美容業界の女性たちへ!あきらめないで、仕事も母になることも。エッセイ・高齢出産のすすめ #1
夢中で仕事をしていると、目の前のことしか見えなくなり、
同僚に負けたくないという気持ちが強く、気がつくと、40代も後半に。
今さら、「もう、子供は産めない!」と、
人生を憂いている女性が多いような気がします。
美容業界で働く方たちもそうだと思いますが、
女性の場合、夢中で仕事をして、ワーカーホリックになりがちです。
「結婚」まではしていても、「出産」「子育て」となると、
なかなか、前に一歩踏み出せない。
でも、冷静に考えてみてください、
あなたは、「女」として生まれてきているのですから。
“女性のためのブランドづくり”で活躍中のブランドディレクター、タナカキヨミさん。42歳で高齢出産した実体験をもとに、美容業界でキャリアを磨いている女性たちに向けてのアドバイス!
「モアリジョブ」のための書き下ろしてくださったエッセイです。じっくりお読みくださいね。
人生は一度きり、女として生まれてきたからには、絶対「子供」を産むべきです!
社会の風潮として、男も女も関係なく私たちは頑張って働いています。
でも、ほんとうは、男女はまったく違う。差異はあっても、平等とは言えません。
なぜなら、女性は子供を産む生理的機能 (子宮)を神様にもらっている。
この私たちも、わたしたちの母から生まれました。
この人類は、女性である私たちが産み出しているのです。
こんなスゴイ偉業を私たち女性は、なし得てしまえるのです。
この世に生命を生み出す。これは、女性であるあなたにしか出来ません。
美容業界の忙しさも並大抵ではないと思いますが、生きがいとなる仕事も大切にしながら、40歳を見据えて、「妊活計画」をライフプランに入れてほしいですネ。
「妊娠」は、40歳になってから。「妊活」は、計画的に!
20代~30代は、頑張って仕事をして、キャリアを身につけることをおすすめします。そこでつけた実践的なキャリさえあれば、40歳前後で子供を産むために仮に休職しても、それは、長い人生においてたいした問題ではありません。事実、私も42歳で出産しました。
女性は ”今” しか考えられない傾向にありますから、まったく予期しない妊娠を受け入れることができません。だから、「避妊」「妊娠計画」はきちんとコントロールしましょう。仕事場の雰囲気にのまれて、「子供はつくれない!」とはじめからあきらめないで、キャリアづくりの時代と、子供づくりの時代をきちんと分けて考えてください。いずれ、子供をつくることを視野に入れて、サロンワークなどは時間に追われているでしょうけれど、定期的な婦人科検診はおこたらないように。
一生働くつもりなら、「出産」は、サロンでキャリアを積むまでは考えないこと!
主婦志向なら、20代の内にさっさと子供を産むべきです。でも、仕事を人生の生きがいとするなら、産む時期をよ~く考えましょう。まだ独り身のときは、1日のほとんどが仕事態勢でも生きて行けます。また、そうやって仕事漬けにならなければ、ほんとうのスキルは身につきません。
20代~30代の間に必死で身につけた仕事のスキルは、一生涯あなたを支えてくれます。それは、早めに子供を産んでしまった女性が、なかなか手に入れられないものです。現実的に見ると、子育てと仕事の両立は、ドラマのようにはいきません。
私も、36歳で起業しました。社員にも、「スキルアップを先に!」といつも言っています。
将来、「独立」「起業」などを考えている方は、それを30代後半までに実行しましょう。
Profile
タナカキヨミさん
職業はブランドディレクター。
女性のための商品を女性チームでブランディングしている(株)ヒス・ハイコンセプトの代表である。
世に出した商品は、ライオン「冷えピタ」・ライオン「休息時間」/ 資生堂「TSUBAKI」・資生堂「IHADA」テルモ「WOMAN℃」など、人気アイテムがたくさん。
ウエブマガジン「ボンジュール50’S」も運営、編集長でもある。
ボンジュール50’s
http://www.50agingcare.jp
ヒス・ハイコンセプト
http://www.hys-hc.jp
Information
「My Son / マイサン」(1,728 円/白馬書店)
36歳で起業。猛烈に働いていた頃、42歳で男子を出産。
その息子が5歳の時、ニュージーランドへ移り住みます。
「私は“ワーカーホリック”なので、もし、息子を産んでいなかったら、
あんな異国での素敵な冒険暮らしは、できなかったと思います」とのこと。
この本には、高齢出産ママの体験が丸ごとつまっています。
Amazon
https://www.amazon.co.jp/My-Son-マイ・サン-タナカ-キヨミ/dp/4938702126
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