【変更点あり】JNAジェルネイル技能検定|最新の実施要項・合格するための方法・初級取得後の進路
ネイリストやジェルネイルに興味がある人は、ジェルネイル技能検定の資格を取ってみてはいかがですか。資格があると就職やサロンワークでも役立つため、ネイルの仕事をしたいなら取得するのがおすすめです。
そこで、今回はジェルネイル技能検定の概要や第31回試験の要項について詳しくお伝えします。おすすめのスクールも取り上げるので、ぜひ学習に役立ててください。
ジェルネイル技能検定とは?
ネイリストを目指す人におすすめしたい資格の1つが、JNA(NPO法人日本ネイリスト協会)が主宰する「ジェルネイル技能検定」です。健全なジェルネイルの普及を目的としており、確かな技術と知識を持っていることを証明することができます。
ジェルネイルを扱うサロンは多く、ネイル業界への就職活動の際にも、JNAジェルネイル技能検定を取得していると有利です。
ネイリスト技能検定との違い
ジェルネイル技能検定と似た資格として、ネイリスト技能検定というものがあります。
ジェルネイル技能検定はJNAが行っており、ジェルネイルに関する深い知識や技術が必要なのに対し、ネイリスト技能検定はJNEC(公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター)が認定するもので、取得にはネイリストとしての広い知識や技術が求められる資格です。
引用元
日本ネイリスト検定試験センター|ネイリスト技能検定試験とは
ネイリスト技能検定合格者にはジェルネイル技能検定の免除制度がある
異なる機関が開催している2つの資格ですが、JNECネイリスト技能検定の資格を持っている場合、受ける級によってはジェルネイル技能検定の実技試験を免除してもらうことができます。詳細は後述するので、興味がある人はぜひ参考にしてください。
【変更点あり】第31回JNAジェルネイル技能検定の試験実施要項
JNAジェルネイル技能検定試験には、初級・中級・上級があります。初級はジェルネイルの基礎的な知識・技術を問うもので、中級はサロンワークに必要な知識や技術、上級ではスペシャリストとしての総合的なスキルが必要です。
第31回は2024年12月7日・8日に、札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡で実施されます。
なお、第31回の試験は、第30回までの試験といくつか変更点があるため注意が必要です。
【変更点】
・トレーニングハンド使用中止
・モデル同伴またはJNEC認定モデルハンドの使用も可能に
・初級第1課題・中級第2課題の試験内容から「ポリッシュオフ」を除外
・中級第2課題「ジェルオフ」の試験内容を変更
・初級第1課題・中級第2課題・上級の実技試験時間を変更
以下で、詳しい変更点も含めて、各級の最新の実施要項を紹介します。
引用元
日本ネイリスト協会|JNAジェルネイル技能検定試験
日本ネイリスト協会|第31回
【新導入】JNEC認定モデルハンドに関するルール
第31回の試験から使用が許可されたJNEC認定モデルハンドは、JNEC認定ラベルが貼付されたものでなければなりません。トレーニングハンドや、ラベルのないモデルハンドは使用できず受験不可。筆記試験のみを受けることもできません。
なお、JNEC認定モデルハンドには、あらかじめ認定ネイルチップをすべての指に装着して持参します。
また、各級で細かな規定があり事前準備が必要です。参考までに初級のルールを見てみましょう。
【初級第1課題受験者】
・両手10本に認定ルースキューティクルを貼付した認定ネイルチップを装着
・事前に認定ネイルチップの⻑さ、形に一切手を加えないこと
【初級第1課題免除者】
・両手10本への認定ルースキューティクルの貼付は不要
・両手10本の認定ネイルチップはラウンドに整えておくこと
上記のように、中級・上級でもそれぞれ異なる規定があるため、しっかりと確認しておきましょう。
初級
初級は2024年12月8日(土)に開催されます。ネイルケアの基礎やジェルネイルの施術に最低限必要な知識・技術が身についているかの確認を行う試験です。
受験資格
初級は義務教育を修了している人であれば誰でも受けることができます。
受験料
初級の受験料は税込9,900円です。初級から上級まで、一部試験の免除対象者でも受験料の割引はありません。
試験内容|実技
試験は実技と筆記に分かれており、まず実技試験が行われます。実技の内容は、第1課題が両手10本のネイルケア、第2課題が左手5本のポリッシュカラーリング・右手5本のジェルカラーリング・右手中指のジェルアートです。
課題開始前に10分間の事前審査があり、正しくテーブルセッティングができているか、モデルの爪や認定モデルハンドの状態は指定通りであるかなどの確認が行われます。筆記用具が必要で、忘れたら減点です。
第1課題の制限時間は30分で、ネイルケアには手指消毒・ファイリング・キューティクルクリーンまでが含まれます。第1課題後に10分のインターバルがあるため、片付けや次の準備を行いましょう。
第2課題の制限時間は60分で、左右のカラーは赤、右手中指にはジェルカラーの赤に似合うようなジェルアート(ピーコック)を施します。
なお、JNAネイリスト技能検定国際試験3級以上、もしくはJNECネイリスト技能検定3級以上を取得していれば、第1課題が免除されるので確認しておきましょう。免除者は、認定モデルハンドを第1課題終了時の状態に整えておく必要があります。
試験内容|筆記
実技試験が終わったら、次は筆記試験です。制限時間は30分で、衛生と消毒・爪の構造(皮膚科学)・爪の病気とトラブル(爪の生理解剖学)・ネイルケアの手順などに加え、ジェルネイルに関する基礎知識が出題されます。
第29・30回試験で筆記のみ合格だった人は筆記試験が免除されるので、試験の申し込み時に申請しましょう。
合格基準
初級では、実技試験と筆記試験のいずれも、100点満点中80点以上取れれば合格です。
中級
中級は、初級試験の翌日である2024年12月9日(日)に開催されます。ネイルケアとジェルネイルの施術のプロとして求められる知識・技術が身についているかの確認を行う試験です。
受験資格
中級は、JNAジェルネイル技能検定の初級に合格した人が受けられます。
受験料
受験料は税込1万3,200円です。
試験内容|実技
まず、モデルの爪左手5本はカラーリングなしで1週間前からネイルケアをしていない状態にし、右手5本は事前にネイルケア後、右手1本(中指)にピンクのカラージェルを使用し、ジェルグラデーションを済ませておきます。第1課題の前に、初級と同様に事前審査が行われます(時間は10分)。
第1課題の内容は、左手5本にネイルケアと真赤なポリッシュカラーリング。制限時間は30分です。第1課題後に15分のインターバルがあります。
つづく第2課題の制限時間は75分で、右手中指のジェルオフ後サンディングまで行い、右手は中指以外の4本にジェルグラデーション、中指はジェルイクステンション(クリアスカルプチュア)を行い、左手5本にはジェルフレンチカラーリングを施します。
JNAネイリスト技能検定国際試験2級やJNECネイリスト技能検定2級以上を取得している場合、第1課題が免除されます。
試験前日までに両手をラウンドに整え、ネイルケア後右手1本(中指)にピンクのカラージェルを使用し、ジェルグラデーションをしておきましょう。
試験内容|筆記
中級の筆記試験は30分間で、初級の内容にプラスして、その他実践的施術全般・プロフェッショナリズムなどが出題されます。第29・30回試験で筆記のみ合格だった場合は免除されますが、初級同様に申請が必要です。
合格基準
実技試験も筆記試験も初級と同じく100点満点ですが、実技は70点以上、筆記は80点以上で合格です。
上級
上級は、中級と同じ2024年12月9日(日)に開催されます。ジェルネイルのスペシャリストとして求められる総合的な知識・技術が身についているかの確認を行う試験です。
受験資格
上級の受験資格は、JNAジェルネイル技能検定の中級合格者であることです。
受験料
受験料は税込1万6,500円です。
試験内容
上級では筆記試験はなく実技のみです。初級や中級と同じように事前審査(10分)があり、実技試験の本番に移ります。制限時間は75分です。
手指消毒後、指定された5本の指にイクステンションを行います。
内容は、右手人差指と中指にジェルクリアスカルプチュア、右手薬指にジェルチップオーバーレイ+フラワーデザイン、左手中指にジェルチップオーバーレイ、左手薬指にジェルチップオーバーレイ+フレンチカーリングです。
試験時のスタイリングはスクエアオフで、ジェルは指定リスト内のハードジェルかソークオフジェル(クリアジェル)のクリアを使うなど、細かい規定があります。
合格基準
上級試験の合格ラインは、100点満点中70点以上です。
ジェルネイル技能検定に合格するためのポイント
せっかく受験をするのなら、合格を目指したいものです。ここでは、ジェルネイル技能検定に合格するためのポイントを紹介します。
学習計画を立てる
受験を決めたら、まずは学習計画を立てることが大切です。試験日から逆算して、筆記試験に向けた勉強や、ネイルの練習をいつまでにどれくらい進めるか計画を立てましょう。あらかじめ計画しておくことで、試験前に焦らずに済みます。
失格や減点対象となる項目を把握しておく
ジェルネイル技能検定試験は、失格・減点となる項目が非常に多いです。基本的な項目でいうと、遅刻・必要な道具を忘れた場合・タイムオーバーした場合などは失格となります。
また、使用する道具の整理整頓ができていなかったり、ごみを持ち帰らなかったり、規定通りのセッティングをしていなかったりすると減点です。
そのほかにも、衛生面や技術面・事前準備・セッティングなどに関する失点・減点項目が多数あるので、しっかりと把握しておくことが大切です。
時間配分を意識して学習や実技練習に繰り返し取り組む
ジェルネイル技能検定試験では、筆記試験・実技試験の両方に制限時間があります。筆記試験は最後まで解けないと点数が下がり、実技試験は時間内に終えなければ失格となるため、
日ごろから時間配分を意識して取り組むようにしましょう。
なお、ジェルネイル技能検定に対応したJNA公式の教材もあるので、それらをうまく活用し、学習や実技練習を繰り返し行うのがおすすめです。
ジェルネイル技能検定合格に向けたおすすめのJNA認定校
ジェルネイル技能検定でスムーズに資格を取得したいなら、JNAが認定するスクールで学ぶ方法もあります。どんなスクールがあるのか、例を挙げて紹介しましょう。
ヒューマンアカデミー|ネイリストコース
ヒューマンアカデミーでは、2021年4月に完全オンラインで学べるコースが新設されました。狙いたい資格ごとに「セルフネイルコース」「サロンデビューコース」「プロネイリストコース」の3つに分かれています。
機能性の高い本格的なスタジオから一流の講師が授業を配信してくれるので、集中して視聴し、しっかり学びを深めましょう。
AFLOAT Nail School(アフロートネイルスクール)|JNAジェルネイル技能検定対策講座
アフロートネイルスクールのJNAジェルネイル技能検定対策講座は、JNAジェルネイル技能検定の受験対策に特化している点がポイントです。初級・中級・上級に分かれており、レベルに応じた学習を行えます。
模擬テストも実施されており、経験を積んでおけば、試験当日は緊張せずに自分の持っている力を発揮できるでしょう。東京の他に札幌・千葉・神奈川・名古屋・大阪・福岡などにも校舎があります。
AFLOAT Nail School(アフロートネイルスクール)|JNAジェルネイル技能検定対策講座
クラスタイルネイルカレッジ|ジェルネイルエキスパートコース
クラスタイルネイルカレッジのジェルネイルエキスパートコースでは、サロンワークで必要なジェルの技術を学べます。JNAジェルネイル検定の実技試験対策も含まれているので安心です。
ジェルネイルエキスパートコースは、自宅で学ぶ通信制に授業がプラスされているスクーリング制です。毎日の通学は難しいけれど技術を直接見てほしい人にピッタリといえます。
なお、その他のネイルコースでは、自宅で学ぶ通信制や校舎に通う通学制も選べるため、働きながら資格を目指す、あるいは毎日学校に通って講師からしっかり学ぶなど、自分に合う学習スタイルを見つけやすいでしょう。
校舎は東京・大阪・札幌・名古屋・福岡のほか、群馬・千葉・神奈川・京都にあります。
CARRIERE Nail College(キャリエールネイルカレッジ)|トータルネイルコース
キャリエールネイルカレッジのトータルネイルコースは、JNAジェルネイル技能検定試験の上級に対応可能です。ネイルの知識と技術が身につき、サロンワークに対応できるレベルへの到達を目指すことができます。
なお、新宿・横浜・立川に校舎があるので、関東圏の人は通学しやすく便利です。
CARRIERE Nail College(キャリエールネイルカレッジ)|トータルネイルコース
ナイスネイルスクール|ネイルプロフェッショナルコース
ナイスネイルスクールのネイルプロフェッショナルコースは、受講回数が102回、受講時間は357時間あり、ネイルについてしっかりと学びを深めることが可能です。東京の池袋、大阪の心斎橋で開講しています。
ジェルネイル技能検定初級取得後の進路
ジェルネイルの基本的な知識や技術が身につくジェルネイル技能検定初級。この資格を取得した人はその後どういった進路に進んでいるのかを紹介します。
上級資格やほかのネイル資格の取得を目指す
サロンワークができるレベルであることが証明できるのは、中級以上です。そのため、多くの人が初級取得後は、中級・上級の取得や、ネイリスト技能検定などほかのネイルの資格の取得を目指します。
中級以上は難易度が上がるため、ネイルスクールで学ぶ人もいるようです。
未経験OKや資格取得支援をしているサロンに就職する
ネイリストになるために必須の資格はないため、ジェルネイル技能検定初級を取得したあと、未経験OKのサロンや、資格取得を支援しているサロンに就職する人もいます。
未経験OKのサロンは、スキルを習得するための教育制度が整っていることも多いため、ネイルの知識や技術・接客方法などを学べるのが利点です。
未経験OKや資格取得支援をしているサロンを探すならリジョブがおすすめ
ネイルサロンではジェルネイルの施術が主流であるため、ジェルネイル技能検定の資格が役立ちます。
しかし、サロンによっては、未経験者を歓迎しているところや、就職後にしっかりと研修を設けているところもあるため、必ずしも先に取得しておかなければならないわけではありません。
未経験の人や資格取得予定者を対象としているサロンを探したいという人には、求人サイト「リジョブ」がおすすめです。リジョブは美容業界に特化しているため、ネイリストの求人が多数あり、なかには、無資格OKやネイルスクールを完備しているサロンも。
「未経験者歓迎」「研修制度あり」「資格取得予定者」などの条件があるため、ネイリストとしてまだデビューできていない人でも応募できる求人を効率よく探せるでしょう。
JNAジェルネイル技能検定の資格を取得してサロンで活躍しよう
JNAジェルネイル技能検定は3つの級に分かれていて、初級は義務教育を修了している人であれば誰でも受験可能です。中級は初級に合格していること、上級は中級に合格していることが求められるので、順番に検定を受けていきましょう。
ネイリストとして活躍したいなら、JNAジェルネイル技能検定は持っておきたい資格の1つです。受験しようか悩んでいる人は、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
サロンによっては、応募条件として中級以上の資格が必須としているところや、資格手当がつくサロンもあるので取得して損はありません。
また、教育制度が整っているサロンに就職してから、資格を取得する方法もあります。リジョブにはネイリストの求人が豊富にあるため、資格取得の前後どちらの就職を希望する場合でも、自分に合った求人が見つかるはずです。
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