まつ毛エクステのサロンを開業する時に管理美容師が必要になる場合とは?|管理美容師にはどうすればなれるの?

まつ毛エクステ(以下:「まつエク」)のサロンでエクステをおこなうことは美容行為に該当するため、美容師による施術でなくてはなりません。場合によっては、美容師だけでなく管理美容師が必要です。ここでは管理美容師がどのようなときに必要となるのか、どうすれば管理美容師になれるのかご紹介します。

事前に把握しておくと開業準備がスムーズに進みますので、まつエクのサロンを開業する予定がある場合はぜひ参考にしてください。

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まつエクのサロンの経営で管理美容師が必要になる場合とは?

まつエクのサロンを経営するためには、従業員に美容師が必要です。まつエクは接着剤でまつげにエクステを装着していく美容行為であり、美容師の免許がないと美容に関する仕事はおこなえません。美容師だけでなく、管理美容師が必要になる場合もあります。ここでは、どのようなときに管理美容師が必要になるのかみていきましょう。

施術に美容師免許が必要なだけじゃないの? 管理美容師はナゼ必要?

まつエクのサロンに管理美容師が必要なのは、衛生管理のためです。美容所を衛生的に管理するためには、美容師免許だけでなく管理美容師の配置が必要となります。

ほかの美容所で管理美容師となっている場合は、新しく受付することができないので注意してください。美容所とは美容を業とする施設のことを指し、開設するためには手続きを踏まなくてはなりません。

2名以上のスタッフで働く場合は管理美容師が必要!

従業員が2名以上いる場合は、管理美容師を置くことが必要です。美容所を開設する本人がスタッフとして働く場合でも、従業員にカウントされます。

ひとりきりで開業する場合を除いて、管理美容師は必ず必要ということを覚えておいてください。届出に嘘があると罰則が適用されることもあるので、きちんと管理美容師を配置しましょう。

保健所へ美容所の登録をする時点で必要

美容所登録をするときに、提出する名簿に管理美容師や美容師の名前を書く必要があります。スタッフが2名以上の場合は、保健所に美容所登録する時点で管理美容師を置かなくてはならないということです。

開設にあたっては、名簿のほかにも開設届や構造設備の概要が求められます。従業員に異動や退職があった場合にも届出がいるので、注意してください。

管理美容師になるにはどうすればいいの? 資格を取得する方法を解説

スタッフが2名以上いる場合は、管理美容師を置く必要があります。そのため、自分であらかじめ資格を取得しておいた方が便利だといえるでしょう。資格を取得するためには、講習会に参加することが必要です。ここでは、管理美容師になるための具体的な方法について解説します。

1. 受講資格を満たしているかチェックしよう

管理美容師になるためには、講習会を受講しなくてはなりません。まず自分が受講資格を満たしているかチェックしましょう。万が一、資格を満たしていないと開業の予定が狂ってしまいます。

管理美容師講習会の受講資格とは?

管理美容師講習会の受講資格は、理容師の免許または美容師の免許を取得してから3年以上の実務経験があることです。該当する業務に従事した期間が3年以上でも、免許の登録をした日から3年経過していなければ受講資格を満たしているとはいえません。

業務の従事期間については、受講資格基準日が設けられています。

2. 理容師美容師試験研修センターのWEBページからエントリーしよう

受講資格を満たしていることを確認したら、理容師美容師試験研修センターのWEBページからエントリーしてください。それでは2020年度の場合を例にして、管理理容師・管理美容師資格認定講習会開催案内の詳細をみていきましょう。

令和2年度|管理理容師・管理美容師資格認定講習会開催案内

管理理容師・管理美容師資格認定講習会開催案内のページから、講習会の受講を希望する都道府県を決めます。各都道府県にエントリーの欄が設けられているので、該当する欄を確認しましょう。

3. エントリー方法を選ぼう

エントリー方法は、WEBと郵送のどちらかを選ぶことができます。WEBと郵送それぞれで流れが異なるため、自分に適しているほうを選択してください。ここでは、それぞれの流れをご紹介します。

WEBを選択した場合

WEBを選択した場合、エントリーフォームから仮エントリーをおこなってください。内容を確認した後にメールアドレスを入力し、同意して送信というボタンを押すと本エントリーのURLが登録済のメールアドレスに送られてきます。

URLにアクセスして必要事項を記入し、送信すればエントリー完了です。必要事項の記入には時間制限があるため、注意してください。WEBでの手続きは、募集期間中しかおこなえません。

郵送を選択した場合

郵送を選択した場合は講習の日程などが書かれた紙とエントリー用紙の2枚を印刷して、エントリー用紙に必要事項を記入します。「応募先及びお問い合わせ先」に記載されている住所へ期間内に郵送するとエントリー完了です。

エントリーは先着順ではなく、予定人数を超えた場合は抽選となるので、締め切り間近であっても問題ありません。もしも受講ができない場合には、「エントリーをおこなった講習会の受講が出来ない旨の通知」が郵送されます。

4. 送付書類を確認して申し込み手続きをしよう

無事に講習を受けられることが決まればエントリー 期間終了後に申込書類一式が送られてくるので、申し込み手続きを進めていきましょう。エントリー期間を過ぎても何の書類も届かない場合は、問い合わせをしてください。申込書類一式に同封されている書類は「管理理容師・管理美容師資格認定講習会受講のご案内」「受講申込書用紙」「払込取扱票用紙」「業務従事証明書用紙」「受講者写真票用紙」「受講申込書返信用封筒」です。

「管理理容師・管理美容師資格認定講習会受講のご案内」を参考にしながら書類を作成していきます。はじめに「振替払込請求書兼受領証の原本」「理容師または美容師免許証のコピー」「捺印した業務従事証明書」の3つを受講申込書用紙に貼りつけてください。

振替払込請求書兼受領証の原本は払込取扱票用紙を使用し、払込の手数料は自己負担です。業務従事証明書には、必要事項の記入を忘れずにおこないましょう。次に受講者写真票用紙へパスポートサイズの写真を貼り、書類に漏れがないか確認すれば完成です。

5. 必要書類を簡易書留で返送しよう

書類の作成を済ませたら、必要書類を返信用封筒に入れて簡易書留で返送します。必ず期日内に返送するようにしましょう。申込の受付が完了した後は受講料や書類の返還が不可となるので、注意してください。書類にミスがないか、よく確認することが必要です。

6. 受講者票を受け取ろう

講習会の一週間前には、受講者票が送られてきます。あとは講習会に備えるのみです。

7. 講習会を受講して課程を修了しよう

3日間の講習会を受講し、講習効果があったと判断されれば修了証が交付されます。講習は公衆衛生が4時間、理(美)容所の衛生管理が14時間のスケジュールでおこなわれ、修了証の交付は修了日です。

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独立準備を始める前に! 管理美容師の資格を取得しよう

まつエクサロンの開業を考えている場合、管理美容師の資格を自身が持っていればスタッフが増えても問題ありません。管理美容師講習会を受講して課程を修了すると管理美容師になることができるため、条件が合うのであれば独立準備を始める前に取得しておきましょう。

受験資格を満たしているかよく確認してからエントリーしないと受講ができなくなるので、注意が必要です。講習では公衆衛生と美容所の衛生管理について学ぶので、開業のためだけでなく知識を増やす面でもプラスになります。希望する都道府県で講習会の申し込みをおこない、資格をサロン開業に役立ててください。

出典元:
EVE法務事務所 まつ毛エクステサロン開設に必要は手続きとは?美容師免許が必要?
東京都福祉保健局 管理美容師の設置
公益財団法人 理容師美容師試験研修センター 受講資格
公益財団法人 理容師美容師試験研修センター 管理理容師・管理美容師資格認定講習会開催案内(令和2年度)

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