訪問美容師に転職して良かった!「trip salon un.」清野美保さんの本音

美容学校を卒業後、大阪から上京をして10年間表参道の美容室で活躍を続けてきた清野美保さん。2019年には訪問美容師に転職。前職より労働時間が短くなって時間給もアップしたそうです。

大変そうなイメージがある訪問美容師ですが…実際のところはどうなのでしょう?
前編では大きく変わりつつある訪問美容師のお仕事について「転職して良かった!」という清野さんに詳しいお話をうかがってみました。

今回お話を伺ったのは…

清野美保さん

女性の夢を叶える出張専門美容師。2019年、10年間働いていた表参道の美容室から転職。現在は「trip salon un.」に所属し、外出困難な方に向けて出張の美容サービスを提供する。なんと0歳から107歳まで、非常に幅広い世代の方々の髪をカットしているそう。訪問美容のオンラインスクール「TRIP SCHOOL.-トリスク-」ではスクール主任にも抜擢。
清野美保さんのTwitter
清野美保さんのInstagram

いつまでも力強く働ける保証はない。出張専門美容師に転職したきっかけ

色んな働き方の可能性も考えて転職を決めたという清野さん

――表参道の美容師と言えば、業界でもかなり華のあるイメージです。そこからなぜ出張専門美容師に転身されたのでしょうか?

大きな理由が2つあります。1つ目は私の兄が病気で美容室に行けない期間があったことです。当時、兄の髪をカットしながら「身内に美容師がいない人って、こういう場合どうしているのだろう?」と思って、検索してみると訪問美容のサービスが見つかり興味が湧いてきました。

2つ目が2018年、結婚を契機にあらためて働き方を考えたときです。その時は介護が必要な家族もおらず、その上で自分自身心身ともに健康的でしたが…それは特に恵まれている少数派なのではないかと感じました。私だって、この先の未来もずっと力強く働き続けることができる保証はありません。そんなときに訪問美容のサービスを思い出したんです。この仕事なら自分の生き方に合わせて働ける。そう思いました。

――訪問美容って何だか大変そうなイメージがあるのですが、実際にはどうなのでしょう?

たしかに以前までの訪問美容は業界の情報が出回っておらず、あまりポジティブな印象ではなかったそうです。転職前に初めて訪問美容の見学をしたとき「サロンワーク以上に個人の技術の高さやコミュニケーション能力を求められている」とてもやりがいのある仕事だと感じて転職を決意しました。

2018年の法改正により利用対象者も拡大! 需要が高まり続ける訪問美容

You Tubeで女性でも運べる移動式シャンプー台を紹介している清野さん

訪問車両の車内紹介動画

――そもそも訪問美容師とはどういうお仕事なのでしょう? 

簡潔に言えば、美容室に行けない外出困難な方に向けた訪問美容師サービスです。美容師法でルールが定められていて、どなたでもご利用いただける訳ではありません。何かしらの病気や障害を抱えている方、ご高齢で美容室に行けない方が主なご利用者さまです。さらに近年の対象範囲の拡大によって「家族である乳幼児の育児又は重度の要介護状態にある高齢者等の介護を行っている」方などもご利用いただけるようになりました

――ちょうど清野さんが転職する前に対象範囲の拡大があったんですね。普段のお仕事の流れについても教えてください。

いつもは8時くらいに家を出て、会社から支給されている車で訪問先に向かっています。訪問先は多い日でも4件ほどですね。サポートスタッフと一緒に同じ介護施設で丸1日お仕事をする場合もあります。16時には業務が終わりますので、表参道で働いていたころと比べて業務時間は半分くらい。準備や後片付けも、すべて出張先で完了し直行直帰で働いています。

ご利用者さまからご予約が入る時間帯が、子育て中のスタイリストが働きたい時間とフィットしているのも魅力です。基本的には顧客制ではありませんので、お子さんの急な発熱など、スタイリストが急に休まないといけない場合でも柔軟に対応できます

――労働環境に恵まれているんですね。ちなみにご利用者さまの需要はどれくらいあるものなのでしょう?

現在、1ヶ月先までご予約が埋まっているので、非常に需要は高いと感じています。新しくできた施設やケアマネージャーの方々にこちらから営業を行うこともありますが、コロナ禍でご利用もかなり増え、介護施設さまから私たち「trip salon un.」に来て欲しいというオファーも多くなりました。ご高齢の方のご家族だったり、妊娠されている方だったり、個人のお客さまに関してはホームページやInstagramを経由してご予約いただくことが多いです。

お婆ちゃんという概念は古い。何歳になって「もっとキレイになりたい!」

移動式シャンプー台の使用例。寝たきりでも使える多機能なアイテム

――日本は高齢化社会が進むと言われているので、これからさらに需要は伸びそうですよね。

そうなんです。高齢化社会にはなっていますが、それ以上に若々しい方が増えている印象です。先日は90歳のご利用者さまに「先生!私もっと綺麗になりたいの!」というお言葉をいただきました。東京都内は特にオシャレに敏感な方が多い印象です。「今週末のディナーはステーキとワインなの」と嬉しそうに話す100歳のご利用者さまもいて「皆さん、見た目も気持ちも若い!」と驚く毎日です。これまでの最高齢、107歳のご利用者さまは、カットだけでなくカラーとパーマも施術しました

――皆さん老後を思いっきりエンジョイされているんですね。

そうですね。これまでイメージしていた「お婆ちゃん・お爺ちゃん」という固定観念は見事にひっくり返りました。またコロナ禍で「家族の面会はNGでも訪問美容はOK」という施設が多かったのも印象的です。施術後に顔色が良くなったり、不安な気持ちが緩和されたり、実績があればこそ認められたのだと思います。

――髪を切ってキレイになると、気持ちもポジティブになるものですよね。

訪問美容をご利用いただく前まで「施設に入ったら美容を妥協しなくちゃ」と思っていたというご高齢者さまが多いんです。何歳になっても「カラーやパーマを諦めなくちゃ」なんて思う必要は絶対にありません。私たちの技術次第でそういった魅力的な提案ができる、訪問美容は非常に社会的意義のあるお仕事です。働く条件も非常に良く、これからさらに大きなビジネスチャンスもあると感じています


訪問美容師として働く3つのメリット

今回の清野美保さんからうかがったコメントをまとめると、以下の3つが転職して良かったと思える理由でした。

1.これまで培ってきた技術や知識を生かせる、需要も高く活気ある業界

2.子育て中のスタイリストでも9時〜16時で働ける環境。急な休みもOK

3.キレイになりたい高齢者の方々から求められる、やりがいのある環境

満面の笑顔でのびのびと訪問美容師としてのエピソードを語ってくださった清野さん。その表情からも非常に魅力的な環境で働いていることが伝わってきました。後半では、0歳のお客さまをカットしたお話や訪問美容スクールの詳細もうかがいます。訪問美容師のイメージがさらに変わるかも!? ぜひお楽しみに!

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Salon Data

trip Salon un.
訪問美容は関東全域、東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県・茨城県関東全域に対応
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