【美容師年収1000万】 年収UPを目指すためにできる7つのこと

美容師として働きながら、とにかく多くの収入を得たいと考えている方も多いことでしょう。美容師の仕事では年収1000万円を達成することも可能ですが、そのためには職業としての美容師の現状を知ることも大切です。

ここでは、美容師が年収1000万円を達成するうえで知っておくべきデータや経費に対する考え方、および具体的な方法をご紹介します。

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美容師で年収1000万を達成するには?

美容師として年収1000万円を達成するには、この職業の現状を知っておかなければなりません。

ここでは美容師の平均的な収入を具体的なデータとともにご紹介すると同時に、年収1000万円を達成するための条件について解説していきます。

美容師の平均年収は約324万円

まずは美容師の平均的な月収と年収を見ていきましょう。厚生労働省がおこなった「2021年賃金構造基本統計調査」によると、美容師の平均月収は26万5,000円で、賞与などを合わせた平均年収は約324万円となっています。

このデータは理容師を含めたものとなっていますが、美容師に限定した場合も同程度の給与水準であると考えて差支えないでしょう。

年収1000万を達成するために必要な収入・売上は?

年収1000万円を達成するためには、具体的な数値で考えることが大切です。続いては、年収1000万円を達成するために必要な収入や売上の条件を、ご紹介していきます。

店舗売上はどれくらい必要なの?

スタッフ数が5~6名程度の美容室の場合、年間で4,500万円程度の売上があるとオーナーの年収は1000万円に到達する計算となります。これを月換算にすると375万円となり、この金額を店舗売上における目標とするとよいでしょう。

ただし、平均的な美容室の月間売上は170~180万円程度となっているため、この水準をクリアすることは容易ではないことも覚えておかなければなりません。

売上を達成できる来店者は何人くらい?

厚生労働省が実施した「2015年度生活衛生関係営業 経営実態調査報告」によると、美容室における一日の平均来店者数は平日が5.5人、休日が7.3人となっています。

月間売上170~180万円程度を目安とした場合、年収1000万円を達成するには平均の2倍を目標とする必要があるため、来店者数は「平日12人、休日15人」を目標として設定するとよいでしょう。

必要な客単価はどれくらい?

店舗売上を増やすためには、客単価に関しても高い目標を設定することが大切です。来店客数の目標を「平日12人、休日15人」とすると、月の来店客数を420人と仮定できます。この場合、月の目標売上375万円を達成するには、客単価が9,000円弱にならなければなりません。

「2015年度生活衛生関係営業 経営実態調査報告」では、美容室における客単価に関して4,000~5,999円をもっとも多い価格帯としているため、この目標を達成するのも容易ではないと認識しておく必要があります。

正社員の場合|個人売上の必要条件は

年収1000万円を目指すには、月収84万円が毎月の目標です。正社員の給与条件として「固定給22万円+指名歩合20%+店販10%」を基準とします。「指名歩合58万円、店販4万円」を目標とした場合、指名歩合の必要条件は「月290万円」、店販の必要条件は「月40万円」です。

美容室において正社員として働きながら年収1000万円を目指すには、これらの金額を毎月の個人売上の目標とする必要があります。

業務委託の場合|個人売上の必要条件は

業務委託で年収1000万円を目指す場合も、基本的な考え方は正社員と同様です。ここでは「フリー歩合40%+指名歩合50%+店販10%」を基準とし、「フリー歩合22万円+指名歩合58万円+店販4万円」を目標とします。

この場合の各々の必要条件はフリー歩合が「55万円」、指名歩合が「116万円」、店販が「40万円」となり、これらを毎月の売上目標とするとよいでしょう。

年収1000万を達成するために押さえておきたい経費のポイント

年収1000万円を達成するには、収入面において明確な目標を設定することが大切です。一方、その目標を達成するには経費についてもよく考えなければなりません。続いては、この経費について押さえておくべきポイントをご紹介します。

人件費|お給料

美容室を運営するうえで、もっとも多くかかる経費のひとつが人件費です。人件費は売上の大部分を占めるため、雇用人数を減らせば大幅な経費削減が可能となります。

しかし、雇用人数を減らしすぎてしまうと売上も減ってしまうため、出費との兼ね合いを考えながらバランスを保つことが大切です。

固定費|家賃・水道光熱費など

美容室を運営するうえでは、固定費の出費についてもよく考えなければなりません。固定費は家賃や水道光熱費などのことで、これらを削減するためには慎重に物件を選ぶことや節電・節水をこまめにおこなうことが重要となります。

変動費|利益はここから生まれる

変動費とは、売上の増減に比例する形で増減する経費のことです。たとえば、シャンプーやリンスは、それを利用するお客様が増えれば費用もかかります。

売上から人件費と固定費を差し引いた月間利益が目標金額を上回っており、なおかつその状態を継続できれば、年収1000万円を達成することはじゅうぶんに可能となります。

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目指せ1000万! 年収UPのためにできる7つのこと

美容師が年収1000万円を目指す際には、具体的な目標を設定すると同時に日々の業務や働き方についてよく考え、必要な行動を起こすことが大切です。続いては、その際に有効な「7つのこと」についてご紹介します。

1. 昇格を目指す|スタイリスト・店長など

美容師がより多くの収入を得るためには、昇格を目指すことが基本です。基本給や指名歩合の取り分などは昇格にともなって増加することから、スタイリストや店長などに昇格することを目標としながら働くとよいでしょう。

また、昇格することによって収入アップを図る場合、相応のスキルや知識を身につけていく必要もあります。

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2. フリーランスなどで働く|最終的に独立も

正社員として働いているものの現状の収入に満足できない場合には、フリーランスを目指すのもよいでしょう。フリーランスは歩合が高く、業務委託として働くことで正社員よりも多くの収入を得られることがあります。

フリーランスとして独立を視野に入れるのもよいですが、その際にはフリーランスならではのリスクをじゅうぶんに理解し、経営に関する知識も身につけておかなければなりません。

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3. より条件のよいサロンに転職する

フリーランスではなく正社員として働き続けたいが、現在の収入では年収1000万円を達成するのがむずかしい場合には、より条件のよいサロンに転職するのも効果的です。

この方法で収入アップを図る場合には、給与だけでなく昇給の有無や歩合給与の取り分のほか、昇格を目指せるかといった点もしっかりと確認しておくことが大切です。

4. スキルを磨く|技術・接客

多くの美容室では、指名数によって給与が多くなる歩合制が採用されています。このことから、より多くの指名を受けるためのスキルアップを図ることも年収1000万円を目指すうえでは不可欠です。

具体的には施術そのもののスキルだけでなく、カウンセリングなどのスキルも磨くとよいでしょう。また、日々の業務ではお客様が満足できるサービスを提供するにはなにをすべきなのかをつねに考えることが大切です。

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5. 集客に力を入れる

美容師として働きながら年収1000万円を達成するには、お店全体の売上を増やすための行動を起こすことも大切です。

お店全体の売上を増やすためにはより多くのお客様に来店してもらうことが不可欠となるため、自身の美容師としてのスキルアップを図るかたわらでSNSなどを使用しながら宣伝活動をおこなうのもよいでしょう。

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6. リピーターを増やす

年収1000万円を達成するためには、毎月の目標を継続して達成し続けなければなりません。そのためにはただ集客に力を入れるのではなく、一度来店したお客様をリピーターにすることも重要となります。

リピーターを増やすためには充実したサービスの提供だけでなく、リピーターだけを対象とした割引などの施策をおこなうのも効果的です。また、リピーターを増やすことは新規顧客の獲得に繋がるという点でも大きな効果が期待できます。

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7. 知識や経験を活かして副業をする

美容室における収入だけでは年収1000万円を達成するのがむずかしい場合には、知識や経験を活かして副業をするという選択肢もあります。

この場合、副業がOKな美容室に勤務していることが条件とはなりますが、美容関連の副業であれば、本業で活かせる経験を積めるかもしれません。また、副業をはじめる場合、業務委託と併用するのも効果的です。

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美容師で年収1000万は可能! できることから始めてみよう

美容師の給与は指名数などに応じた歩合制になっているケースが多く、年収1000万円を達成することもじゅうぶんに可能です。

年収1000万円を目指す場合、まずは固定給や指名歩合の取り分などの条件から毎月の目標を算出し、その目標を達成するにはなにをすればよいのかを考えてみるとよいでしょう。

年収1000万円を達成するための具体的な方法としてはスキルアップや副業、フリーランス(独立)などが選択肢となり、現在の自身の能力に見合った選択をすることも大切です。

引用元サイト
e-stat 政府統計の総合窓口 令和3年賃金構造基本統計調査

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