【子育て応援メソッド】夫や両親、家族みんなで子育てをヘルプ! DHC 倉林細竹さん #1
美容業界で働くワーママ・ワーパパたち。子育てには目に見えない細かなお世話もあり、時間に追われている人も多いと思います。そんな多忙なママ・パパに「コレに助けられて仕事と育児を両立しています」というものをインタビューする企画、「子育て応援メソッド」。
第4回は、オリーブバージンオイルやサプリメントでおなじみのDHC。美容部員を教育するトレーナー兼メークアップスタイリストの倉林細竹(くらはやし ほそか)さんに、6才の娘さんの子育てと仕事の両立について伺いました。
研修の日は絶対穴を空けられない
――DHCは何年目になりますか?
「国内某大手化粧品メーカー、外資系化粧品メーカーの美容部員を経て、DHCに入社して11年目になります。最初は、研究所に配属になり、美容評価といって、商品の試作品を使ってみて、もっと使いやすい方向に改善していく業務や市場調査などを行いました。その後、外部へのセミナーなどを担当するようになり、現在はトレーナーとして、店頭に立つショップアテンダントに向けて、接遇、カウンセリング、メイクの基本から応用までの研修をさせていただいています」
――さまざまな業務を担当されているのですね。その他に社外的なお仕事も?
「ホテル様などからオファーをいただき、接客業にふさわしい身だしなみや、大学・専門学校を卒業して新社会人になられる方向けに、社会人としての身だしなみなどをお伝えしています。その他、社内外の広告関係などのヘアメイクも行っています」
――お子さんはおいくつですか?
「6才の女の子で、いま保育園の年長さんです」
――産休・育休はどれくらいとられましたか?
「ちょうど1年間くらいです。妊娠8ヶ月まで働いて、1年間お休みをいただき、復帰しました。4月生まれなので、保育園に入園するのも、仕事復帰もタイミング的には恵まれていたと思います」
――お子さんが小さいときに人前に立つ仕事をされるのは大変ではなかったですか?
「復帰したときは、まだ研究所に在籍していましたので、人前に立つ機会も限られていましたが、その後、現在の部署に異動になりました。研修も社内ではありますが、日程が確定されていますし、何より社外のものに関しては、絶対に穴を開けられないという使命感がありました。娘がまだ赤ちゃんのときは、狙ったかのように研修の日に限って熱を出したりすることもありました。仕事復帰の初日も熱を出して、早退した記憶があります。自分ではコントロールできないことが増えたので大変でしたね」
チーム内の風通しをよくしてお互い様の精神で
――お子さんが具合の悪いときはどうしていましたか?
「夫と母と、近くに住む夫の両親、それから妹も助けてくれました。『助けて~』と言って、家族みんな総出で助けてもらいました。今でこそ、仕事で帰りが少し遅くなるときは、ママ友に預かってもらうこともできますが、まだ生んだばかりのときは、そういったネットワークもできていませんでした。本当に家族の協力と、仕事仲間の理解というところも大きかったと思います」
――仕事仲間の理解というのは?
「同じ部署内では、わたしがいちばん大きい子どもがいるのですが、最近だんだんママさんが増えてきて、育児の悩みを話すと、『分かる、分かる。そうだよね』と協力しあえる環境になってきています。子供の具合が悪くてどうしても休まなくてはいけないときは、業務を代わってもらう必要があるので、常日頃、ひとりで抱えず、チームワークよく、風通しよく伝えておくことが大切だなと思います」
――とてもよい仕事環境ですね。現在は、どのような勤務形態なのですか?
「シフト制で、基本的には土日祝休み、9:00~17:00勤務です。月に1~2回ほどイベントなどで土日出勤があったり、研修のスケジュールによって帰宅が少し遅くなったりという日もあります」
「ふだんは、ひと回り以上年上の夫がいちばん手伝ってくれています。夫は、基本的に帰宅が遅いのですが、わたしが出張や研修などで帰宅が遅くなる日は、都合をつけて早く帰ってきてくれます。子どもの保育園やおけいこなどの送り迎え、お風呂掃除、掃除機もかけてくれます。毎週金曜日は、『パパカレーの日』と決めて、夕飯にカレーを作ってくれるんですよ」
アレンジが効く4色アイシャドウはオンオフ大活躍
――はなまるパパさんですね。ご職業柄、たくさんのコスメを使われると思いますが、コレは使える! というものを教えてください。
「仕事中の登場回数が多いのは、DHC PAディープコントロールアイシャドウです。いま、つけているのは、DC03ボルドーブラウン。研修では人前でお話することが多いので、きちんとした印象になるように心がけています。でも、強いイメージになりすぎると研修生が委縮してしまうので、少し優しさを醸し出すために、このアイシャドウで女性らしく仕上げます」
――使い方を教えてください。
「まぶた全体にパレット左上のハイライトカラーをのせて、アイホールに右上のベージュを重ねます。二重幅より少し広めに左下のボルドーを強めに塗り、目の際は右下のブラウンで引き締めます。目の下にもボルドーを入れると華やかさがアップします」
――このアイシャドウの特徴は?
「下を向いたときの濡れたようなツヤ感がとてもきれいだと思います。目元って、自分で楽しむというよりは、人から見られることが多いですよね。このアイシャドウは、自然なツヤ感と奥行きが出るのでとても気に入っています。
オフの日には、2色使いで異なるイメージに仕上げることもできます。左の上下2色使いだと、フェミニンなボルドーの目元に仕上がり、女性らしいラインの洋服にも似合うと思います。右の上下2色を使うと、カジュアルな雰囲気に。温かみのあるブラウンなので優しさもありながら、目元を適度に引き締めてくれます。洋服に合わせていろんなアレンジがきくので、本当に重宝しています。
ナチュラルで主張しすぎないので、娘のおけいこのときなど、目立ちすぎてもよくないし、くだけすぎてもよくないというシーンでも使いやすいです」
倉林さんが助けられているものは
美容部員を教育するトレーナーの倉林さん。日程が確定している研修に穴を空けることはできないので、ご主人やご両親などご家族のバックアップが頼りです。
1.ご家族の子育てヘルプ
2.仕事仲間の理解
3.オンオフ使えるアイシャドウパレット
後編では、子どものお世話でバタバタするお風呂上りでも、肌の水分を逃さないお助けアイテムなどを紹介していただきます。
▽後編はこちら▽
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撮影/古谷利幸
取材・文/永瀬紀子