他の業界でもそうですが、ホームヘルパーの仕事においても、安定性を求めて正社員を目指したいと考えている人は多いのではないでしょうか。就職先にもよりますが、基本的に正社員で働いた方が給料も良く、ボーナスの支給もあるので、アルバイトやパートよりもおすすめであるといえます。
ただ、いくら人手が不足している状況の続くホームヘルパーとはいえ、希望をした人が全員、正社員になれるほど甘くはありません。正社員になるためには、旧1級ホームヘルパー相当の資格を有することといった条件がつけられていることが多いです。
勤務時間は、基本的な日中の勤務にプラスして夜勤や残業があり、休日出勤を求められる場合もあります。夜勤や休日出勤の際には手当が支給され、職場にもよりますが、おおよそ給料は20万円前後となっています。
アルバイトやパートに比べて責任は重くなり、無償労働時間も増えるという面もありますが、ある程度の収入を得る必要がある場合は、正社員を目指しましょう。
ホームヘルパーの年収は、このところ上昇傾向にあるといわれており、平均年収は近年250~300万円ほどになってきています。けれど、労働状況を踏まえると決して高い収入を得ているとは言えず、収入面で不満を抱えている人も多くいます。
けれど正社員の場合は勤務年数や経験年数などによって給料が決められますし、将来は介護施設の幹部といった道も視野に入れることができるという良い面もあります。
ちなみに、厚生労働省が発表している2014年度の賃金構造基本統計調査によれば、勤続年数5年半ほどのホームヘルパーの平均年収は293万になっており、平均的な給料は22万円ほど、年間の賞与は28万円ほどとなっています。
ただし、これら待遇面は就職先によって大きく違ってきます。なかには利用者の自宅訪問には自己所有の車を使い、交通費も支給されないといった最悪な労働環境で働くスタッフもいます。細かなことは働いてみないと分からない部分もありますが、就職を決める際はできる限りの情報を集めるようにしましょう。
ホームヘルパーとして経験を積んでいけば、介護福祉士やケアマネージャーの資格を取得し、ステップアップしていくことが可能です。資格を得ることは知識や技術を利用者に提供できるだけでなく、介護の最前線で働いていることを実感できるうえ、収入が増えるなどのメリットもあります。
また、サービス提供責任者として管理職の仕事を目指すこともできます。実務者研修や介護福祉士といった資格を取得し、施設長や統括責任者などとして働くことができます。責任は重くなりますが、その分達成感を味わえる機会も多くなり、もちろん給料面でも優遇されるでしょう。
他にも、マネジメントの仕事を目標にすることも可能です。所定の勤務時間で5年間勤務を継続するとケアマネージャーの資格の受験資格を得ることができます。ケアマネージャーは、利用者の介護の計画をたてる大変な仕事ですが、年齢を重ねても作業できる仕事内容なので、定年まで介護職に就きたいと考えている場合には、ぜひ資格取得をおすすめしたいと思います。
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