【見本あり】鍼灸師の職務経歴書にはどんなことを書く?記入する項目とポイントを紹介

鍼や灸でツボを刺激し、身体の不調の改善を図る鍼灸師。鍼灸師が活躍する場所は、鍼灸院や病院、診療所など多岐に渡るため、転職する人も珍しくありません。

一般的な転職活動において、履歴書とあわせて必要になるのが職務経歴書です。鍼灸師も、別の鍼灸院や病院へ転職する際は提出が求められる可能性があります。

そこでこの記事では、鍼灸師の職務経歴書の書き方を紹介。記入する項目やポイントをおさえ、転職活動に役立ててください。

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職務経歴書とは|履歴書との違い

職務経歴書とは、これまで働いた場所の情報や担当した業務、実績など仕事に関することを記入し、自分のキャリアやスキルをアピールするための書類のことです。規定のフォーマットはなく、自分自身で構成を自由に決められます。

一方履歴書は、氏名や住所、学歴・職歴・所有資格などといったプロフィールを伝えるための書類です。おおよそのフォーマットが決められているため、職歴については職務経歴書よりも簡易的に記入します。

中途採用の場合は、職務経歴書が重視されることも多いので、これまでの職場でどのようなことを経験し、どんなスキルを身につけたのかを詳しく記入することが大切です。

書き方はキャリア式と編年体式の2種類

職務経歴書の書き方はおもに2種類です。ひとつはキャリア式といって、担当した業務単位で項目をまとめ、キャリアやスキルを細かく記載する方法があります。転職回数が多い人や、実績を分かりやすくアピールしたい人におすすめです。

もうひとつは編年体式といって、時系列に沿って、入社した会社ごとに担当した業務や実績をまとめて記載する方法があります。履歴書の職歴欄と一致した流れになるため、読み手にとっても分かりやすい形式です。

転職回数が少ない人や、社会人経験が浅い人に向いています。

鍼灸師の職務経歴書でおさえておくべきポイント

職務経歴書は、採用担当者が先を読み進めたいと思えるような工夫が必要です。ここでは、鍼灸師の職務経歴書を書く際におさえておくべきポイントを紹介します。

志望先に適した人材であることをアピールする|知識・技術・コミュニケーション能力など

職務経歴書だからといって、やみくもに経歴や実績を書き連ねればよいというわけではありません。なぜなら、採用担当者が職務経歴書を見て「ここで働いてもらいたい」と思わなければ採用につながらないからです。

そのためには、志望先の情報をくまなくチェックし、どんな人物が求められているかを把握したうえで、志望先に適した人材であることをアピールすることが大切です。

鍼灸師に必要なスキル1. 知識や技術

施設によって求める人材には違いがありますが、鍼灸に関する知識や技術は施術をするうえで欠かせないため、アピール材料として有効です。どんな知識があるか・どんな施術ができるかを具体的にアピールしましょう。

また、サービス提供の仕方や用いる理論も就業先によって異なるため、柔軟に対応できることも伝えられるとよいでしょう。

鍼灸師に必要なスキル2. コミュニケーション能力

コミュニケーション能力も鍼灸師に必要なスキルのひとつです。お客様や患者との信頼関係を築くことで不調の原因究明にもつながり、リピート率にも影響するため、コミュニケーション能力や接客スキルがあることをアピールしてもよいでしょう。

A4用紙1~2枚に縦向き横書きでまとめる

職務経歴書は、A4用紙1~2枚を目安に、縦向き・横書きで簡潔にまとめましょう。指定がなければ、修正・加筆がしやすいPCでの作成がおすすめです。

長すぎると最後まで読んでもらえない可能性があり、かといって短すぎても自分のキャリアやスキルを十分にアピールできない恐れがあるので、要点をおさえてわかりやすく伝えましょう。

見出し・箇条書き・改行などを工夫して見やすさを意識

採用担当者の興味を惹きつけ最後まで読んでもらうには、見やすさを意識した構成にすることが大切です。見出しをつけ、適宜箇条書きにしたり、改行をしたりといった工夫をしましょう。

具体的な数値やエピソードを用いる

経験年数や実績、担当人数などは具体的な数値で示すと、仕事ぶりが伝わりやすくなります。

また、身につけた施術のスキルや仕事で工夫したことのほか、スキルアップや顧客満足度向上のために取り組んだことについて、具体的なエピソードを用いることも効果的です。

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鍼灸師の職務経歴書に記入すべき項目とポイント

ここからは、これまで紹介した内容をふまえて、鍼灸師の編年体式職務経歴書に記入すべき項目とそれぞれのポイントを紹介します。

1. 日付・氏名

「職務経歴書」というタイトルの右下に、日付と氏名を記入します。日付は郵送する場合は投函日を、面接時に持参する場合はその当日の日付を書きましょう。年号は和暦・西暦のどちらでもよいので、書類全体で統一してください。

2. 職務要約

職務要約は、職務経歴全体のまとめにあたる部分です。3~4行・300文字程度を目安に、担当業務に基づくスキルや自分なりの取り組み、実績などを具体的な数値も含めて簡潔に記載しましょう。

3. 職務経歴

職務経歴には、勤務先の概要とそこでの自分の情報とあわせて、担当した業務や実績などを記入します。

勤務先の概要

勤務先の概要として伝えるべき内容は以下の通りです。

・勤務先の名前
・事業内容
・資本金
・従業員数
・売上高 など

勤務先の名前は、(株)などの略称ではなく正式名称で記入します。また、施術台の数や1日あたりの平均来客数なども記入すると、勤務先の規模が伝わりやすいです。

勤務先における自分の情報

勤務先における自分の情報とは、入社年月・在籍期間・雇用形態・役職などです。

担当した業務

担当した業務は箇条書きがおすすめです。具体的な施術名を挙げるほか、施術以外の業務も細かく記入しましょう。カウンセリング・予約管理・発注・顧客情報管理・後輩の育成経験など、列挙できる業務が多ければ多いほど、経験の幅広さを伝えられます。

実績

実績には、顧客数・1日/1カ月あたりの担当人数・目標達成率・リピート率などを、数値を用いて記入しましょう。

4. 保有資格

保有資格は、取得年月日とあわせて正式名称で記入します。取得予定の資格があれば、勉強中である旨を記載することで評価につながる可能性もあるので、書いておいて損はないでしょう。

鍼灸師のスキルアップに役立つ資格

鍼灸だけの施術をおこなっている場所は少ないため、ほかの施術が担当できる証明となる資格は、高評価を得られる可能性があります。

たとえば柔道整復師やあん摩指圧マッサージ師は、鍼灸師のスキルアップや評価に役立つ資格です。また、美容鍼灸サロンなどではアロマセラピストの資格も歓迎されるでしょう。

スポーツトレーナーやパーソナルトレーナーの資格も、ケガの予防や適切なトレーニングを指導できるため、施設によっては役に立つでしょう。

5. 自己PR

職務経歴書の最後は、担当した業務や実績を踏まえて、自分の強みやスキルをアピールする自己PRで締めくくりましょう。

その際、志望先が求める人材とマッチしたポイントをアピールすると、採用につながる可能性が高まります。

また、強みの根拠となる具体的なエピソードや、スキルを習得するための取り組み・仕事に対する姿勢・工夫したことなどをしっかりと伝えて、説得力を持たせることも大切です。

自己PRの最後は、強みやスキルを志望先でどのように活かしたいかを述べ、入社意欲も伝えましょう。

【見本】鍼灸師の職務経歴書

ここまでお伝えしたポイントを踏まえて、鍼灸師の職務経歴書の見本を紹介します。

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志望先に合った職務経歴書を作成して転職を成功させよう

職務経歴書は、自分のキャリアや仕事で身につけたスキルをアピールするための書類です。長すぎても短すぎてもNGなので、構成や文章を工夫し、具体的な数値やエピソードを用いて簡潔にまとめましょう。

職務経歴書を通して、自分が志望先の人材として適していることをアピールすると、採用につながりやすくなります。鍼灸の知識や技術、コミュニケーション能力などといったスキルをアピールしても有効です。

そのほか紹介したポイントも参考に職務経歴書を作成し、転職を成功させましょう。

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