エステティシャンのやりがいと魅力とは? 向いている人や給料も紹介
美容のプロフェッショナルとして活躍できるエステティシャンは、技術や知識を磨きながら、経験を積むことでキャリアアップの可能性も広がる職業です。
エステティシャンへの転職や就職を検討している人のなかには、実際に働いている人がどのようなことにやりがいを感じているのか気になる人もいることでしょう。
本記事では、エステティシャンのやりがいや大変だと感じることに加え、仕事内容やエステティシャンになるための方法を紹介します。
エステティシャンのやりがいと魅力は?

お客様の悩みや願望をもとに、適切な施術を提案し提供するエステティシャン。
おもてなしの心を持ち、丁寧な施術を心がける必要がある職種ですが、どのようなところに魅力ややりがいを感じるのでしょうか。
ここではエステティシャンの魅力とやりがいを紹介します。
1. お客様が理想に近づくお手伝いができる
一つめは、お客様が理想に近づくお手伝いができることです。エステサロンに訪れるお客様の多くは、もっときれいになりたい人、今以上に美しい自分を手に入れたい人です。
そのため、エステティシャンの仕事を通じて、これらの願望を叶えることができれば、お客様に喜んでもらえる機会が増えます。
自分なりに工夫したり、ベストな施術を提案したりといったいくつかの困難はありますが、お客様の悩みを一緒に解決できたときに得られる大きな達成感とやりがいはエステティシャンならではの魅力でもあります。
2. お客様に感謝してもらえる
二つめは、お客様に感謝してもらえることです。お客様のコンプレックスを解消し、適切な施術によって理想に近い仕上がりができれば、お客様に心から喜んでもらえます。
お客様によっては予想以上の仕上がりに、直接「ありがとう」と言ってもらえることも。
エステティシャンの仕事は、お客様の体に触れることがメインのため、繊細な気遣いが欠かせず、雑な施術や接客によってはクレームが届くことも少なくありません。
お客様に寄り添った施術によって感謝の言葉をいただくエステティシャンの仕事は、大変ながらも大きなやりがいを感じられる職業といえます。
3. 自身の美容にも役立つ
三つめは、自身の美容にも役立つことです。エステティシャンとして学んだ施術のひとつひとつは、自分のセルフケアに活かすこともできます。
さらにサロンに新しいマシンが導入されれば自分の体を使って試すことになるので、仕事を通じて美しさを維持できるのも、エステティシャンならではのやりがいでもあります。
4. 専門的なスキルを身につけられる
四つめは、専門的なスキルを身につけられることです。エステティシャンの仕事は、お客様を美しくするために、肌知識など、常にさまざまな知識や技術を習得しなければなりません。
サロンによっては物販営業を行うこともあるので、営業トークが身につくなど、エステ以外にも役立つスキルを磨くことも可能です。
これらのスキルを身につけておけば、長く働き続けることはもちろん、転職にも有利。将来的に独立を目指す人にとっても有効なスキルなので、活躍できる幅が広がるのもエステティシャンならではの魅力です。
5. がんばった分だけ収入が上がる
五つめは、がんばった分だけ収入が上がることです。エステサロンのなかには、がんばったぶんだけ収入が上がる歩合給を取り入れているサロンもあります。
さらに、商品販売もインセンティブとして給料に加算するサロンもあるので、努力が無駄になることはなくどんなシーンでもきちんと評価されるのも、エステティシャンのやりがいの一部分です。
6. ブランクがあっても復帰しやすい
六つめは、ブランクがあっても復帰しやすいことです。お客様のコンプレックスを解決するための施術は、専門的なスキルと知識が求められます。
一度身につけたスキルや技術が失われることがないので、実力があれば現場から離れても、スムーズに復帰することができます。
子育てや介護などでサロンを離れた場合であっても、ブランクがあるエステティシャン向けに講習を行う団体もあるので、復帰を目指しやすいのも魅力のひとつです。
エステティシャンの大変なところ

どんな仕事に就いても、良い面もあれば苦労する部分も必ず出てきます。ここからは、エステティシャンの大変な面として考えられる部分を見ていきましょう。
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肉体的な負担
エステティシャンの仕事では、肉体的な負担を感じる人が少なくありません。なぜなら、施術は多くの場合前かがみの姿勢になって行うため、肩首や背中、腰などに力が入り負担がかかってしまうためです。慢性的な肩こりや腰痛を感じる人もいるようです。
このような肉体疲労の対策としては、首・肩まわりのストレッチを行ったり、整体などでもみほぐしてもらったりする方法があります。お風呂にゆっくり浸かってセルフマッサージをし、血行を良くするのもおすすめです。
また、手を使って強い力で施術を行うことで、腱鞘炎(けんしょうえん)にもなりやすいといわれます。痛みのあるときには手首やすじなどのストレッチやマッサージを行い、セルフケアで足りない場合には、整骨院などの専門家に診てもらうことも検討しましょう。
せっかくあこがれのエステティシャンになれたのに、無理をして体を壊してしまっては本末転倒。体力仕事でもあるので、休日にはしっかり休養を取って体を休め、オンとオフの切り替えをきっちり行うことも大切です。
精神的なストレス
エステティシャンはお客様のお悩みに寄り添いながら、改善に向けてアプローチしていく仕事です。しかし、お客様にとって満足のいかない施術結果になることも。この場合、クレームに発展することもあります。
エステティシャンとして活動している人のおよそ半数が、お客様からのクレームを受けた経験があるという報告もあります。なかには理不尽なクレームもあることでしょう。
しかし、接客業ではクレームは避けて通れない道ともいえます。お客様の意見に耳を傾けることで学べることもあり、その後の接客態度やサロン運営に生かすこともできるでしょう。
また、お客様だけでなく職場内の人間関係でもトラブルが発生する場合も。
エステサロンは女性スタッフが多いため、女性ならではの内容で、関係がこじれる可能性もあります。スタッフ同士でコミュニケーションをしっかりとり、先輩から注意された点は改善するよう努めるなどしましょう。
このように、エステティシャンは精神的なストレスがかかりやすい環境ともいえるため、休日にストレスを発散する方法を持っておくと良いでしょう。もちろん、悪い人間関係はまったくなく、アットホームでみんなが仲良くしているサロンもあります。
リピート客を得るための努力
エステティシャンの仕事は、リピート客を得たりリピーターが増えたりすることでインセンティブや昇給が見込めます。歩合給のサロンなら、リピーターの増加が給料にわかりやすく反映され、やる気にもつながりやすいでしょう。
しかし、リピート客を増やすためには、美容の勉強をしたり技術を磨いたりお客様とコミュニケーションを図ったりと、日頃から地道な努力の積み重ねが必要です。
また、契約や商品販売のノルマが設定されているサロンもあり、リピートが伸び悩んでいる場合、ノルマの達成にも苦しめられる可能性があります。ただし、ノルマをやりがいと感じる人もいるので、自分に合った環境のサロンで働くことが大切です。
モアリジョブでは、実際にエステティシャンとして活動している方にインタビューを行っています。先輩エステティシャンの生の声を知りたい方は、ぜひ以下の記事もご覧ください。
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エステティシャンの仕事内容とは?

エステティシャンとは、手技や機器などを用いて人の肌や体に美容に関する施術を施す技術者のことです。ただし、日本で広く使われている「エステティックサロン」や「エステティシャン」という言葉は実は和製英語で、英語ではそれぞれ「beauty salon」「beauty treatment technician」などと呼ばれます。
ここからは、エステティシャンのやりがいや魅力を踏まえたうえで、どんな仕事をするのかを見ていきましょう。
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カウンセリング
エステでは、施術を行う前にカウンセリングが必要です。カウンセリングでは、現在お客様が抱えている肌やボディの悩みを詳しく聞くとともに、体質・体調・普段の生活などについても細かくヒアリングを行います。
多くのエステでは、事前にお客様からカウンセリングの予約を取ってもらうので、予約時にフォームに記載してもらったり、来店時にカウンセリングシートに記入してもらったりすることもあります。アレルギーの有無や、過去の病歴なども確認しておきましょう。
お客様との会話のなかで、相づちを打ったり共感したりしながらお客様に安心感を与え、信頼関係を作ることが重要です。
お客様の状況を把握できたら、お客様の状況に最適な施術内容(メニューやプラン)を提案します。どれぐらいの期間や回数がかかる見通しか、費用の目安はいくらぐらいかなど、詳細に説明しましょう。
また、日常生活で気をつけたいことについてのアドバイスも行います。エステティシャンには、自店で使用している器具や取り扱っている化粧品への知識のほか、運動や栄養などのホームケアに関する知識も必要なのです。
施術
エステティックサロンには、フェイシャル・ボディ・脱毛といったタイプがあります。それぞれのエステで行われる施術内容について詳しく解説していきましょう。
フェイシャル
フェイシャルエステは、首から上の部分へ集中的に行う施術です。頭や顔、首周りのデコルテ部分に、オイル・クリーム・ジェルなどを用いて手や専用の器具でケアします。
具体的な施術内容は、マッサージ・光照射・超音波・スチーム・パック・ピーリングなどです。
自宅では使えない業務用の機械を使用し、振動を与えたり電流を流したり水分を補ったりしながら、気になる部分にアプローチしていきます。ただし、サロンによって提供しているメニューは異なります。
老廃物を流し、メイク汚れや毛穴の詰まり(角栓や角質)といった余計なものを取り除くため、施術後はすっきりと心地良い気分になれるでしょう。
自分では行えないケアをエステティシャンの技術やエステのマシンで施してもらえるので、美容に気づかう方に支持されています。さらに、自宅でのケア方法をアドバイスすることにより、自己流のスキンケアで納得できていなかった方にもきっと喜んでもらえるでしょう。
ボディ
ボディエステとは、顔以外の全身をケアする施術のことをいいます。具体的にどのような部位にアプローチするかというと、上半身であれば腕・バスト・背中・ウエストなど、下半身であればヒップ・太もも・ふくらはぎなどです。
アロマオイルなどを使用し、ハンドマッサージで強弱をつけながら体を揉みほぐしたり、専用機器を使ってラジオ波を当てて熱を加えたり、超音波でキャビテーションを行ったりと、お客様のお悩みや希望に合わせた施術でボディパーツに働きかけます。
結婚式を控えたお客様が行う「ブライダルエステ」の要望も多く、ブライダル専用のメニューを用意しているエステサロンもあります。
予算や日時などと照らし合わせながら、お客様ごとに合ったプランを提案してくれ、「ウェディングドレスをきれいに着こなし、一生に一度の大切な日を最高に美しい姿で迎えたい」という女性の願望をしっかりとサポートしてくれるでしょう。
脱毛
脱毛エステは、専用の脱毛機を使って体の一部や全身を脱毛する施術のことです。エステティックサロンで行われる脱毛なので、「エステ脱毛」や「美容脱毛」と呼ばれたり、使用する機器から「光脱毛」「フラッシュ脱毛」「美容ライト脱毛」と言われたりすることもあります。
エステ脱毛は、出力が低い脱毛機を使って毛根などにライトを当ててアプローチする施術方法です。
日本エステティック振興協議会においては、「美容ライト脱毛とは、除毛・減毛を目的に皮膚に負担を与えず毛の幹細胞を破壊しない範囲で、エステティックサロンで行なわれる光脱毛をいう。」と定義されています。
引用元
一般社団法人日本エステティック振興協議会:美容ライト脱毛 美容ライト脱毛の定義とエステティックサロンの施術
つまり、エステティックサロンの脱毛は一時的な抑毛・制毛です。出力の高いレーザー機器を用いて行う医療脱毛のような、永久脱毛ではありません。
エステ脱毛と医療脱毛では使用する脱毛機のパワーが違うことに加え、施術者の資格やお客様の通う期間・回数、費用なども異なります。
脱毛エステでは、脱毛のほかに、自宅で行なうムダ毛ケア方法についてもアドバイスを行います。どのエステタイプにもいえることですが、お客様のお悩みに寄り添った対応が必要です。
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その他の店舗業務
エステティシャンの業務は、接客に関することだけではありません。来店したお客様の受付や予約の管理・会計・データ入力といった事務的な業務や、店内の清掃業務もあります。
集客のために、ダイレクトメールの送信やホームページ・SNSの更新などを行うサロンもあるでしょう。
ただし、サロンによっては受付や事務作業はエステティシャンではなく、専用のスタッフを採用しているところもあります。
また、店舗で取り扱っている化粧品などの美容品を販売することも重要な業務の1つです。商品の特徴やおすすめポイントなどの知識をもとに、お客様のニーズに合わせた商品を紹介しましょう。
しかし、販売につなげたいからといって無理に押しつけて買わせるのではなく、本当に納得していただいたうえでお求めいただくことが大切です。親身になって相談に乗り、提案することで、お客様からの信頼感にもつながります。
エステティシャンになるにはどうしたらいい?

ここからは、実際にエステティシャンを目指している方に向け、エステティシャンになる方法を紹介します。エステティシャンになるためにはどのような資格が必要なのか、また、どのようにして知識や技術を身につければいいのかを学んでいきましょう。
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資格
実は、エステティシャンには、国家資格などの特別な資格や取得が困難な免許は必要ありません。そのため、美容に関する知識・技術がない方や未経験者でも、エステティシャンになることができ、美容業界のなかでは比較的目指しやすい業種といえるでしょう。
ただし、民間の資格があると就職や実際の接客の際に有利なのは事実です。なぜなら、採用するサロンにとっては即戦力としての活躍が期待でき、お客様にとっては信頼感や安心感につながるためです。
個々のエステティシャンの技術や腕前は見た目ではわからないため、肩書きはひとつの目安になります。
ただし、入社後の研修制度が整っていたり、資格取得をサポートしてくれたりするサロンもたくさんあります。資格所有者のみを募集するサロンや、資格所有者を未所有者よりも優先して採用するサロンもあるため、自分にあったサロンを探しましょう。
では、実際のエステ現場ではどのような資格が優遇されやすいのか具体的に見ていきましょう。
あると便利な資格
エステティシャンに関係する資格を取れる団体としては、「日本エステティック協会(AJESTHE)」と「日本エステティック業協会(AEA)」が代表的です。
AJESTHEの認定資格には、下記の5種類の資格があります。
・AJESTHE認定エステティシャン:エステの基本的な知識や技術を持っている
・AJESTHE認定上級エステティシャン:エステティシャンより高等な知識や技術、経験を持っている
・AJESTHE認定トータルエステティックアドバイザー:エステをさらに深く理解し、技術力や指導力を兼ね備えている
・AJESTHE認定フェイシャルエステティシャン:エステとフェイシャルケアの基礎知識を持っている
・AJESTHE認定ボディエステティシャン:エステとボディケアの基礎知識を持っている
引用元
一般社団法人日本エステティック協会:AJESTHE認定エステティシャン
一般社団法人日本エステティック協会:AJESTHE認定上級エステティシャン
一般社団法人日本エステティック協会:AJESTHE認定トータルエステティックアドバイザー
一般社団法人日本エステティック協会:AJESTHE認定フェイシャルエステティシャン・AJESTHE認定ボディエステティシャン
それぞれ所定の要件を満たしていれば受けることが可能です。
試験に合格すると、ディプロマ(認定証)や認定バッジを受け取ることができます。
また、AEAにも、独自の基準で定められた「AEA認定エステティシャン(基礎資格)」「AEA上級認定エステティシャン(上位資格)」「AEA認定インターナショナルエステティシャン(最上位資格)」という資格があります。
いずれもエステ業界ではメジャーな資格なので、自分の技術や知識を知ってもらう後ろ盾となってくれるでしょう。
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学校で学ぶ
エステティックに関する専門知識を身につけるためには、美容専門学校やエステティックスクールで学ぶことが一般的です。それぞれの学校の特徴について解説しましょう。
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美容専門学校の特徴
美容専門学校には、昼間課程・夜間課程・通信課程があります。エステティシャンを目指す場合は、昼間や夜間課程の「エステティックコース」「トータルビューティー科」などで学ぶのが一般的です。
たとえば
・東京ビューティーアート専門学校トータルビューティー科エステティックコース
・早稲田美容専門学校トータルビューティー科WBCエステティックコース
・広島美容専門学校トータルビューティ科エステティックコース
・東京総合美容専門学校トータルビューティー科エステコース
・北海道美容専門学校ビューティーエステ科
などがあります。学費は2年間で170~240万円程度です。
学科やコースによってカリキュラムは異なりますが、美容専門学校では保健・衛生管理・文化論など、美容に関する総合的な幅広い知識を学ぶことができます。AJESTHEやAEAの認定を受けているところもあり、資格を取得しやすい点がメリットです。
カラーコーディネイト・マナー・フォトなどの選択科目を学べる学校もあるほか、サロンと連携して、会社説明会を開いてもらったり特別推薦枠を設けてもらっていたりといった、就職に関するサポートを整えているところもあります。
また、専門学校のなかには、九州美容専門学校のフェイシャルエステティックコースのように、特定のパーツの施術を2カ月ほどの短期間で学べるコースを開設している学校もあります。
引用元
東京ビューティーアート専門学校:エステティックコース
早稲田美容専門学校:WBC エステティックコース
広島美容専門学校:トータルビューティ科 エステティックコース
東京総合美容専門学校:トータルビューティー科
北海道美容専門学校:トータルビューティー科
九州美容専門学校:フェイシャルエステティックコース
エステティックスクールの特徴
エステティックスクールでは、国の認可がないため自由なカリキュラムが組まれているのが特徴です。通学や通信講座でエステティックに特化した内容を学ぶことができ、美容専門学校同様、AJESTHEやAEAなどエステ界で権威のある団体が認定しているスクールもあります。
例としては
・フォレストエステティックスクール
・クレド スパ&エステティックスクール(CIDESCO、AJESTHE認定校)
・デフィーエステティックスクール(AEA認定校)
・タカラ・インターナショナルエステティックカレッジ(CIDESCO、CIBTAC、AJESTHE認定校)
などです。
なお、CIDESCO(シデスコ)はベルギーで設立された国際エステティック教育機関で、世界的にハイレベルなエステティックに関する知識や技術を身につけることができます。また、CIBTAC(シブタック)は、イギリスに本部を置くセラピストの国際資格認定機関です。
認定校で学べば、より高い知識と手技を身につけられ、卒業後も一流のエステティシャンとしての活躍が期待できるでしょう。
引用元
一般社団法人CIDESCO-NIPPON:CIDESCOとは
フォレストエステティックスクール
クレド スパ&エステティックスクール
AEA認定スクール defi Esthetic School デフィーエステティック スクール
タカラ・インターナショナル エステティックカレッジ
エステサロンで働きながら技術を身につける
大手のエステサロンなどでは、独自のエステティシャン教育カリキュラムを組んでいるところもあり、未経験者を募集する求人を出して未経験の人や資格のない人も採用しています。
そのようなサロンでアルバイトや見習いとして働きながら、社内研修制度を利用したり、営業時間外に練習したりするなどして少しずつ知識と技術を身につけ、将来的にエステティシャンになることも可能です。
業務は受付や施術準備など雑用中心ではあります。しかし、実際にエステサロンの設備や機械に触れたり先輩エステティシャンの技術を目にしたりすることができる環境のなかで、給料をもらいながら現場経験が積めるのは魅力といえるでしょう。
あこがれのサロンで仕事をしつつキャリアとスキルを磨き、立派なエステティシャンを目指しましょう。
エステティシャンに向いている人はどんな人?

エステティシャンはキレイを目指す人をサポートする仕事です。そのため、自分自身が美に対して興味を持っており、知識や技術を磨くことに貪欲で向上心がある人に向いているといえるでしょう。
さらに、お客様にとって話しやすい雰囲気を作ったり、お悩みにしっかりと耳を傾けて共感したりするというコミュニケーション能力の高さも求められます。お悩みを改善するにはどのようなメニューを提案すれば適切かを考え、お客様が美しくなることに尽力できることも大切です。
また、エステティシャンは華やかな職業に見られがちですが、前述したように肉体的な負担も大きく、立ち仕事が多いため体力も必要になります。体力に自信がある人、自分を鍛錬することに魅力を感じる人にも向いているといえるでしょう。
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エステティシャンの給料は?

エステティシャンになると、どれくらいの収入が望めるのでしょうか。
e-Statの「令和4年賃金構造基本統計調査一般労働者 職種」によると、エステティシャンを含む美容サービス・浴場従事者のひと月あたりの給料は約25万円であることがわかります。そこに約13万円の年間賞与がプラスされます。
引用元
e-Stat 政府統計の総合窓口:令和4年賃金構造基本統計調査
ただし、同データはエステティシャン以外の美容サービス業も含まれているため、エステティシャンだけのデータではありません。
リジョブに掲載中のエステティシャンの求人から給料の統計を出してみると、正社員スタッフの月給は平均28万円であることがわかりました(2024年1月現在)。サロンによっては基本給にくわえて歩合給や物販販売のインセンティブがつくので、30万以上の給与が期待できると考えられます。
正社員 |
月給下限 |
月給上限 |
平均 |
スタッフ |
214,637円 |
353,343円 |
283,990円 |
店長(候補) |
238,526円 |
414,206円 |
326,366円 |
リジョブではエステティシャンの求人も多数掲載しているので、この機会にぜひチェックしてみてください。
エステティシャンの将来性

エステティック業界の動向を見ると、サロン同士の競争激化やエステティシャンの離職率の高さから、事業者数や従業者数は横ばいとなっています。
ただし、美容のニーズはなくならず、エステサロンという従来の形態だけではなく、ブライダルやスポーツクラブなどの業界でのサービス拡大も見込まれるため、エステティシャンの人手不足は深刻な課題です。そのため、エステティシャンの待遇改善や人材育成が求められます。
なお、AJESTHEの協力のもと、2018年に厚生労働省から出されたエステティック業の職業能力評価基準により、店舗のクリーンな運営やエステティシャンの適正な評価への期待が高まっています。
技術や知識をもとに経験を積み、単なるエステティシャンにとどまらず、講師やインストラクター、マネージャーなどとして活躍するキャリアプランも構築できるでしょう。
エステティシャンの将来性の高さについて知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
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エステティシャンの将来性は?キャリアアップの秘訣と合わせて徹底解説!
スキルや資格を活かして自分に合ったサロンを探すには?

エステティシャンが行う施術やサロンごとに対応している内容はさまざまです。そのため、サロンによって雰囲気や顧客層だけでなく、求められるスキルも異なります。
そのため、自身の持つスキルや資格を活かして働ける、自分に合ったサロンを選ぶことが大切です。
ここでは、自分に合った求人を探す方法を2つ紹介します。
就職・転職エージェントを利用する
就職・転職エージェントは、登録時に就業先についての希望条件を伝え、その内容にマッチする求人の紹介が受けられます。
求人の紹介のほか、履歴書の書き方や面接対策・キャリアプランの設計などについてアドバイスを受けることも可能です。
転職エージェントのなかには美容業界に強いエージェントもあるため、利用の際は過去の紹介実績などをチェックしてから登録することをおすすめします。
求人サイトで探す
求人サイトでの検索は、自分のペースで仕事探しも応募も進められるため、おすすめです。
さまざまな求人サイトがありますが、エステティシャンの求人を探す際は、美容関連に強い求人サイトで検索すると良いでしょう。
なかでもリジョブは美容関連の職種に特化した求人サイトで、エステティシャンの求人も豊富に掲載しています。検索条件も充実しており、「痩身エステ」や「脱毛エステ」といった仕事内容のほか、「インセンティブあり」「ノルマなし」などの検索条件の指定も可能です。
希望条件を細かく設定できるため、希望に沿った求人が探しやすくなっています。
エステティシャンの履歴書で押さえておきたいポイントとは?

履歴書は、下記の基本的なマナーを押さえて書きましょう。
・古い履歴書を使い回さない
・消せるボールペン・修正液等は使用しない
・書き損じたら新しい用紙に書き直す
・学校名・会社名・資格名は略さず正式名称で記載する
・書き終わったら必ず誤字脱字確認する
・3カ月以内に撮影した証明写真を使用する
また、急いで書くと雑になりやすいため、時間と気持ちに余裕を持って書くことをおすすめします。
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エステティシャンの履歴書はどう書く?項目ごとのポイントや基本について知ろう
志望動機に書くべき内容とは?
志望動機は、エステティシャンを目指した理由だけではなく、その応募先サロンでなくてはならない理由も記載しましょう。
ほかのサロンでも通じるような一般的な理由ではなく、応募先サロンの魅力や特徴に触れながら、そこで働きたいという熱意を志望動機でアピールする必要があります。
そのためには、応募先サロンについてホームページやSNSをチェックし、サロンが大切にしていることやコンセプトなどをしっかり理解したうえで、志望動機につなげましょう。
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エステティシャンの志望動機で伝えるべき内容とは? 書き方のポイントと例文を紹介
エステティシャンが面接で好印象を与えるには?

エステティシャンは美容のプロとして接客を行うため、身だしなみと受け答えがとくに重要です。
清潔感のある身だしなみを意識し、華美な髪型・化粧・ネイルなどは避けましょう。
また、面接中だけでなくその前後でのあいさつでも、ハキハキとした受け答えを心がけましょう。
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エステティシャンの面接でよく聞かれる質問とは?面接のときに見られているポイントや身だしなみについても紹介
面接でよく聞かれる質問とは?
エステティシャンの面接でよく聞かれる質問については、あらかじめ準備しておくことで面接本番でも落ち着いて受け答えができるでしょう。
面接では下記のような内容がよく質問されます。
・応募先サロンを選んだ理由
・エステティシャンを目指した理由
・将来、どのようなエステティシャンになりたいか
これらの内容は、履歴書等に記載していても、面接で改めて質問されることが多いです。履歴書に書いた内容だけではなく、さらに詳しく答えられるよう準備しておきましょう。
また、前職がある場合は、その退職理由を聞かれることが多いです。前職への不満や愚痴ではなく、前向きな答えができるようにしておくと良いでしょう。
エステティシャンはお客様の理想を叶えるやりがいのある仕事!

資格がなくてもエステティシャンにはなれますが、勉強や実践が欠かせません。また、エステティシャンという仕事は魅力ばかりではなく、心身への負担など大変な点もあるので、きちんと理解したうえで目指しましょう。
リジョブは未経験OKのエステティシャンの求人も豊富であり、転職満足度も98%※と非常に高いサービスでもあります。ぜひリジョブで自分に合った求人を探して、エステティシャンになるという夢を叶えてください。
※リジョブ経由で採用された1,242名を対象に実施した満足度自社調査より(実施期間:2023年2月8日〜2023年3月8日)

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