ケアマネジャーの研修とは「介護支援専門員実務研修」で、通称「実務研修」と呼ばれているもののことを指します。
この研修は「介護支援専門員実務研修受講試験」に合格をしてから受ける、ケアマネジャー試験合格後、初めての研修となります。
ケアマネジャーの試験に合格した場合、合格通知と一緒にこの実務研修の案内が郵送で届きますので、試験終了後の1年以内に、44時間以上の実務研修を終了させる必要があります。
研修は都道府県ごとによって行われ、受験日程もそれぞれ異なりますが、1月頃が比較的多いようです。
研修は前期と講義、演習、そして実習、後期の講義、演習という流れで進み、グループワークでの学習もたくさん組み込まれています。
そのため、多くの人と知り合うことができるというメリットもあります。
この研修を終了することができたら終了証明が発行され、ケアマネジャーとして名簿に載るほか、登録番号をもらうことができ、ようやくケアマネジャーとして活躍することができます。
実務研修ではケアマネジャーとして働くうえで必要となる知識を学びます。
そのため、ケアマネジャーの仕事の主な業務として挙げられる要介護認定調査、ケアプランの作成、給付管理の3つが主な学習内容となります。
また、実務研修では講義や演習によって得た知識や技術を活かし、各自がケアプランの作成に取り組むという実習が行われます。
これは実際の要介護高齢者を対象に調査するものなので、本人に調査目的を説明し、あらかじめ同意を得ておく必要があります。
実際の仕事内容に直結する内容となりますので、とても役立つ実習になるでしょう。
そしてこの介護サーボス計画の作成はグループワークにおいて活用され、これらをもとに意見交換が行われます。
職域や日頃の仕事内容が異なる人との意見交換はとても有意義なものとなるでしょう。
そして演習では、保健や福祉、そして医療の各専門家によるアドバイスも受けることができますよ。
ケアマネジャーの資格を得たあとも様々な研修が行われます。
まずケアマネジャーとしての経験が1年未満の人を対象に、33時間の「実務従事者基礎研修」通称「基礎研修」が行われ、この研修の受講が終了すれば次は「専門研修伊Ⅰ」を受講する流れとなります。
そしてケアマネジャーの資格を持ち続けるためには5年ごとの更新研修も受講しなくてはなりません。
これは、ケアマネジャーとしての実務経験の有無によって時間が大きくことなります。
実務経験6か月以上3年未満の人は33時間の研修を受講することになります。
そして、ケアマネジャーとしての経験が6か月を超えた時点で「専門研修過程Ⅰ」を受講します。
実務経験が3年以上の人は20時間の研修となります。
これは、中堅のケアマネジャーを対象にした研修となります。
その他、ケアマネジャーとしての経験が5年以上の人などを対象した64時間の「主任介護支援専門員研修」もあります。
1970/01/01
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