ブライダルエステとは?エステティシャンの仕事内容や求められるスキル、仕事のやりがいを紹介

一生の思い出となる結婚式。当日を美しい状態で迎えるために、ブライダルエステを利用する人も少なくありません。その施術をするのがブライダルエステティシャンの仕事です。

この記事では、ブライダルエステティシャンについて紹介します。仕事内容や求められるスキルなどを見てみましょう。

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ブライダルエステとは?


エステにはさまざまな種類がありますが、そのなかでも結婚式を控える新郎新婦が受けるエステのことを、ブライダルエステといいます。以前は新婦だけのコースだけでしたが、最近は新郎が受けられるコースを用意しているところも増えているようです。

結婚式の約半年~数カ月前に通い始める人が多く、当日に向けて体や肌のコンディションを整えます。

ブライダルエステティシャンの仕事内容


ブライダルエステティシャンの仕事は大きく分けて4つあります。それぞれの仕事内容を見てみましょう。

フェイシャルエステ

フェイシャルエステは、とくに希望する人が多いメニューです。お客様が満足できるキレイな状態で式を迎えてもらうために、一人ひとりに合ったケアが欠かせません。肌のターンオーバーや肌質にも注意しながら、次のようなケアをおこないます。

・ニキビや肌荒れを改善する美顔ケア
・たるみやむくみを解消する小顔ケア
・肌のくすみやシミを軽減する美白ケア
・シワや毛穴などの引き締めケア

ボディエステ

ボディエステは、ドレスを着た際に露出する部分をメインにマシンやハンドマッサージでケアをおこないます。とくに目立ちやすいのは、背中・二の腕・デコルテ。

背中はニキビやニキビ跡を気にしている人も多く、二の腕はポツポツとした肌荒れに悩む人も。キレイにドレスが着こなせるよう、必要に応じてピーリングやパックもおこないます。

痩身エステ

痩身エステはウエスト・二の腕・ヒップ・デコルテなどの引き締めをおこないます。マシンやハンドマッサージで老廃物を排出させたり、むくみを解消させたりするほか、脂肪燃焼を促進するメニューも人気です。

脱毛・シェービング

脱毛も人気のメニューです。マシンを使って、脇・腕・背中・足・顔の産毛などの部分脱毛をおこなうことで、毛穴のトラブルを防いだり肌のトーンアップさせたりすることができます。

ただし、短期間では効果が出づらく脱毛直後は肌トラブルがおきやすいため、お客様には1年くらい前からの施術をおすすめしましょう。

なお、シェービングをおこなう場合は理容師の免許が必要です。

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求められるスキル|美容エステティシャンよりも求められるレベルが高い


ブライダルエステティシャンは、さまざまなスキルが高いレベルで求められます。どんなスキルが求められるのか見てみましょう。

エステ全般に対する専門知識

ひとつの分野に特化した施術をおこなうのではなく、フェイシャルから脱毛までのトータルケアをするため、幅広い知識が必要です。

お客様によって体質や肌質に違いがあり、なかにはアレルギーやアトピーに悩んでいる人もいます。ときには、人生ではじめてのエステという人や妊娠中の新婦を対応することも。トラブルや健康被害をおこさないよう、深い知識を持ち合わせておかなくてはなりません。

短い期間で発揮する高い技術力

フェイシャルから脱毛までのトータルケアができるだけでなく、結婚式当日に体や肌をベストコンディションにするという高い技術力が必要です。

成果が見られなかったり、当日までにケアが間に合わなかったりといった失敗は許されないため、短い期間で結果が出せるような高い技術力が求められます。

体力

仕事中は基本的に立ったままの姿勢で、マッサージは力が必要です。ブライダルに限らずすべてのエステティシャンに言えることですが、立ち仕事やマッサージを続けられる体力が求められます。日ごろからの体力づくりを心がけましょう。

コミュニケーション能力

エステはカウンセリングが重要です。どんな姿で当日を迎えたいのか、要望や悩みを正確にヒアリングするためには、コミュニケーション能力が欠かせません。

はじめてで緊張している人や式に不安がある人でもリラックスできるような、心地よい会話のスキルが求められます。

必要な資格・役立つ資格


基本的にブライダルエステティシャンは、必須資格はありません。しかし先ほどもお伝えしたように、シェービングは理容師免許を持っている人しかおこなえない施術のため、注意が必要です。

また、幅広い知識や高い技術力が必要であることから、関係する資格は取っておいて損はありません。就職や転職、待遇面でも有利になる場合もあります。

それでは、仕事で役立つ資格について見てみましょう。

AJESTHE認定フェイシャルエステティシャン

AJESTHE認定フェイシャルエステティシャンは、エステに関する基礎知識からフェイシャルケアの基本的な知識や技術を有することが証明できる資格です。

試験に合格しただけでは資格は取得できず、800時間以上の実務経験か、日本エステティック協会が認定する養成施設などを修了していることを証明する手続きをしなければなりません。

日本エステティック協会:AJESTHE認定フェイシャルエステティシャン

AJESTHE認定ボディエステティシャン

AJESTHE認定ボディエステティシャンは、エステに関する基礎知識からボディケアの基本的な知識や技術を有することが証明できる資格です。

資格の申請に必要な証明事項および取得方法は、AJESTHE認定フェイシャルエステティシャンと同じで、併願受験することもできます。

日本エステティック協会:AJESTHE認定ボディエステティシャン

その他|各エステ協会の資格

ほかにも、日本エステティック協会や日本エステティック業協会などエステの認定資格専門機関にはいくつもの資格が用意されています。

知識や技術が習得できるだけでなく、その能力の証明にもなるため取得することをお勧めします。

日本エステティック協会

日本エステティック業協会

やりがいやメリット


ここからは、ブライダルエステティシャンとして働くやりがいやメリットを紹介します。

お客様の大切な思い出に携わることができる

結婚式というイベントは、お客様にとって一生の思い出となる特別な日です。直接演出を手掛けることはなくとも、お客様の思い出に携われるのは、大きなやりがいと言えるでしょう。結婚式当日に万全の状態を迎えられたときには、大きな達成感も得られます。

スキルをさらに磨くことができる

何度もお伝えしていることですが、結婚式当日にお客様のコンディションをベストな状態に仕上げるためには、幅広い知識や技術が必要です。一人ひとりにあったトータルケアをおこないながら、自分自身のスキルをさらに磨くことができます。

気をつけるべきこと


特別なイベントに携わることができ、やりがいが感じられる仕事ですが、大変な面ももちろんあります。

ここでは、ブライダルエステティシャンとして心得ておくべき注意事項をお伝えします。

責任が重大|失敗が許されない

一生の思い出となる結婚式のために利用するエステであるため、責任が重大でプレッシャーも大きい仕事です。

化粧品が原因で肌が荒れたり、式直前に肌トラブルを起こしたりといった失敗は許されません。アレルギーや肌質などのこまかなチェックが重要です。

さまざまなケースへの対応や配慮が欠かせない

ブライダルエステは、さまざまなケースへの対応が求められます。

たとえば、妊娠中の新婦は体への配慮が欠かせません。妊娠中は肌や体調が乱れやすく、においで気分を悪くする人もいます。ムダ毛が濃くなりやすい時期でもあり、肌荒れに注意したやさしい施術が必要です。

また、結婚式を前に精神的に不安定になる人も。そういった場合は、前向きになれるような気配りや、リラックスしてもらえるような配慮が必要です。

ブライダルエステティシャンに向いている人


これまでに紹介した求められるスキルや気をつけるべきことを踏まえて、ブライダルエステティシャンに向いている人を紹介します。

美容全般・ブライダルに関心がある

トータルケアをおこなうブライダルエステティシャンは、美容全般とブライダルに関心がある人が向いています。最新の情報や技術を習得し、新しいことに取り組める姿勢が大切です。

気配りが上手

結婚式に向けたさまざまな準備やスケジュールに追われ、心身ともに疲れてしまう人も少なくありません。そんな人たちを癒したりサポートしたりできるような気配りが上手な人は、ブライダルエステティシャンに向いています。

柔軟な対応ができる

お客様の体や肌にトラブルが起きる可能性は、ゼロではありません。結婚式まで時間がない、思うような効果が見られないなど、ピンチな状況に立たされることもありえます。こういったときに、解決策を考えたり柔軟な対応ができたりする人は向いているでしょう。

ブライダルエステティシャンはお客様の一生の思い出に携われる仕事|幅広い知識と高い技術力を身につけよう!

ブライダルエステティシャンは、お客様の一生の思い出に携わることができるやりがいのある仕事です。しかし、結婚式当日に最高な状態を迎えることを目的にしているため、大きなプレッシャーを感じることも否めません。

そんなプレッシャーに負けず、短期間でもお客様を最高の状態に仕上げられるよう、幅広い知識と高い技術力を身につけましょう。

引用元

日本エステティック協会:AJESTHE認定フェイシャルエステティシャン

日本エステティック協会:AJESTHE認定ボディエステティシャン

日本エステティック協会

日本エステティック業協会

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