネイルの基礎知識
・ネイルの衛生管理
・顧客応対
・ハンドトリートメント
・フットケア
・ネイルファイリング
・ネイルアート
・アクリルアート
・チップラップ
・ジェルネイル
・イクステンションとリペア
・スカルプチュア
・トレンドデザインのデモンストレーション
・時短テクニック
・職場見学や職場実習
・職業支援

そのため、職業訓練校のネイリスト養成コースを修了すれば、プロのネイリストとして活躍できる技術や知識はもちろん、社会人としてのビジネスマナー全般が身につきます。

期間や時間などについて

職業訓練校の修了までにかかる時間は、だいたい3~6カ月前後。多くは平日の朝~夕方までの時間帯で、集中的に短期間で学んでいきます。

ただし、受講の時期や修了までにかかる時間は、地域や訓練の実施先により異なるのが特徴です。くわしい内容を知りたい方は、お近くの職業訓練校の情報を見るか、ハローワークに問い合わせましょう。

就職先へのサポートも充実!


職業訓練校は必要な知識・技術を学ばせてくれるだけでなく、ハローワークと連携した就職のサポートもおこなっています。

就職先を紹介してもらえるほか、職業訓練校限定の求人があったり、企業側が説明会をしに来校したりすることも少なくありません。そのため、職業訓練を受けていない方よりも、効率的な就職が期待できるでしょう。

職業訓練修了後のネイリストの進路としては、ネイルサロンや美容室のほか、ネイル関連商品の問屋、メーカーなどが考えられます。

職業訓練校に申し込む手順について


ネイリストに必要な知識・技術が身につくだけでなく、資格の取得や就職までサポートしてもらえる職業訓練校。

そんな職業訓練校に申し込むにはどうすればいいのか、受講開始日までの具体的な手順をわかりやすく解説します。

地域のハローワークに行く

まずは地域のハローワークに行き、求職申込をおこないましょう。求職申込といっても、実際に就職活動をはじめるわけではありません。

求職の意思を「申込」という形で示し、職業訓練校を利用する条件を満たします。求職申込を済ませたら、担当者に職業訓練校を利用したいことを伝えてください。

職業訓練の説明会に参加する

職業訓練校を利用したいことを伝えると、担当者の多くは、説明会に参加することを勧めてくるでしょう。

この説明会とはおもに、受講先の講師などが受講希望者に向けて、カリキュラムの説明や質疑応答などをおこなうものです。職業訓練への意欲を示すためにも、できる限り参加しておきましょう。

ネイルの訓練所の見学をおこなう

受講の申し込みや試験の前に、実際に訓練所が見学できる場合があります。必須ではありませんが、試験を有利にするために、できる限り参加しておきましょう。事前に見学に行っておけば、面接などで実際に見た光景を志望理由としてアピールできます。

受講の申し込み用紙をハローワークに提出する

ハローワークが職業訓練の要件を満たしたと認定すると、受講申込書がもらえます。必要事項を記入したうえで、受講先に直接提出しましょう。提出方法は、手渡しでも郵送でも構いません。

受講中になんらかの給付金を受給する方は、この段階でハローワークの担当者への確認が必要です。

面接や筆記試験を受ける

職業訓練を受講するためには、所定の試験や面接などに合格することが必須です。試験・面接の内容は施設ごとに異なるので、説明会や見学などであらかじめ確認しておきましょう。ネイリスト養成コースの場合は、面接のみを設定しているところが多いようです。

合否を確認する

職業訓練校の合否は、郵送される通知書などで確認できます。合格後はその通知書を持ってハローワークに行き、「就職支援計画書」を発行してもらいましょう。

また、実際に受講する前には、職業訓練や給付金などに関する説明会が開催される場合があります。担当者の指示に従い、必要なものに出席してください。

訓練開始日に「職業支援計画書」の写しを持参する

訓練開始日には、ハローワークで発行してもらった「職業支援計画書」の写しを、受講先に持っていきましょう。

職業支援計画書は受講者がすべきこと、就職活動の記録などを記載する書類であり、持っていかなければ職業訓練は受けられません。

職業訓練校でネイリストの資格の勉強ができる!


今回は職業訓練校でネイリストの資格や知識、技術が習得できること、そしてその具体的な申し込み手順について解説しました。

職業訓練校は求職者支援訓練として無料で受講できるうえ、ハローワークと連携して就職のサポートもおこなってくれます。ネイリストを志望する方は、ぜひ職業訓練校をうまく利用して、プロとしての活躍を目指してみましょう。

引用元サイト
日本ネイリスト検定試験センター 技能検定試験 概要
日本ネイリスト協会 JNAジェルネイル技能検定試験
厚生労働省 ハロートレーニング
厚生労働省 求職者支援制度に関するよくあるご質問

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