【2025年最新】美容系資格おすすめ15選|国家資格から民間資格まで費用や取得方法を解説

美容系の職種は多岐にわたり、働くうえで必須、あるいはキャリアの可能性を広げる資格もさまざまです。具体的にどのような資格があり、どうすれば取得できるのでしょうか。

本記事では、「そもそも資格は必要なのか?」という疑問から、具体的な資格の種類、取得のメリットまでを分かりやすく解説します。あなたのキャリアプランに最適な資格を見つける手助けとなれば幸いです。

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そもそも美容系の仕事に資格は必要?

「美容の仕事に興味があるけど、まず何をすればいい?」「資格がないと働けないの?」と感じている方も多いでしょう。結論から言うと、美容系の仕事は「資格が絶対に必要ないと就けない仕事」と「資格がなくても就ける仕事」に分かれます。

1. 資格が「必須」の仕事(国家資格)

お客様の髪や肌に刃物や特定の薬剤を使って施術を行う仕事は、法律で定められた国家資格がなければ就くことができません。

・代表的な職種: 美容師、理容師
・該当する資格: 美容師免許、理容師免許

これらの仕事を目指す場合は、まず国が指定する養成機関(専門学校など)で学び、国家試験に合格することが第一歩となります。

2. 資格があると「有利」な仕事(民間資格)

ネイリストやエステティシャン、メイクアップアーティストなどの多くは、資格がなくても働くこと自体は可能です。しかし、お客様の大切な身体に触れる仕事であるため、専門知識と技術の証明となる民間資格を持っていることが、お客様からの信頼や就職・転職の際の強力なアピールに繋がります。

特に、まつげエクステやまつげパーマを行うアイリストは、美容師免許が必須なうえで、さらに民間の専門資格を持つことで技術力を証明できます。

結論:キャリアアップを目指すなら資格取得がおすすめ!

資格が必須でない職種でも、資格取得を目指して学習することで、正しい知識が体系的に身につき、自身の技術に自信が持てるようになります。結果として、お客様へのサービスの質が向上し、より良い条件での就職や将来の独立・開業など、キャリアの選択肢が大きく広がります。

資格がないと施術できない美容の仕事

法律により、資格を保有していないと施術ができない仕事があります。ここでは、その代表的な国家資格を紹介します。

美容師免許|美容師・アイリストなど

美容師免許を必須とする職業は美容師だけではありません。アイリスト・アイブロウリスト・ヘアメイクアップアーティストも美容師免許が必須です。

美容師免許は国家資格のため、都道府県知事が指定する養成機関で、昼間課程・夜間課程なら2年以上、通信課程なら3年以上の学習が必要です。 国家試験の合格率は例年変動しますが、直近の第51回試験では88.1%(受験者数19,776人中17,427人が合格)でした。きちんと対策をすれば合格は十分に可能です。

取得が容易ではない分、歓迎される職種も多く、キャリアの幅が大きく広がります。

引用元
厚生労働省|理容師・美容師免許の取得まで
理容師美容師試験研修センター|過去の試験実施状況

関連記事
美容師の資格と取得方法を紹介|キャリアアップに役立つ資格5選

理容師免許|理容師

理容師免許も国家資格のひとつです。美容師免許と同様に、都道府県知事が指定する養成機関で、2〜3年以上かけて知識と技術を習得し、国家試験で合格しなければ免許を取得できません。

美容師同様、受験資格を得たのち、国家試験を受けて合格する必要があります。最新の第51回試験では、合格率82.3%(受験者数1,399人中1,152人が合格)という結果でした。美容師と同じく、勉強や対策をきちんと行っていれば合格しやすいでしょう。

理容師と美容師の違いはさまざまありますが、そのなかのひとつが「顔そりの可否」です。
理容師は顔そりを行うことができますが、美容師はメイクの一部として眉毛を整えるなどの顔そりしか認められていません。

理容師は顔そりが可能なため、理容室だけでなく、シェービングサロンやブライダルエステなどでもその強みを活かせます。

引用元
厚生労働省|理容師・美容師免許の取得まで
厚生労働省|理容師・美容師制度の概要等について
理容師美容師試験研修センター|過去の試験実施状況

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必須ではないが差がつく!
キャリア、就職、転職に繋がる民間資格

必須ではないものの、保有していることでスキルの証明になり、就職や転職、指名獲得に有利に働く資格です。サロンによっては応募条件になっていることもあります。

ここでは、美容関連の職場で実務に役立つ資格を紹介します。

JNECネイリスト技能検定|ネイリスト

ネイリストとして働くうえで、自身の技術レベルを客観的に証明できる最も代表的な資格です。3級から1級まであり、段階的にステップアップしていきます。

2025年冬期試験の合格率は3級90.0%、(4,444人中3,998人)2級合格率が55.3%(2,857人中1,580人)でした(1級試験は春期のみ)。

2級から難易度が上がり、1級はトップレベルのネイリストの証となります。

引用元
日本ネイリスト検定試験センター|JNECネイリスト技能検定
日本ネイリスト検定試験センター|ネイリスト技能検定試験とは
日本ネイリスト検定試験センター|合否結果

JNAジェルネイル技能検定|ネイリスト

JNA(日本ネイリスト協会)主催のジェルネイル技能検定試験は、基礎的な知識と技術の初級から、ジェルネイルのスペシャリストとしての総合的な知識と技術が求められる上級まで、3段階あります。

ネイルサロンの施術メニューは60%がジェルネイルであるといわれ、需要が高い技術です。

初級はジェルネイルを施術する基本的な知識と技術が問われ、中級はネイルケアとジェルネイルの施術とサロンワークの知識・技術が問われる試験で、どちらも実技と筆記試験があります。

上級では筆記試験はなく、10分間の事前審査と85分間の実技試験のみ。初級〜上級までいずれもトレーニングハンドを使って、課題のジェルネイルを仕上げます。

初級は筆記・実技ともに80点以上、中級は筆記80点以上および実技70点以上、上級は70点以上で合格です。こまかい合格基準や減点・失格対象事項などは、試験要項で必ずチェックしておきましょう。

全国で10万人以上が取得したとされるこの試験は、ネイリストとして活躍するなら持っておきたい資格でしょう。

引用元
NPO法人日本ネイリスト協会
NPO法人日本ネイリスト協会|JNAジェルネイル技能検定試験
NPO法人日本ネイリスト協会|第32回JNAジェルネイル技能検定試験

AJESTHE認定エステティシャン|エステティシャン

エステティシャンは、痩身や脱毛といった聞きなじみのある施術から、美肌に有効な施術まで、美容に関する施術全般を行います。エステティシャンになるために必須の資格はありませんが、お客様の肌に直接触れるため、正しい知識と技術の証明は大きな信頼につながります。

エステティシャンにまつわる資格のなかでも有名な資格のひとつが「AJESTHE認定エステティシャン」。

「エステティシャンセンター試験」に合格していることと、協会認定校での300時間以上コースまたは1000時間以上コースの修了(もしくは実務経験1年以上)の両方を満たした、AJESTHE(日本エステティック協会)の正会員のみに与えられる資格です。センター試験はマークシート方式で、100点中70点以上取れば合格できます。

お客様が美しくなるためのお手伝いをしたい人や、リラクゼーションを含めたおもてなしを提供したい人におすすめです。

引用元
日本エステティック協会|AJESTHE認定エステティシャン
独立行政法人労働政策研究・研修機構|第9章 日本エステティック協会
一般財団法人日本エステティック試験センター|試験制度

日本まつ毛エクステンション認定機構 技能検定試験(JECA)|アイリスト

アイリストは美容師免許が必須ですが、さらにまつげエクステの専門技術を証明するのがこの資格です。 安全な施術を行うための知識と技術が問われます。

「日本まつ毛エクステンション認定機構 技能検定試験(JECA)」は以下の5段階で構成されています。

・安全技術師
・まつ毛エクステンション3級
・まつ毛エクステンションジュニア2級
・まつ毛エクステンション2級
・まつ毛エクステンション1級
・認定講師

安全技術師と「まつ毛エクステンション」1~3級(ジュニア2級を含む)は、筆記試験と実技試験の両方に合格しなければなりません。筆記は100点満点中80点以上、実技は80%以上が合格ラインです。

美容養成校に在学中の人でも、「まつ毛エクステンション2級」までは受験できますが、検定に合格した場合でも、認定証の発行は美容師免許を取得してからとなります。また、認定講師資格は、まつ毛エクステンション1級保持者のみが対象です。

引用元
日本まつ毛エクステンション認定機構|技能検定試験(JECA)
日本まつ毛エクステンション認定機構|技能検定試験要項

日本メイクアップ連盟 アイブロウトリートメント検定|アイブロウリスト

眉毛を整えるアイブロウリストを目指すなら、取っておいて損はありません。

1〜3級のレベルに分かれ、それぞれ所定の講習を受けたのち、筆記試験と実技試験を受けて合格すれば取得できます。合格基準点は筆記と実技ともに80点以上です。

また、未来のアイブロウリストの育成に携わりたい人には、「マニエスト」と呼ばれる講師の資格もあります。美容師もしくは理容師免許や所定の経験が必要ですが、取得すればキャリアアップにつながるでしょう。

引用元
日本メイクアップ連盟(MSOJ)
日本メイクアップ連盟|アイブロウトリートメント検定
日本メイクアップ連盟|試験内容|アイブロウトリートメント検定
日本メイクアップ連盟|講師資格(マニエスト)について|アイブロウトリートメント検定

日本メイクアップ技術検定|メイクアップアーティスト

メイクアップアーティストを目指す方や美容部員の方のキャリアアップにおすすめなのが、JMA(日本メイクアップ技術検定協会)が主催する日本メイクアップ技術検定です。

JMAのテキストは、美容専門学校やメイクスクールで広く使用されており、美容業界での信頼が厚いことがわかります。この検定試験は、JMAが定める正しいメイク基準を基本としており、1〜3級の3段階で、1級が最上位資格です。

飛び級はできませんが、3級と2級は同時受験が可能。1級は2級合格が条件で、モデルの悩みや要望に沿ったメイクを仕上げなければならないため、プロとしての技術力が問われます。

試験はいずれも80点以上で合格で、合格すると合格認定証をもらえます。なお、2025年4月から2級と3級の試験内容が改定されました。過去の内容で受験対策を行わないよう注意してください。

また、コスメブランドとしても有名なシュウ ウエムラのメイクアップ技術検定は、JMAとの協働で開催されているもので、合格者はJMAのメイクアップ技術検定2級・3級合格者と同じ扱いになり、日本メイクアップ技術検定の1級受験の資格を得ることが可能です。

引用元
一般社団法人JMA|日本メイクアップ技術検定試験
一般社団法人 JMA|試験規則
一般社団法人 JMA|日本メイクアップ技術検定試験3級 及び 日本メイクアップ技術検定試験2級の改定について
一般社団法人 JMA|シュウ ウエムラ メイクアップ技術検定試験

リラクゼーションセラピスト|セラピスト

セラピストとは、心身をさまざまな技術を用いて癒やす職種のことです。美容系やリラクゼーション系など4つの種類に分かれていて、美容系やリラクゼーション系のセラピストは、体の痛みや美容の悩みについてヒアリングし、適切な施術をして解決へと導く職種です。

リラクゼーションセラピストは、リラックス効果の高いマッサージによって、心身の休養を促すことを定義とした資格です。資格取得のための学習を通して、リラクゼーション効果の高いマッサージとはなにかを学べるほか、接遇スキルも学べます。

1級と2級があり、全国に約300カ所あるテストセンターからコンピューターで受験できるCBT方式で受験可能。4択から選ぶ選択式試験で、80点以上で合格です。

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セラピストとは?種類や仕事内容・関連する資格とあわせて向いている人の特徴を紹介

引用元
日本リラクゼーション業協会|リラクゼーションセラピスト

トレンド・専門特化資格

今のスキルにプラスアルファの価値を加えたり、お客様への提案の幅を広げたりするのに役立つ資格です。特定の分野への興味や専門性を深めたい方におすすめです。

日本化粧品検定|美容部員・メイクアップアーティスト

文部科学省後援の日本化粧品検定は、化粧品メーカーやコスメショップへの就職を有利にしたり、美容部員やメイクアップアーティストとしての知識を底上げしたりするのに役立つ資格です。

化粧品の成分や効果効能、正しいメイク方法などをしっかり学ぶことで、就職やキャリアアップだけでなく、フリーランスとしての活動や副業などにも活かすことができます。

美容業界での知名度は約90%といわれるほど高く、自身の肩書きに箔をつけたり履歴書でアピールしたりできるのも魅力です。

試験は1〜3級と特級があり、3級はインターネット受験なので、いつでも無料で何度でも受験することができます。2級と3級の間に新設された準2級は2025年春からスタート予定で、3級よりやや難易度は上がりますが、誰でもオンラインで受験可能です。

2級は化粧品の成分やメイクだけでなく、生活習慣や美容やマッサージ、1級はさらにボディ・ヘア・ネイル・オーラルケアなど幅広い美容の知識が必要です。特級は、「化粧品の専門家」であるコスメコンシェルジュの称号を手にすることができます。

なお、合格率は、1級は68.6%、2級は74.7%(過去5回の合格率の平均値)です。

引用元
一般社団法人日本化粧品検定協会|日本化粧品検定
一般社団法人日本化粧品検定協会|日本化粧品検定とは
一般社団法人日本化粧品検定協会|受験案内・実施要項
一般社団法人日本化粧品検定協会|日本化粧品検定 準2級
一般社団法人日本化粧品検定協会|日本化粧品検定 3級
一般社団法人日本化粧品検定協会|合格率はどのくらいですか?

スキンケアアドバイザー|エステティシャン・美容部員など

スキンケアアドバイザー資格は、医師監修のテキストを使って学習し、通信講座で取得できます。この資格を認定する日本スキンケア協会は皮膚科医や化粧品研究者、エステティシャンなどで構成されており、その内容の信頼性が高いうえに最短1カ月で取得できるのも魅力です。

イラストや図を駆使したテキストはわかりやすく、初心者でも理解しやすい作りとなっており、認定講師による講義を動画で試聴可能。動画はスマホやパソコンからいつでも見ることができるので、仕事を続けながら資格取得を目指したい方にもおすすめです。

講座を受講し、課題レポートを提出して合格すれば、ディプロマ(認定証)を取得できます。忙しい方は、最長24カ月まで無料で期間の延長が可能です。

引用元
一般社団法人日本スキンケア協会|スキンケアアドバイザー

色彩検定|美容師・ネイリストなど

色彩検定は、文部科学省が後援する「色」の知識と技能を証明する公的資格です。

色の組み合わせには明確な理論があり、これを学ぶことでヘアカラーやネイル、メイクの提案に論理的な裏付けができます。ファッションやデザインなど美容以外の業界でも活かせるため、キャリアの幅が広がる人気の資格です。

試験は3級(基礎知識)、2級(応用)、1級(プロレベル)に分かれており、段階的に学べます。このほか、多様な色覚に配慮した知識を問うUC(ユニバーサルデザイン)級も設定されています。

試験はマークシート方式(一部記述式)で、合格率はUC級78.7%、3級74.7%、2級69.1%、1級(一部実技あり)は41.8%と、1級はやや難関の様子。しかし、いずれも公式テキストの内容をきちんと理解すれば合格可能です。

引用元
公益社団法人 色彩検定協会|色彩検定 受検案内
公益社団法人 色彩検定協会|色彩検定とは 〜色彩って面白い〜FEATURE

注目の専門資格(温活・韓国美容・フェムテックなど)

近年、お客様のニーズが多様化する中で、新しい分野の知識を持つことも差別化につながります。

・温活ヘルスマイスター

今や美容と健康の常識となった「温活」。その専門知識を証明するのが温活ヘルスマイスターです。

お客様の根深い悩みである「冷え」に対し、食事や運動、生活習慣といった内側からのアプローチで具体的なアドバイスが可能になります。いつもの施術に+αの提案を加えることで、お客様の満足度をさらに高め、信頼される専門家を目指せます。

学習から受験まで在宅で完結できる手軽さも人気の理由です。

引用元
日本生活環境支援協会

・公認フェムテックマイスター®︎

デリケートで相談しにくい、けれど誰もが経験する女性特有の健康の悩み。公認フェムテックマイスター®︎は、PMSや更年期といったライフステージごとの心と体の変化に関する正しい知識を学び、お客様に寄り添うための資格です。

表面的な美しさだけでなく、お客様の人生全体をサポートする深い提案は、唯一無二の信頼関係を築きます。美容のプロとして、お客様が安心して長く通えるサロン作りに欠かせない知識となるでしょう。

引用元
日本フェムテックマイスター®協会
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フェムケア矯正の導入でメインメニューとの相乗効果がアップ Siran 麻生恵里さん♯2

・皮膚管理士™︎(ディプロマ版)

美容トレンドを牽引する「韓国美容」。その最先端かつ専門的なスキンケア知識を証明するのが皮膚管理士™︎です。

これは、本場韓国の国家資格レベルに準拠した高度な皮膚科学や技術を日本で学べる希少なディプロマです。美容医療にも通じる深い知識に基づいた施術は、結果を求める本物志向のお客様を満足させ、他店との圧倒的な差別化を実現します。より専門的な美肌のプロフェッショナルを目指す方に最適です。

引用元
一般社団法人日韓皮膚管理士協会

資格別データ一覧(費用・期間)

各資格の概要をリストでまとめました。ご自身の目標と照らし合わせてみてください。

国家資格

①美容師免許

・費用目安: 約70万~300万円
・期間目安: 2~3年
・主な活躍の場: 美容室、ヘアメイク、アイラッシュサロン

②理容師免許

・費用目安: 約70万~250万円
・期間目安: 2~3年
・主な活躍の場: 理容室、シェービングサロン

民間資格

①JNECネイリスト技能検定

・費用目安: 受験料:3級6,800 円、2級9,800 円、1級12,500 円(受験料)
・期間目安: 3ヶ月~1年以上
・主な活躍の場: ネイルサロン、美容室

②JNAジェルネイル技能検定

・費用目安: 級9,900 円、中級13,200 円、上級16,500 円(受験料)
・期間目安: 3ヶ月~1年
・主な活躍の場: ネイルサロン、美容室

③AJESTHE認定エステティシャン

・費用目安:3.3 万円~(受験料)+別途スクール費用
・期間目安: 1年以上
・主な活躍の場: エステサロン、リラクゼーションサロン

④JECA技能検定試験(まつ毛エクステ)

・費用/期間: 要問合せ
・期間目安: 1年以上
・主な活躍の場: アイラッシュサロン
※認定証の発行は美容師免許を取得してからとなります

⑤アイブロウトリートメント検定

・費用目安: 4,000円~(受験料)+別途講習費
・期間目安: 1日~
・主な活躍の場: アイブロウサロン、美容室

⑥日本メイクアップ技術検定

・費用目安: 3・2級11,220 円、1級17,160 円(受験料)
・期間目安:3ヶ月~1年
・主な活躍の場: 化粧品カウンター、ヘアメイク

⑦日本化粧品検定

・費用目安: 3級無料/準2級4,950 円/2級8,800 円/1級13,200 円
・期間目安:1ヶ月~
・主な活躍の場: 美容部員、化粧品開発、美容ライター

⑧スキンケアアドバイザー

・費用目安: 約3.8万~5.5万円(講座料金)
・期間目安:1ヶ月~
・主な活躍の場: エステサロン、化粧品販売

⑨色彩検定

・費用目安: 3級7,000 円、2級10,000 円、1級15,000 円
・期間目安:2ヶ月~
・主な活躍の場: アパレル、美容師、ネイリスト、デザイナー

⑩リラクゼーションセラピスト

・費用目安: ~1.5万円(受験料)
・期間目安:1ヶ月~
・主な活躍の場: リラクゼーションサロン

美容系資格・検定は役に立つ! 取得する3つのメリット

美容系の資格を取得すると、どんなメリットがあるのでしょうか。

1.仕事の幅が広がりやすい

美容系の資格・検定を取得すると、自分の就きたい職種に就職しやすくなります。たとえば美容師は、国家資格がなければ就くことができない職種です。美容について深く学び、多くの技術を習得する必要があり、取得までに最低でも2~3年の期間を要します。

国家資格のためハードルは高いですが、難しい勉強に取り組み、その上で得た専門知識だからこそ、サロンのスタイリストとしてはもちろん、アイリストやアイブロウリストなど、幅広い職種に就職できるといったメリットがあります。

2.就職・転職が有利になりやすい

資格は、あなたの知識と技術レベルを客観的に証明するものです。特に未経験からの転職や、より良い条件のサロンを目指す際には、資格の有無が採用の決め手になることも少なくありません。 履歴書でアピールできるだけでなく、面接での自信にも繋がります。

さらに、アイリストのように美容師免許の保有が受検条件となる資格もあるので、受検しやすくなるほか、美容師以外の職種への転職もチャレンジしやすくなります。

3.キャリアアップと収入向上につながりやすい

資格を取得することで、より専門性の高い施術やサービスを提供できるようになり、お客様からの指名が増えたり、役職に就いたりと、キャリアアップが期待できます。

指名料や役職手当がつけば、直接的な収入アップにも繋がります。また、将来的に独立・開業を考える際にも、資格は大きな信頼と強みになります。

美容系の資格を取得する方法

資格取得には主に3つの方法があります。それぞれの特徴を比較し、自分に合った学習スタイルを選びましょう。

1. 専門学校・スクールに通う

プロの講師から直接指導を受けられるため、特に実技が重要な国家資格などの取得に適しています。

メリット: 実践的な技術が身につきやすい、疑問点をすぐに質問できる、就職サポートが手厚い。
デメリット: 費用が高額になりがち、決まった日時に通学する必要がある。
こんな人におすすめ: 美容師・理容師を目指す方、未経験から確実に技術を習得したい方。

2. 通信講座を受講する

自分の好きな時間や場所で学習を進められるため、仕事や家庭と両立しやすいのが魅力です。

メリット: スクールに通うより費用を抑えられる、自分のペースで学習できる。
デメリット: 実技の習得が難しい場合がある、モチベーション維持に工夫が必要。
こんな人におすすめ: 働きながら資格取得を目指す方、スキンケアや化粧品など座学中心の資格を目指す方。

3. 独学で学ぶ

テキストや問題集を自分で用意して学習する方法で、最も費用を抑えられます。

メリット: 費用が教材費のみで済む、学習ペースを自由に決められる。
デメリット: 情報収集や教材選びが大変、質問できる相手がおらず挫折しやすい。
こんな人におすすめ: とにかく費用をかけずに知識を深めたい方、自己管理能力に自信がある方。

教育訓練給付制度の活用

厚生労働省の「教育訓練給付制度」は、働く人のスキルアップやキャリア形成を支援する制度です。対象となる講座を受講し修了すると、費用の⼀部が給付金として支給されます。

美容師国家試験や色彩検定など、多くの美容系資格が対象となっています。利用には一定の条件があるため、ハローワークのサイトなどで確認し、賢く活用しましょう。

引用元
厚生労働省|教育訓練給付制度
厚生労働大臣指定教育訓練講座 検索システム

よくある質問(FAQ)

Q1. 美容系資格の国家資格と民間資格の違いは?
A2. 国家資格は、法律に基づき国が認定する資格で、その資格がないと特定の業務を行えません(例:美容師免許がないとカットやパーマができない)。

民間資格は、民間団体や企業が独自の基準で認定する資格で、特定の技術や知識のレベルを証明するものです。必須ではありませんが、信頼性やスキルのアピールに繋がります。

Q2. 社会人や子育て中でも通信講座で取れますか?
A2. はい、取得できます。スキンケアアドバイザーや日本化粧品検定など、多くの民間資格は通信講座に対応しています。自分のペースで学習できるため、仕事や家庭と両立しながらスキルアップを目指す方に最適です。

Q3. 初心者におすすめの美容資格は?
A3. まずは興味のある分野で、受験資格の制限がなく、合格率も比較的高いものから挑戦するのがおすすめです。「JNECネイリスト技能検定3級」や「日本化粧品検定3級(Web無料受験可)」、「リラクゼーションセラピスト検定2級」などは、美容業界への第一歩として人気があります。

Q4. 資格がなくても働ける美容職はありますか?
A4. はい、あります。ネイリストやエステティシャン、美容部員などは、資格がなくても就職できる場合があります。「未経験者歓迎」の求人も多く、働きながら研修を受け、資格取得を目指すことも可能です。

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美容系資格を取得して就職・キャリアアップに活かそう!

美容系の資格は、あなたのキャリアの可能性を大きく広げるための羅針盤です。国家資格でしか開けない道もあれば、民間資格で専門性を深め、自分だけの価値を高める道もあります。 今回の記事で紹介した資格情報を参考に、あなたの「なりたい姿」に最適な資格を見つけてください。

取得した資格を活かせる職場を探す際には、美容業界に特化した求人サイトが役立ちます。リジョブでは、資格名を指定して求人を検索できるほか、「未経験歓迎」や「資格取得支援あり」といった条件でも探せるため、あなたの次のステップに繋がる職場が見つかりやすいでしょう。 希望の条件をチェックして、あなたの可能性を広げる一歩を踏み出してみましょう。


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