美容師アシスタントの腕の見せどころ!上手なシャンプーのコツとは

美容師アシスタントの腕の見せどころ!上手なシャンプーのコツとは

美容師になるための下積みとも言えるアシスタントですが、アシスタント時代に多い仕事としてシャンプーがあります。お客様と直に接する機会でもあるので、自分の技術をアピールできるチャンスでもありますが、はじめのうちは上手くいかないことも多いものです。ここでは、手際よく上手にシャンプーするために気をつけたいポイントをいくつか紹介します。美容師の技術を学ぶには練習あるのみですが、練習のときに思い出して役立ててみてください。

シャンプーの基本手順とポイント

シャンプーの基本手順は、ブラッシング、ウェット、シャンプー、すすぎ、トリートメント、すすぎ、タオルドライとなります。ブラッシングは整髪料などで髪を固めている場合にはしなくても良いですが、長髪で髪が絡みやすい場合には最初にブラッシングをしておくことをおすすめします。次に、ウェットまたは予洗いで髪の汚れを落とすとともに、水分をたっぷりと含ませ、頭皮を柔らかくしておきます。時間は1分半から2分くらいが目安と言われていますが、実際に測ってみると1分半でもかなり長く感じるはずです。でも、これくらい長く丁寧に髪を濡らすことでシャンプーをしっかり泡立てることができます。

次に、シャンプー剤をつけ、シャンプーをしていきますが、これについては次からの段落で詳しく説明していきます。

シャンプーが終わったらすすいで、シャンプー剤を完全に洗い流します。ウェットよりもさらに時間をかけ、目安としてはウェットの時間プラス1分くらいの感じで、頭皮までしっかりと洗い流すのがポイントです。頭皮にシャンプー剤が残ってしまうと抜け毛などのトラブルを起こしてしまうので、注意が必要です。次にトリートメントを行います。トリートメントの目的は髪の修復ですので、頭皮につかないように、毛先に重点的につけていきましょう。ここで頭皮にトリートメント剤をつけてしまうと、シャンプーできれいにした毛穴がまた詰まってしまうので気をつけてください。トリートメントもしっかり洗い流したらタオルドライをしてできあがりですが、このときには頭皮を乾かすイメージで行うと良いでしょう。濡れた髪はキューティクルがはがれやすくなっているので、ごしごしこすってしまうと髪を傷めてしまうので注意します。シャンプーの基本のやり方はこのようになっていますが、もう少し細かく見ていきましょう。

泡が肝心!シャンプーのコツ

泡立ての3大要素は、水、シャンプー剤、空気で、この3つの内のどれかが不足したり多過ぎたりすると、上手く泡立たなくなってしまいます。泡立てることで髪の摩擦によるダメージを防ぐことができるので、しっかりと泡立てて洗いましょう。

第1の要素である水はウェットのときにどれだけ十分に濡らしているかが重要になります。髪の根元までしっかりと濡らしておくことが肝心です。襟足や耳周りなども手を丸くしてお湯を溜めるなどしてしっかり濡らします。頭皮を擦りながら十分に時間をかけて濡らすことで、整髪剤やホコリなどの汚れもだいぶ落ちるので、丁寧に行いましょう。

次に第2の要素であるシャンプー剤のつけ方は、少量をを手に取り、しっかりと泡立てることが肝心です。泡をたくさん出そうとシャンプー剤をつけ過ぎるのは逆効果なだけでなく、頭皮や髪にダメージを与えてしまうので注意が必要です。ショートなら半プッシュ、顎から肩のラインくらいの長さなら1~1.5プッシュ、肩から胸のラインで2プッシュ、胸下のロングでも3プッシュくらいが目安です。適量のシャンプー剤を濡れた手に取り、髪を使って泡立てていきます。この際、最後の要素である空気をたっぷり含ませると、きれいに泡立たせることができます。上手くいかないときは、手を軽く握って指と手のひらの間に隙間を空けた、猫の手で泡立てると空気が入りやすくなります。

整髪剤や皮脂が多く残っていて泡立たないときには、2度洗いをしましょう。1度目に軽く油分を落とすと、2度目にはしっかりと泡立ちます。十分に泡立ったら、今度は頭の下から上に向かってリフトアップする感じで指の腹を使って洗っていきます。この時、ごしごし擦るのではなく、頭皮をもみ動かしてマッサージするようにして洗うと、毛穴の汚れもすっきりと落ち、頭の血行も良くなって効果的です。

最初の壁!ネープの洗い方をマスターしよう!

ネープは美容師アシスタントとしてシャンプーをする時の最初の壁といってもいいかもしれません。というのも、上手くお湯を防ぎながらすすがないと襟元から水が入ってお客様の服を濡らしてしまうとか、ひどいときには背中まで水が入ってしまうこともあるからです。

では、上手にネープを洗うためにはどうすれば良いのでしょうか?まず、お客様の服装を見て、ワイシャツなどカラーが高くて硬い場合には、許可を得て緩めさせてもらいます。次に、シャンプーをする前のクロスの付け方ですが、首回りに巻くタオルは喉元を緩めに、襟足はピタッと密着させるように巻きます。その後、クロスは苦しくない程度に少しきつめに巻き、シャンプーボウルに垂らすベロの部分が曲がっていないかを確認しながら体を倒していきます。

シャンプーのときには襟元から水が入る危険性は少ないですが、ウェットやすすぎのときには注意が必要です。頭を左手で持ち上げながら、右手でシャワーヘッドを持ちすすぎますが、そのときシャワーヘッドを持っている手の小指から手のひら側面を首の肌に密着させて離さないのがポイントです。さらに、手のひらを親指と人差し指の間からお湯が流れ出るように傾けることで、水の侵入を防ぐことができます。また、頭を持ち上げているのでお客様の首に力が入りやすく、力が入ることで首と手のひらの密着度が下がって、水が入ってしまうこともあります。そんなときには、「楽にしてくださいね」と声をかけて力を抜いてもらいましょう。ネープは、水が入ってしまうかもという恐怖心と、死角になっているためすすぎ残しの気になる部分でもあります。コツをつかんで、手早くしっかりとすすぐようにしましょう。

丁寧に洗いたい耳周りの洗い方

耳周りは、シャンプーをする部分の中でも特に敏感な部分です。また、水が入ってしまうと、お客様に不快な思いをさせてしまうこともあるので注意が必要です。同時に、耳周りは皮脂やファンデーション、整髪料などで汚れやすい場所でもあるので、念入りに洗いましょう。髪の生え際から頭頂部に向かって洗っていくのが基本ですが、細かなところは一本指で、頭頂部に向かうにつれて二本指、三本指と指の本数を増やしながら、指の腹を使って丁寧に洗っていきます。耳周りの毛は真下ではなく若干顔に向かって生えているため、毛の流れに逆らって洗うように意識することで、毛穴の汚れを効率的に落とすことができます。洗っていない方の手で、フェイスラインに泡がつかないように髪を整えることも忘れずに。

すすぎのときには、耳に水が入らないように細心の注意を払います。シャワーヘッドを持っていない手は必ず耳をガードし、同時に水を溜めながらこすってしっかりとすすぎます。一度に全部すすぐというよりも、何度も繰り返しすすぐようにすると、すすぎ残しがないでしょう。また、耳周りを洗うときにはシャワーの音を立てすぎないようにする気遣いも大切です。シャワーの音を小さくするには、シャワーヘッドをできるだけ頭に近づけてすすぐようにすると良いでしょう。こうすることで、同時に水跳ねも抑えることができ、顔に水が飛ぶことを防ぐことができます。シャンプーが終わってタオルドライするときにも、フェイスラインを拭いた後に耳周りも拭いてしっかり乾かすことでお客様が不快な思いをしないように心がけましょう。

シャンプーは家でも毎日することですが、お客様の髪をプロの技で洗って差し上げるつもりで、しっかりとした技術を身につけたいものですね。

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