【子育て応援メソッド】1才女児の育児をしながらアイラッシュサロンを開業 un アイリスト飯島壽子さん #1

美容業界で働くワーママ・ワーパパたち。子育てには目に見えない細かなお世話もあり、時間に追われている人も多いと思います。そんな多忙なママ・パパに、仕事と育児を両立するためのコツをインタビューする「子育て応援メソッド」。

今回は、1才の女の子のママでありながら、恵比寿にアイラッシュサロンunを開業したばかりという飯島壽子さんにインタビュー。育児をしながら、しかもコロナ禍での開業準備、スムーズなサロン運営のためにどのような工夫をされているのでしょうか?

フリーランスの夫の後押しで開業準備もスムーズ

サロンのロゴは友人からの開店祝い。
「とても気に入ってます」と飯島さん

――ご自身のサロンを開業されたばかりだそうですね。 

はい、1/5に恵比寿にアイラッシュサロン「un」をオープンしました。

――育児をしながらの開業準備は大変だったのでは?

年末年始含めて2週間くらいで準備しました。だいぶスパルタで動きましたね(笑)。物件も思いつきというか、一日に3件ほど見て、その日のうちにこの場所に決めました。というのも、前職のサロン「ミエルトウキョウ」で立ち上げから一緒にやらせていただいたので、なんとなく自分にもできそうかなという思いはあったんです。メニューや内装などなにを準備すればよいかの知識はあったので、結構段取りよく準備を進めることができたと思います。

あとは、主人の後押しが大きかったです。主人もフリーランスで仕事をしているので、開業に関してのアドバイスをもらうことができました。経営面はもちろん、細かいことも含めていろいろ相談にのってもらいました。

――それは心強いですね。ご自分のお店を持つことは以前から考えていたのですか?

実は、恵比寿ですでにエステサロンを開業している方の一部スペースをお借りするという話があったんです。でも、話を進めるうちに、お互い別でやったほうがよいのではという結論に達しました。すでに前職をやめることは決まっていたので、転職するか、自分でやるかという二択になり、「じゃあ自分でやろう!」ということになりました。もともと開業志向が強いわけではなかったのですが、その方とのお話がなくなったことにも背中を押された感じですね。「もうひとりでやるしかないなと!」

――そんな経緯があったのですね。コロナ禍での開業に不安はありませんでしたか?

コロナ禍でしたが、開業に関しての迷いはありませんでした。ただ、コロナ禍で空きテナントが多いのかなと思っていたのですが、企業が規模縮小して小さい事務所に移っているということで、思っていた以上に物件が少なかったことは予想外でした。だから、ここを見つけたときにすぐに契約の決断をすることができて、サロンをオープンできたことはラッキーでした。

――アイリスト歴は長いのですか?

約10年のキャリアになります。もともとメイクの仕事に興味があって、アイリストになるためには美容師免許が必須条件なので、まずは美容学校に通い、美容師免許を取得しました。卒業後、「アナスタシア」というアイブロウワックスの専門店に1年半、『銀座カラーアイズ』という大手サロンに6年間勤務し、その後、「ミエルトウキョウ」の立ち上げに携わりました。

「ミエルトウキョウ」時代に出産し、産休・育休取得後、昨年7月に復帰。ありがたいことに、復帰後すぐに以前からのお客様がまた通ってくださったことに勇気をもらい、昨年末に「ミエルトウキョウ」を退職し、今年1月に「un」をオープンしました。

入園申し込みに合わせて出産計画

明るい笑顔が印象的な飯島さん

――お子さんはいまおいくつですか?

1才8ヶ月になります。生後8ヶ月のときから認可保育園に通っています。慣らし保育を2週間したところでコロナ禍のため休園になってしまったのですが、保育園再開と同時にまた登園するようになりました。

――せっかくの慣らし保育の後にコロナで休園ですか?

そうなんです。でも慣らし保育のときも、登園再開のときもすんなり保育園生活に慣れてくれたので、これについては本当に助かりました。

――親孝行な娘さんですね(笑)。保育園探しはスムーズでしたか?

妊娠中から区役所に行ったり、保育園の見学をしたり、先輩ママにいろいろ聞いたりして事前に情報収集はしていました。4月入園のための申し込みが11月くらいなので、実はそれに合わせて逆算して出産したんです(笑)。それを過ぎてしまったら来年にしようと話していたのですが、ギリギリ8月に生まれて、11月に申し込み、翌年の4月に無事保育園に入園することができました。

――サロンの物件探しといい、保育園探しといい、用意周到というか、とてもスムーズですね! お仕事は、保育園の時間内で間に合っていますか?

保育園の時間内でおさまるように、いまはサロンの営業時間を9時~17時にさせていただいています。予約が入っていないときは、朝の出勤もゆっくりです。子どもがまだ小さくて朝はけっこうバタバタなので、そのへんは自分で開業している強みだなと感じています。

夕飯のおかずは休日にまとめてストック

保育園のハロウィーンイベントでの親子2ショット

――1日のタイムスケジュールを教えてください。

休みの日におかずのストックを作っておいて、それを温めるだけなので夕飯の準備は15分くらいで終わります。夕食→お風呂→夜8:30には寝かしつけをします。わたしも一緒に寝落ちしてしまうことが多いですね。保育園に通っているせいか生活リズムはできていて、夜中はぐっすり寝てくれるので助かります。その子によるみたいですが、うちの子は保育園で2時間くらいお昼寝しているようです。

保育園の送りとお掃除はパパが担当

「初めての方でも緊張感がほぐれるように
壁を黄色にして温かいイメージにしました」

――ご主人は育児に協力的ですか?

主人は休みがほとんどないので、育児の時間が限られてしまいますが、保育園への送りは必ずしてくれますし、掃除も小まめにしてくれています。

――こまめなお掃除、助かりますね! ご主人とあまりお休みが合わないのですか?

そうですね。主人は、仕事に追われていると休みがほとんどとれなくて、月に一回お休みが合うか合わないかという感じです。3人一緒のときは、水族館に行ったり、公園でのんびりしたり、主人の実家に遊びに行ったり、Go toキャンペーンのときは旅行もしました。

飯島さんが仕事と育児を両立させるためのコツ3ヶ条

1歳女児の育児をしながら、ご自分のアイラッシュサロンを開業した飯島さん。仕事と育児を両立させるために以下の3つの工夫がありました。

1.営業時間を保育園の時間に合わせる

2.フリーランスの夫のアドバイスを享受する

3.保活の情報収集は先輩ママ・区役所など多方面から

後編では、ママになってからの仕事に対する気持ちの変化や、開業したメリットなどを伺います。

▽後編はこちら▽
【子育て応援メソッド】娘もサロンも、ともに成長できるように un アイリスト飯島壽子さん #2>>

撮影/古谷利幸
取材・文/永瀬紀子

Salon Data

un

Instagram:@un_eyelash
恵比寿駅より徒歩6分

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