集客アップのために! 美しい写真でホームページをグレードアップ

美容・理容のお仕事でも、WEBの重要性は高まっています。お客さまに向けて、どんなサロンなのかをダイレクトに訴求できますし、ホームページ内に予約フォームを盛り込めば直接予約を受け付けることも可能になります。
ただ、そこで問題になるのがビジュアル(写真)のクオリティです。「美」を追求するお仕事なのですから、やはり美しいビジュアルでないとお客さまの目にも止まらないですし、サロンとしてのレベルが判断されてしまう可能性も。逆に素敵なヘアスタイルが美しいビジュアルで掲載されていれば、お客さまにもイメージしてもらいやすくなります。

そこで提案したいのは、美しいビジュアルを自分たちで撮影すること。プロのカメラマンに頼まなくても、美しい写真は取ることができます。カットモデルを起用しスタイリングしてスマホで撮影…だけでは、もったいないですよね。

自慢のスタイリングを美しく残す(写真にする)ことは、クリエイティブな感性が磨かれ、今後のキャリア形成にも役立つはず。何よりビジュアルのクオリティが上がることで、ホームページのグレードアップが図れます。素敵な作品作りのためにも、まずは「美しいビジュアルを撮影するためのコツ」を一緒に考えてみましょう。

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一眼レフタイプのデジカメ使用で撮影してみよう

最近はスマホに搭載されるカメラの性能が飛躍的に向上し、加工用アプリなども数多くあるおかげで、美しいビジュアルが手軽に撮れるようになりました。もちろんスマホの画像だけでもいいのですが、搭載されるレンズが広角なのでどうしても歪みが生じがち。モデルの顔が伸びてしまったり、PCで確認すると意外に画質が悪かったり…なんてことも。やはりスマホは基本的に「電話(Phone)」なのです。ならば、撮影機能に特化したデジカメで撮影してみてはいかがでしょう。しかもコンパクトタイプではなく、一眼レフタイプのデジカメで撮影すれば、より奥行きのある画質もキレイなビジュアルが撮影できます。

これは、画像に深みを与えるのは(画像を記録する)本体の性能差よりも、レンズの差による部分が非常に大きいから。被写体に近づけないとき、スマホやコンパクトなデジカメで使うズームは「デジタルズーム」を使用しているケースが多く、あくまで画角いっぱいの画像全体から一部分を仮想的に拡大して見せているのです。よって当然のごとく画質は悪くなります。
一方、一眼レフタイプのデジカメは、記録する本体の性能に影響されないレンズによるズームなので、拡大した画像を画質の劣化なく取り込むことが可能になります。これが一眼レフタイプのデジカメをおすすめする理由です。さらに大抵の一眼レフタイプは、露出や絞り、シャッタースピードなどを任意で設定できるので、より深みのあるボケが演出できるなどの工夫が可能になります。

ビジュアルの中にお店独自の世界観を生み出すためにも、ちょっとだけ撮影機材も本格的なものを使ってみましょう。

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一眼レフタイプのデジカメは細かい設定ができるが、ズームによる画質の劣化がないのが何よりの魅力。値段も中古なら2万円〜と意外に安く購入できる。

背景をぼかせば、柔らかい印象に

スマホに搭載されるカメラのほぼ全てが広角レンズを採用しています。これは近距離でも実際に私たちの目で見える範囲以上に周囲を画像に取り込める反面、全体的にピントが合うようになっているために被写体と背景の差がつきにくく、結果として強弱のない、インパクトのないビジュアルになってしまうのです。

そこで被写体と背景の強弱を感じさせる、周囲をぼかした画像を撮影してみましょう。

一眼レフタイプのデジカメは細かい設定ができるのですが、今回は省略します。特別なレンズを使わなくても被写体との距離、被写体と背景との距離があれば、周囲をぼかした画像が撮影できます。
操作はかんたんです。まずは(大抵の一眼レフタイプの上部に付いているダイヤルスイッチなどで)通常のプログラム撮影に設定。被写体と十分な距離をとり、レンズのズームを可能な限り伸ばしてみてください。ファインダーを覗き(または本体のモニターで表示)、被写体をフレーム内に収めつつピントを合わせ、シャッターを切ります。このとき、被写体と背景に距離があるほうが周囲は上手にぼけてくれます。昼間であれば(距離を稼ぐため)サロン前の路上などで撮影してもいいですね。また自然光は周囲の色も鮮やかに発色してくれるので、華やかなビジュアルが撮影できますし、白い壁などの背景でも周囲がぼけることで被写体をより引き立たせてくれます。特にガーリーなスタイリングなど、柔らかい印象のビジュアル作成に適した撮影方法です。

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背景をぼかすことで、ピントが合った被写体が際立たす効果が。ネイルなどは細かいディティールにピントを合わせるようにすれば、美しい仕上がりに。

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照明やフラッシュでシャープな陰影のビジュアル撮影

もっとモードっぽく、影を生かしたビジュアルを撮影したいなら、照明やフラッシュを使ってみましょう。特にショートボブやアシンメトリーなどシャープなラインが特徴のスタイリングなら、ビジュアルにもシャープな印象を与えたいですよね。
そんなときは、敢えて店内で自然光を使わずに、スタンドライトなどの光を使用して撮影します。
店内を暗くして、スタンドライトだけを被写体に当てれば周囲は闇に溶け込み、被写体だけをはっきりと浮かび上がらせます。

このとき、注意して欲しいのは、光をカメラと同じ位置から当てないこと。少し斜め横などから当てることで被写体の影が立体的になり、造形がより鮮明になります。これはフラッシュの使用でも同じことが言えます。カメラに内蔵されているフラッシュを使うのであれば、直接フラッシュの光を被写体に当てるのではなく、敢えてフラッシュの前に反射用の板や紙などで角度をつけるようにしてみましょう。

いかがでしょうか? 自分たちがスタイリングしたヘアを、美しいビジュアルとして残していく作業は、お店を訴求する(ホームページだけでなく、ご挨拶や年末年始のご挨拶などのカード類)ときに有効活用できそうです。
ぜひ、お店のスタッフと協力して「サロンの作品作り」をしてみてください。

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撮影用のフラッシュなどがなくても、店内の照明を上手にやりくりして陰影を生み出すなどアイデアを絞ることで、新しい発見が生まれる可能性も。
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照明が用意できるならば、斜めから被写体に当たるようにすると陰影が出やすく立体感が生まれる。撮影用の機材である必要はなく、スタンドなどでも代用は可能だ。

Information

CHARMAN

住所:〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西1丁目34−26 代官山Nビル B1
営業時間:11:00~20:00
定休日:火曜日・第3月曜日
TEL:03-5428-3300
URL:https://www.charman.jp

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