メイクにまつわる資格にはなにがある?種類や特徴、取得のメリットを解説

メイクにまつわる仕事に就きたいと考えたとき、気になるのが資格についてですよね。どのような資格があって取得までどれくらいの費用がかかり、どのようなシーンで役立つのかなどが分かると、資格取得を目指してみよう、と前向きな気持ちで取り組むことができるでしょう。

そこで今回は、メイクにまつわる9つの資格とその特徴について解説します。記事の後半では、資格を取得するメリットにも触れているので、メイクにまつわる仕事をしたい人はぜひ参考にしてみてください。

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メイクにまつわる9つの資格と特徴

メイクにまつわる資格と一口にいっても、実はさまざまな資格が存在し、それぞれで受験資格や受験料・特徴が大きくちがいます。ここでは、メイクにまつわる資格の中から厳選して9つ紹介します。

これからメイクを中心とした仕事に就きたい人は、資格の内容や特徴、どのようなシーンで活躍できるのかをイメージしながら読んでみてくださいね。

1. 日本化粧品検定

日本化粧品検定は、日本化粧品検定協会による、化粧品・美容において正しい知識の普及および向上を目的とした検定試験です。美容業界を中心に、年齢や性別を問わずさまざまな人が取得を目指しています。

資格区分は1級から3級まであり、級数が低くなるにつれ専門的な知識が問われます。受験料は、3級は無料、2級が8,800円(税込)、1級が1万3,200円(税込)。日本化粧品検定の難易度や活かせる仕事については別の記事でまとめているので、興味のある方はこちらもあわせてご覧ください。

引用元
日本化粧品検定
日本化粧品検定|受験案内・実施要項

関連記事
日本化粧品検定の難易度はどれくらい?レベル別に出題範囲や合格率を紹介
日本化粧品検定が活かせる仕事とは?資格を活かすために必要なことや就職・転職に向けた準備

2. IBF国際メイクアップアーティスト認定試験

IBF国際メイクアップアーティスト認定試験は、メイクにまつわる知識や技術の基本を理解し、実際にメイクが可能な人であることをIBFが認定する資格です。受験料は1万1,000円(税込)。

IBF国際メイクアップアーティスト認定試験の受験資格は、IBFが指定した教育機関にてカリキュラムを修了後、修了証書を有する人です。

認定試験に合格した後は、IBF正会員になる必要があります。会員登録費用や年会費がかかりますが、会員になることで履歴書等に「国際メイクアップアーティスト」と記載することが可能になります。

引用元
IBF国際美容連盟
IBF国際美容連盟|IBF国際メイクアップアーティスト認定試験
IBF国際美容連盟|「IBF 正会員」について *会員規約*

3. JMA日本メイクアップ知識検定試験

JMA日本メイクアップ知識検定試験は、スキンケアやメイクアップの基礎知識に加えて、顔分析や色彩について理解していることを証明する資格です。

試験は基礎知識を試すベーシックと応用知識を試すアドバンスの2つ。ベーシックはだれでも受験でき、アドバンスはメイクアップアドバイザー検定試験合格者、もしくは同試験のベーシック合格者が対象です。

受験料は、ベーシックが8,360円(税込)、アドバンスは1万1,220円(税込)です。どちらもマークシートタイプの筆記試験のみですが、試験時間は40分で合格ラインは100点中80点以上なので、入念な試験対策が必要と考えられます。

引用元
一般社団法人 JMA|日本メイクアップ知識検定試験(ベーシック・アドバンス)

4. JMA日本メイクアップ技術検定試験

JMA日本メイクアップ技術検定試験は、先述した知識検定試験の技術を試す試験に位置します。国内外で通用するメイクアップアーティストの育成を目的とした検定試験で、資格区分は1級から3級まで。いずれも筆記・実技試験で審査されます。

試験合格者はメイクアップアーティストとして、芸能人やモデルなどのメイクアップをはじめ、サロン・ブライダルなど幅広い業界でヘアメイクを担うことが可能です。

受験料については、3級・2級は1万1,220円(税込)、1級は1万7,160円(税込)です。

引用元
一般社団法人 JMA|日本メイクアップ技術検定試験

7. メイクアップ認定講師

メイクアップ認定講師は、メイクアップに関する全ての検定試験の試験官に加え、教育を担う立場として活躍できる資格です。

同資格を目指すには、JMA認定講師養成セミナーを受講し、試験に合格する必要があります。
資格取得後は、全国一斉検定の試験官をはじめ、検定対策需要の担当などを受け持つことが可能。

メイクアップ認定講師の受験資格は以下のとおりです。

・美容従事歴が2年以上
・日本メイクアップ技術検定試験1級保有者
・日本メイクアップ知識検定試験アドバンス保有者

セミナー日数は9日間で、費用は40万3,920円(税込)となっています。

引用元
一般社団法人 JMA|JMA認定講師

8. シュウ ウエムラ メイクアップ 技術検定試験

美容系の職業に就きたい人へ、技術の取得を通してシュウ ウエムラのメイクアップ哲学を普及させる目的でおこなわれる検定試験です。

受験資格は、JMA認定在校生であり、指定テキストにてJMA-shu uemura認定講師、もしくはshu uemura学内認定講師による35時間の授業を受けていることです。

JMAとの協働開催のため、合格者はJMAのメイクアップ技術検定2級・3級と同じ扱いとなり、日本メイクアップ技術検定1級の受験資格を得ることもできます。検定料は1万6,500円(税込)です。

引用元
一般社団法人 JMA|シュウ ウエムラ メイクアップ技術検定試験
シュウ ウエムラ メイクアップ 技術検定試験

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美容系の就職やキャリアップに役立つ資格11選|資格取得のメリットや選び方を紹介

7. MSOJ認定メイクアップ検定

MSOJ認定メイクアップ検定は、メイクアップの正しい知識を有する人を認定する検定試験です。1級から3級まであり、級数が少なくなるほど専門的な知識が求められます。

1級合格後は、認定講師を突破することで講師として指導できる立場を目指すこともできます。受験料は以下のとおりです。

・3級:6,000円(税込)
・2級:8,000円(税込)
・1級:1万円(税込)
・認定講師検定:1万5,000円(税込)

なお、受験料はいずれも合格認定証発行料も含めた金額です。また、認定講師検定のみ受験料にあわせて、合格後は1年につき5,000円(税込)の年間登録料がかかります。

引用元
日本メイクアップ連盟[MSOJ]
日本メイクアップ連盟[MSOJ]|メイクアップ検定
日本メイクアップ連盟|試験内容

8. JMANメイクアップ技術検定

JMANメイクアップ技術検定は、JMAN会員のメイクアップ技術の向上・活動支援を目的とした技術検定です。合格すると認定証が付与されるほか、公式ホームページで一般公開されるといった特徴があります。

試験区分は、1級から3級に加えて、メイクアップの知識・技術をわかりやすくプレゼンできる人を認定するインストラクター検定の4つです。

受験料は以下のとおりです。

・3級:6,000円(税込)
・2級:1万6,000円(税込)
・1級・インストラクター:1万8,000円(税込)

受験料はいずれも認定証発行料込みの価格です。

引用元
JMAN
JMAN|メイクアップ技術検定

9. メイクセラピー検定

メイクセラピー検定は、心理カウンセリングの手法を取り入れたメイクにまつわる資格です。試験では心理面のアプローチに必要とされるメイクセラピー的心理学やコミュニケーション、メイクアップに不可欠なメイク理論・色彩学等の各分野から出題されます。

3級から特級までの5つあり、受験料は以下のとおりとなっております。

・3級:オンライン/3,300円(税込)・郵送/5,500円(税込)
・準2級:オンライン/5,500円(税込)・郵送/7,700円(税込)
・2級:8,800円(税込)
・1級:1万1,000円(税込)
・特級:1万3,200円(税込)

なお、特級のみ受験料のほかに認定講座受講料として7万1,500円(税込)がかかるので注意しましょう。

引用元
一般社団法人メイクセラピストジャパンメイクセラピー検定事務局|試験内容

メイク関連の資格を取得|4つのメリット

メイクに関する職種の中には、資格を必須としないものも珍しくありません。資格がなくてもはたらくことは可能ですが、試験勉強によって多くの知識が身につき、さらに合格すれば知識や技術を有していることが証明できるのは、資格の最大のメリットといえます。

ここでは、そんな魅力的なメイク関連の資格を取得するなかで、さらに考えられるメリットについて解説します。

1. 就職・転職に有利

資格を有することでメイクにまつわる知識や技術があると証明できるので、美容業界への就職・転職が有利になるといったメリットがあります。

たとえ希望する職場が資格を必要としていなくても、資格を持っていることで、お客様に安心と正しい知識を提供できる人材と判断される可能性も。

さらに、資格を取るためには試験勉強が不可欠であることから、真面目に取り組む姿勢や努力家であることが評価されるといった可能性もあるでしょう。

2. 専門知識を有することでお客様から信頼される

資格の取得によって、お客様と美容に関する質の高い会話を交わすことができます。その結果、多くのお客様から信頼を獲得しながら活躍できるのもメリットです。

たとえば、お客様にメイクをするあいだに、肌が乾燥しやすいと相談されたとします。試験勉強で得た知識の中から適切なものをピックアップし、正しい知識をその場で共有することができます。

資格取得によって、お客様の悩みをすみやかに解決に導くことができるのは、大きなメリットといえるでしょう。

3. コスメのプロとして活躍できる

資格を取得することで、メイク・コスメのプロとして雑誌やメディアなどで活躍できるのもメリットの一つ。

とくに日本化粧品検定の場合、特級に位置するコスメコンシェルジュを取得することで雑誌・メディア・Webサイトなどでメイクやコスメについて発信できる場を紹介してもらうことができるそうです。

資格を活かしてメイクアップアーティストを目指せば、美容室やブライダルサロンのほか、メイク専門のプロダクションなど、さまざまな職種で活躍できるでしょう。

日本化粧品検定を活かせる仕事については以下の記事でまとめているので、興味のある人はあわせてご覧ください。

引用元
日本化粧品検定|日本化粧品検定特級 コスメコンシェルジュ

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メイクアップアーティストになるにはどんな資格が必要?おすすめの資格や活躍の場も紹介

4. 活躍の場が広がる

資格を取得することで、活躍の場が広がるのもメリットです。たとえば美容師免許を取得後、美容師として働いていた人がメイクにまつわる仕事をしたいと思ったとします。そのような場合、メイクアップに関する検定に合格することで、国内外で活躍できるメイクアップアーティストになれる、などです。

ひとつの資格があるだけでも活躍することは可能です。しかし、複数の資格を取得することで、体・顔・化粧品など総合的な知識を、さまざまなシーンで活かすことができるのもメリットといえるでしょう。

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職場によっては、資格を必要としないケースも多いです。しかし、資格を取得することで就職や転職が有利になるほか、お客様と美容に関する質の高い会話が交わせるので、信頼関係の構築に役立つなど、さまざまなメリットを受けることができます。

資格を取るまでには多くの時間がかかるかもしれません。ただ、メイクにまつわる知識や技術が多い分だけ、さまざまな人の役に立つことができます。

資格を取得後、メイクや美容を多くの人に広めたいといった人は、ぜひリジョブを活用しながら夢を叶えてください。
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