人気スタイリストが教える厳選アイテム!「アウトバストリートメント」でダメージヘアを徹底補修
お風呂から出た後に使用する「アウトバス」タイプのトリートメントが人気となっています。
シャンプーやトリートメントはお風呂の中(in bath)で洗い流すタイプが主流ですが、これらには通常「界面活性剤」が多量に使用されています。界面活性剤には水と油のように混じり合わない物資をなじませる働きがあり、洗浄力を上げる場合に必要ですが、残留させると肌に良くないため水で洗い流す必要があります。
アウトバストリートメントはそういった成分がほとんど配合されていないので、洗い流す必要もなく、お風呂から上がった後(out bath)に使用することができる製品です。
最大のメリットは、乾燥や紫外線など、髪の毛が外部から受けるダメージ補修に効果を発揮する点です。インバストリートメントはシャンプー直後に濡れている状態で使用するので、毛髪内部まで成分が浸透しやすく、髪の「内部補修」に役立ちます。これに対してアウトバストリートメントは、髪の毛の表面の傷を補修し、刺激などでダメージを受けないよう髪全体を守ってくれる「外部補修」の効果があります。ちょうど髪の毛をコーティングするようなイメージです。
インバスタイプもアウトバスタイプも役割が違うので、用途を理解して併用することが重要ですが、今回はスタイリストの徳永梨瑛子さんが「すかすかになってしまった髪を修復してくれる!!」と絶賛するおすすめの製品と、その使い方をご紹介します。
「なにかをプラスしたい……」と思っている方に最適なアウトバストリートメント!
徳永梨瑛子さん (25)
お客さまの「気持ち良さ」を追求し、シャンプーやマッサージにもウェイトを置いた接客方針が人気の秘密。癒し系のコミュニケーションで、お客さまのライフスタイルや地肌トラブルに合わせて、ヘッドスパからマッサージ、そしてアフターフォローまでしっかり向き合っている女性スタイリスト。
徳永さんがおすすめするアウトバストリートメントはどのような製品ですか?
私がおすすめする製品は「LebeL(ルベル)・イオ マザーエッセンス」です。高濃度なので、ショートの方なら3滴、ミディアムの方で5滴、ロングの方で7〜8滴で大丈夫です。栄養分が高いので、量が多いとベタベタになってしまいます。手のひらに髪の量に合わせた適量を出して、延ばしながら髪全体に馴染ませていきます。
毎日お風呂後の濡れた状態の髪に使用していくと、3ヵ月ほどで効果を体感できるようになるはずです。数滴ずつしか使用しないので、1本で大体3ヵ月分です。
こちらの「イオ マザーエッセンス」は、ブリーチ毛であったり縮毛矯正を行ないすぎてしまった方など、ハイダメージの方向けの製品ですが、枝毛・切れ毛がたくさんできてしまっている場合など、髪の内側からその回復を手伝ってくれます。髪の強度が徐々に増していくよなイメージでですね。
他の同様の製品では、その場しのぎ的なオイルが多いと感じていますが、こちらの製品は使い続けていくごとにしっかりと補修してくれるので、ヘアケアのために「なにかをプラスしたい……」と思っている方には最適です。
求めているイメージや、自分の髪に合ったタイプを選択する!
アウトバストリートメントも、ミルクタイプ・オイルタイプ・クリームタイプとさまざまありますが、もちろん髪の質や、求めているイメージによって選択が変わります。
ミルクタイプは分子が細かいので、髪の毛の内部に浸透しやすいのが特徴です。軽い質感や、髪の毛をフワっとさせたい方、またパーマを行なった後に使用することで、曲がった髪が形成しやすくなりヘアセットの再現性がUPします。
オイルタイプは高分子なので、表面に密着し髪の外側をコーティングするイメージです。艶を出したい時や、少し「重く」見せたいといった際に役立ちますので、ストレートヘアなど、髪の「まとまり」や「おさまり」を重視する方におすすめです。
クリームタイプは中間的ですが、触った時の質感や保湿感を重視する際に有効です。
特にハイダメージが気になっている方は、ミルクタイプを最初に使用し、髪の内部に成分を浸透させ、その後にオイルタイプでコーティングするという方法も良いかもしれません。
もう一つおすすめしたいのが「モロッカンオイル」です。髪の毛を補修する効果としては「イオ マザーエッセンス」が良いと思いますが、一般的な使い易さでは「モロッカンオイル」が優秀です。香りも良いですし、仕上がりの艶もサラサラ感もしっかり補ってくれる製品です。
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