美容師のプライベート事情は?土日や祝日も休める?

美容師のプライベート事情は?土日や祝日も休める?

美容師を目指す人は美容師のプライベート事情も気になるでしょう。また、すでに働いている美容師も「他の店舗のスタッフはどのくらい休んでいるのだろうか」などの事情が気になることも少なからずあるはずです。この記事では「美容師はプライベートをどのように過ごしているのか」「土日や祝日に休めるサロンはあるのか」などのポイントをまとめます。美容師も美容業界志望者も、美容師のワークライフバランスに関する情報として参考にしてみてください。

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美容師の休みはほとんどが平日で、月・火曜日が多い

美容院のお客様はほとんど土日に来店するため、美容師の休みはほとんどが平日です。そして、平日の中でも特に定休日が休みになります。美容院の定休日は、全国的には月曜日です。しかし、関東地方では火曜日が主流になっています。そのため、美容師の休みは「月・火曜日のどちらかが多い」と考えていいでしょう。

もちろん、定休日に店舗の大掃除をしたり、美容のコンテストやイベントに参加したり、練習会をしたりすることもあります。そのため、定休日だったら必ず休日と決まっているわけではありません。しかし、全体的に定休日は休めることが多いです。

定休日以外の休日ですが、その他どこかで「月に2日か3日休める」というのが一般的です。美容師の月の休日は、平均で6日~7日とされているため、週一の定休日にプラスして、2~3日の休日があるという形です。それらの休みも平日がほとんどで、土日・祝日に休めることはめったにありません。

このため、美容師のプライベートの欠点として、友人や恋人、家族との時間が合わない点が挙げられます。家族だったら同居しているので、家に帰れば一緒に過ごす時間もあるでしょう。しかし、同居していない恋人や友人の場合は、休日がずれているとなかなか会えません。この点がプライベートの悩みという美容師も多くいます。

しかし、世間と休日がずれることには、メリットもあります。どんなサービスを利用しても、平日なので空いているからです。中には「混んでいる方がいい」という種類のサービスもあるかもしれませんが、順番待ちなどのストレスがないのはメリットでしょう。また、サービスや店舗によっては「平日だと料金が安くなる」ということも多く、その点でもメリットがあります。

さらに、一部の飲食店などは「美容師割」というサービスも提供しています。美容師の休日が月曜日や火曜日に集中しているのを知っているため、それらの曜日か、その前日の夜に、割引サービスをしているのです。サロンによっては、休日の前の夜に、そのようなバーや居酒屋などにみんなで繰り出すこともあります。

美容師の休みの日の過ごし方は?

美容師の休日の過ごし方は、完全に人それぞれです。この点はサラリーマンと変わりません。アクティブにあちこち出かける人もいますし、スポーツなどをして健康管理をする人もいますし、1日の大部分を寝ているという人もいます。寝ているというとネガティブなようですが、最近は世界的企業のトップの人々も「たっぷり寝た方がいい」という発言を随所でしており、主要な経済誌などもそれを支持しています。つまり、1日中寝ている美容師が怠惰なわけではありません。

美容師の休日の過ごし方の特徴があるとしたら「一人で遊ぶか、同業者と遊ぶことが多い」という点でしょう。土日に休めず、休日もバラバラのため、遊べる人が限られているからです。同地域の美容師だったら、他のサロンでも月曜日か火曜日は休みのことが多いため、一緒に遊びやすいわけです。

もともとの休みの日数が少ないため、美容師は連休も自ずと少なくなります。特に数人で営業しているサロンでスタッフに連休を取られると、店舗が回らなくなってしまうため、連休は認めないサロンも多くあります。このように連休が取れないと、海外旅行には行きづらくなるため、全体的に美容師の海外旅行は少なめと言えます。たまに仕事をやめて世界一周をする美容師の人などもいますが、「一度仕事を辞めないと、ゆっくり海外に行けない」という事情もあるでしょう。

美容師のプライベートで、他の業種よりも有利な点は「遊びも、そのまま仕事につながる」という点です。お客様との会話のネタが増えるからです。普通の仕事でも営業マンなどはそういうこともありますが、営業マンが取引先の人と交わす雑談の内容は、新聞の内容やスポーツの話題など、ある程度限られているでしょう。

一方、美容師の場合は主にエンターテインメントの話題が多く、休日に遊んだ内容が、そのまま会話でプラスになることがよくあります。その点で「遊びが仕事に繋がる」メリットが、他の業種より強いと言えます。

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土日休みの美容院・サロンはある?

土日が休みになっている美容院やサロンもあります。しかし、公務員などのように「完全に土日が休み」「完全週休二日制」ということではなく、月に1日か2日、土日や祝日に休んでもいいなどのルールです。月でなく年にトータルで何日などのルールにしているサロンもあります。

土日を完全に休みにする方法の一つは「面貸し」です。面貸しはフリーランスのことですが、美容院の中の1席を「自分のサロン」として借り受け、その中で好きなように運営をします。この面貸しスタイルだったら、「土日は休み」と自分で勝手に決めてしまえば休めます。店舗のその他の席は土日もやっていますが、自分の席だけ空いているということですね。

ただ、実際には面貸しで活動している美容師ほど、土日は休みません。フリーランスで完全歩合制なので、働けば働くほど自分の収入が増えるからです。また面貸しのシステムは、1席借りる料金を「月額」でサロンに支払います。同じ月額を払うなら、できるだけたくさん、その席を使用した方がいいわけです。そう考えると「一番儲かる土日に休む」ということは、面貸しの美容師としては、あまりない選択肢になります。

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独立開業をして、自分のサロンのオーナーになった場合も、土日に休むことは可能です。ただ、これも相当経営がうまく行ってからで、最初の10年ほどは、逆に土日も忙しくなるでしょう。自分が一切店舗に立たなくていい、店長を雇って店舗を管理してもらうなどのレベルになったらようやく「完全土日休み」の体制になります。

その他、カリスマ美容師と呼ばれるレベルになったら、土日に休むことも可能です。平日でもその美容師にカットしてもらうため、固定ファンのお客様なら予定を合わせてくれるからです。美容院のカットは2カ月に1回程度なので、有給休暇が取れる会社員であれば、それほど難しい調整ではありません。また、そのように調整してもらえなくても、人気があれば平日だけの勤務でも十分やっていけます。

このように、美容師が土日に休めるパターンはいくつかありますが、一番現実的なのは「月に1日か2日、土日でも休みが取れる」というスタイルでしょう。このスタイルのサロンはかなり増えているので、求人情報をチェックすれば見つかります。その求人情報の数も、多ければ多いほど、条件のいいサロンが見つかりやすくなるでしょう。

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