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ヘルスケア 2022-09-15

必要としている情報を確実に届けられるトレーナーでありたい【パーソナルトレーナー 計太さん】#1

ヘルスケア業界のさまざまな職業にフォーカスして、その道で働くプロにお仕事の魅力や経験談を語っていただく連載『もっと知りたい「ヘルスケア」のお仕事』。

今回は、会社を立ち上げ、現在3店舗と順調に規模を拡大しているパーソナルトレーナーの計太さんに前編・後編に渡ってインタビュー。これから独立を目指す方や同業者をターゲットに、計太さんの独立までの経緯、スタッフとの関わり方などについて伺いました。

前編となる今回は、パーソナルトレーナーを志したきっかけと独立までの経緯、集客に成功したきっかけについて伺います!

教えてくれたのは…


パーソナルトレーナー 計太さん

大学の教授を目指すも、トレーニングジムの実情にふれ、トレーナーになって大学院で学んだ知識を広めていくことを決意。その後、友人からの紹介でベンチャー企業に業務委託で入社し、念願のジム経営を任される。約2年ほど経験を積んだのち、退職と同時にジムを譲り受け、独立。会社「ボクノジム」を設立。また、登録者数11万人のユーチューブにより集客を伸ばして、今後は経営を中心に活動する予定。

必要な情報を広く浸透させたくてパーソナルトレーナーになった

計太さんが大学で学んでいたと話す運動生理学について「運動した時のカラダの働きを解明する学問を軸に学んでいました」。

――まず、計太さんがパーソナルトレーナーを目指したきっかけについて教えてください。

大学ではスポーツ科学科を専攻し、運動生理学について学んでいて、大学の教授になろうと思っていました。

――そうだったのですね。なぜトレーナーに転身したのですか?

当時、大学に通いながらフィットネスジムでアルバイトをしていたのですが、自分たちが研究していた運動に基づいた情報がほとんど認知されていなかったことが分かったんです。周りも当たり前に知っている情報だと思っていたので、すごく驚きました。

そこで、僕が伝えられることがたくさんありそうだなと感じて、トレーナー職に興味が湧くようになりました。

――その出来事がきっかけでシフトチェンジをされたのですね?

そうなんですが、大学院からまた一個上の院に進学しようと考えていたことと、進路ギリギリで心変わりしたこともあり、就活はしてなかったのでフリーターを経験しました。ただ、その間も、将来的にトレーニングジムを経営していきたいという想いはあって…。

諸々友人に相談したところ、ベンチャー企業の社長を紹介してもらえることになったんです。そこで、「体を鍛えて筋肉量を増やすダイエット」をコンセプトにしたジムをプレゼンをしてみたところ、企画が通って、業務委託形式でジムを経営することになりました。

――独立した経緯について教えてください。

やはり、会社に属していると自分の希望があっても、実現までの道のりが長いと感じてしまって…。そうなったら、「全部自分で決められて自由にやれた方が良い!」と思い、独立することを決めました

――独立する際にどんな準備をしましたか?

決断が急だったこともあり、完全な準備はできませんでした。ですが、会社を退職する際に経営を任されていたジムを譲ってもらえたので、初期費用はさほどかからず済みました。経営についてはある程度以前の会社で学んでいたので、気持ちの面でも気負うことはありませんでしたね。

現在経営できているのはその当時の知識とジム自体のおかげなので、僕にとって重要な経験だったと感じます。

基礎をベースに、シンプルなメニューで無理のないダイエットを提供

「ダイエットには斬新な方法なんてありません。コツコツとお客様と一緒に理想の体を目指します」。計太さん

――完全に独立してからのジムのコンセプトを教えてください。やはりダイエット目的の方が多いのでしょうか?

そうなのですが、短期ダイエットはおすすめしていません。当ジムは「2ヶ月の減量より1年後の健康」をコンセプトにしています

以前「短期ダイエット」がすごく流行っていましたね。無理なダイエットは長く続きにくいですし、体にも大きな負担を与えかねません。そこで「健康で無理のない状態を維持すること」に焦点を合わせたジムを目指したいと思ったんです。維持するためには長いスパンが必要ですので、いかに日常生活へ馴染むかを重視しています。

――無理なダイエットを経験してきた方からは安心できそうですね。

そうなんです。やっぱり、短期ダイエットで「痩せた!」と思ってもその状態を維持し続けることって難しい。ダイエットは、持続性が必要です。その必要性を実感してもらえるメニューを展開しています。既にそれを体感している方にとても満足いただいているようで…。

――その実感できるメニューとはどんな内容なのでしょうか?

まずは、体験でその人の状態や要望を伺い、それぞれに合わせた運動の指導。オンラインで食事指導も行っています。

――オンラインサービスも運営しているのですね。

食事指導については以前から行なっていたメニューですが、オンラインジムはコロナ禍をきっかけに始めました。きっかけはコロナでしたが遠方で物理的に通えない方からもご好評をいただいております。

――それらのトレーニングを指導する際に、心がけていることはありますか?

ダイエット期間って不安定になることが多いんです。ダイエットに関する情報が次から次へと入ってくる中、その情報に振り回されずいかに不安を取り除いてあげられるか。そういう不安な気持ちや分からないことを受け止めて、しっかり対応することで安心して通っていただけるように心がけています

YouTubeを使用することで安定した集客が見込めるように

コロナ禍のために、行ったオンラインジム。今では遠方で通えない方にはご好評とのこと

――現在、3店舗も拡大されていますが、大変だったことはなんですか?

集客が大変でしたね。もともと経営していたジムを引き継いだので顧客の方には変わらずいらっしゃっていただいていましたが、2店舗目を白金高輪で開業したところ、新規集客が見込めなくなってしまって…。

それもそのはず、立地条件など希望がかなう場所が少なく、特に調査もしないまま開業してしまったことが原因のようでした。

――その後、さらに店舗数を増やしているようですね!どのような対策を行なったのでしょうか?

オンラインジムをどこよりも先行して実施できたことが大きかったように感じます。今でこそオンラインジムも増えていますが、当時僕がオンラインジムサービスを始めた時は、まだ少なくて。非常にタイミングが良かったと感じますね。

あとは、ユーチューブを始めたことも集客に繋がったようです。現在、11万人くらいの方々に視聴いただいています。


後編では、集客のために始めたユーチューブについて、ターゲット層、投稿のコツについて詳しく伺います!

取材・文/東菜々(レ・キャトル)
撮影/喜多 二三雄

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Salon Data

 

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