今世間を賑わせている「○○男子」や「イケメンすぎる○○」というフレーズ。「草食系男子」から始まり、今ではさまざまなジャンルで使われています。そんな「○○男子」が介護業界でも使われるようになりました。その名も「介護男子」です。
介護男子とは、その名の通り介護に従事している男性のこと。これまでは介護の現場では女性の割合の方が高かったのですが、最近では介護職に従事する男性も増えてくるようになりました。
介護男子と言ってもさまざまですが、介護という職業は重労働で、汚物の処理などのキツイ仕事内容であるというイメージを払拭するために登場するように使われるようになったようです。
福祉の職場では、体力的な仕事も多く、男性職員が活躍する機会が多くなります。介護業界としては、このようにイメージアップを行い、介護業界における人手不足を解消しようとする動きがあります。
今後、高齢化社会から超高齢化社会へと移行しようとしている日本では、介護の職業はこれからもますます需要が高まっていくことになるでしょう。これをきっかけに、介護業界に興味を持ってみてはいかがでしょうか。
介護業界のイメージアップを図るために、書籍「介護男子スタディーズ」という書籍が発売されました。写真家である高木康行が介護業界で働く男性をクローズアップして、彼らの仕事の日常を切り抜いた写真をグラビア本として発売したものです。
この本の良い所は、ただのグラビア写真では終わらせず、各業界からさまざまな人をゲストとして招き、これからの介護業界についてしっかり論じている点です。写真集としてだけでなく、今の介護業界についても知るきっかけにもなります。
実際に「介護男子スタディーズ」は、大学のキャリアセンターや高校の進路担当教諭の手にわたり、各地での介護の仕事に対する理解を深めるために活用されています。この写真集によって消費者からは 、「イケメン介護士への注目度が高まった」「男性が介護士になることへのきっかけになる」といった意見が出るようになりました。
この書籍はアマゾンや紀伊國屋書店新宿本店などで購入することができます。
もともと介護は、女性の仕事であると考えられてきました。これは「男性は外で稼いでくる役目、女性は育児や介護を行う」という考えが一般的だったためです。しかし、2000年に介護保険が開始してから、男性も介護へ参加するようになりました。
また、介護の利用者が女性の介護士を望んでいるということもあり、男性の介護士が雇用されてこなかったという側面もあります。女性の利用者でも男性の利用者でも、男性の介護士に世話をされるのが恥ずかしい、という気持ちがあったそうです。
現在も男性介護士による介護は、女性や男性から受け入れられない場合も少なくないようです。特に、何歳になっても利用者の女性は女としての恥じらいがあり、イケメン介護士のような若い男性に、下のお世話をされることを恥じらうそうです。そのせいで仕事が思うように進まなくなってしまうということもあります。
イケメン介護士というジャンルが出てきた一方で、男性介護士や女性介護士などのありかたも問われるようになってきました。
2017/07/14
2017/07/14
2017/05/31
2017/05/26
2017/05/17
2017/05/08
職種別の記事まとめ |
---|