ニチイ学館は、介護サービス事業を全国規模で行っている上、介護や医療の人材育成にも力をいれており、その実績や知名度はトップクラスであるといえます。そんなニチイ学館では、介護職員初任者研修の移行前の資格である「ホームヘルパー2級講座」を1996年に開講しており、これまでで100万人以上の人がこの講座を修了しています。
介護職員初任者研修には講義と実習があり、実習についてはニチイ学館をはじめとした厚生労働省によって認められた養成機関に通って学ぶ必要がありますが、それ以外の講義の部分は通信講座を活用して自分のペースで学ぶことが可能となっています。
ニチイ学館は全国展開を行っているため教室も全国各地にあり、通いやすい教室を選んで通学することができます。費用は9~10万円ほどとなっているものの、割引制度や給付制度をうまく使うことで、もっと安く抑えることもできます。また、標準的な受講期間は約4か月となっています。
ニチイ学館の介護職員初任者研修は、通信講座と通学を組み合わせながら取得を目指すことができるようになっています。目安としては、自宅での学習が36時間ほど、通学での学習がおよそ95時間となっています。
自宅での学習は専用のテキストを使って行います。主に、介護の基本的な知識の習得に時間を費やし、理解度を確認するためにレポートの提出を求められます。
また通学では、介護技術の習得に時間を費やします。実際に現場で行われる介護技術を体験しながら学んでいきます。また、通学においても最終日に理解度の確認と評価を行うために試験が行われます。
入試試験のような、いわゆる受験者を振るい落とすタイプの試験とは違い、あくまでも知識や技術の習得を確認することが重要視されるものなので合格率も高くなっており、決して難しい試験ではありません。
もしも不合格となった場合でも、補講を受講することで再試験を受けることができます。
ホームヘルパー2級の時には実習がありましたが、改正後の介護職員初任者研修では実習は行われません。けれど、実習を行わなわないまま資格を得ることに不安を抱く人もいます。そのためニチイ学館では、講義だけではなく実際に現場で介護サービスを提供したいという受講生に対して、実習の場を提供するということが実施されています。
これはやはり、全国展開で介護サービスを行っているニチイ学館だからこそできることであり、この実習を受けるためにニチイ学館での介護職員初任者研修受講を決める人も少なくありません。
もちろんニチイ学館以外の養成施設や通信教育で介護職員初任者研修を受けることも可能です。ただし、通信教育は自分の都合に合わせて勉強を進めることが可能であるというメリットがあるものの、強い意志がないと計画通りに勉強が進まないというデメリットもあるため、よく考えたうえで決断する必要があります。
2015/09/20
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