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特集・コラム 2023-09-01

作業療法士におすすめの副業5選|具体的なメリットや注意点について紹介

作業療法士の中には、副業で収入をアップを狙いたいと考える人もいるでしょう。しかし、どのような副業を選べばいいのかわからない方も多いはずです。

今回は、作業療法士が副業をする3つのメリットやおすすめの副業5選、副業をする際に考えておきたい3つの注意点について紹介します。

作業療法士が副業をするメリットや注意点を確認した上で、作業療法士として働く自分に合った、おすすめの副業について確認しましょう。

作業療法士が副業する3つのメリット

作業療法士が副業をするメリットは、新しい知識や経験、副収入を得られる点です。具体的なメリットを知って、自分が副業を始める理由を再確認しましょう。

1.幅広い知識・経験が身につく

副業を始めることで、作業療法士として勤務していたら体験できない経験や、業務外の知識などが身につくなどのメリットがあります。作業療法士に関連する副業であれば、作業療法士の業務や知識をより多面的に理解するきっかけにもなるでしょう。

たとえば、介護老人保健施設で副業すれば、レクリエーションや介護保険の知識を得られ、本業の作業療法士のリハビリ業務に活かせる知見を得られる可能性があります。

幅広い知識を得たいと思うなら、副業にチャレンジしてみるのがおすすめです。

2.年収がアップする可能性が高い

副業を始めることで、本業とは別に副収入を得られます。作業療法士の知識やスキルを必要とするような副業なら、高時給の求人も少なくありません。副業しだいでは、毎月数万円〜10万円前後の安定収入を得られることもあるでしょう。

年収をアップさせたいと考えている方は、副業を始めてみてはいかがでしょうか?

3.さまざまな人や仕事に出会って世界が広がる

副業をすることで今まで出会うことがなかった業種や職種、考え方の人たちと出会い、友人が増え、自分の世界観が広がるのがメリットです。副業での出会いを通じて、本業やプライベートにも、プラスの影響をもたらしてくれる可能性があるでしょう。

作業療法士におすすめの副業5選

作業療法士におすすめの副業は、現場の介護福祉の仕事にとどまりません。作業療法士におすすめの副業とその特徴について見ていきましょう。

1.訪問リハビリのスポット勤務

訪問介護・看護ステーションから要介護者の自宅に派遣され、対象者の問題点を評価しながら、日常的な運動動作の回復を目指すためのリハビリを行う副業です。

作業療法士にとっては、要介護者の高齢者や障がい者が自宅でどのように暮らし、どのようなサポートを必要としているのかを、現場で学べるいいきっかけになるでしょう。

2.介護施設での非常勤のアルバイト

介護施設での非常勤のバイトでは、正社員の作業療法士の代理として、作業療法士の業務にあたるケースが多いです。本業以外に要介護者と関わることで、多くのリハビリの症例に触れ、作業療法士としての自分の専門性を高められるでしょう。

3.発達障害児施設の児童指導員

発達障害児施設の児童指導員としての副業をするのもおすすめです。子どもとコミュニケーションをとりながら、課題や問題に対する解決策を提示していきます。

子どもとふれあいながらリハビリに従事することで、高齢者に対するリハビリでは得られないような発見があるでしょう。

将来的に発達障害を抱えた方の支援に携わりたいという方におすすめの副業です。

4.通信講座の講師

作業療法士国家試験や作業療法士に関する知識をオンラインで説明する通信講座の講師は、作業療法士の副業としておすすめです。自宅に居ながら講師として登壇し、自分の知識や経験を話して、収入を得ながら講師としての経験も積むことができます。

通信講座の講師としての業務内容には、下記のようなものが挙げられます。

・講座企画の立案
・講座収録の準備
・オンライン講座の収録
・受講生からの質疑応答

オンラインで完結するので、外出する手間がかからないのも魅力です。

5.Webライター(介護系・医療系など)

作業療法士の資格を活用できる、介護系・医療系のテーマで記事執筆を担当するWebライターという仕事も、作業療法士の副業としておすすめです。

医療系・介護系の記事執筆は正確性や権威性が重視されるジャンルなので、作業療法士のような国家資格を保有していれば、高単価で案件を受注できる可能性が高いです。

作業療法士に関する記事執筆に携わることで、業務中には気がつかなかったポイントを再確認しつつ、作業療法士の施術や理論に関する理解を深めていけるでしょう。

作業療法士が副業をする際に考えたい3つの注意点

作業療法士が副業をする際は、職場で副業が認められているかどうかを確認し、心身への負担を考慮した副業や適切な仕事量を見極めることが大切です。副業を始める前に、注意すべき点をチェックしましょう。

1.副業がOKかどうかを上司に確認する

副業を始めようと考えているなら、まずは本職の就業規則の確認が重要です。副業がOKかどうかわからない場合は、現場を統括する上司に確認をとる必要があります。「バレないから大丈夫だろう」と隠れて副業をしてしまうと、発覚した時に減給や出勤の停止もありえます。

職場できちんと許可をもらってから、副業に挑戦するようにしましょう。

2. 心身への負担を考える

副業を始めるということは、本業以外の時間を他の仕事に割り当てることを意味します。心身への負担を考えて、副業しても大丈夫な仕事量を見極めることが大切です。

労働時間を増やせば増やすほど、肉体的・精神的な疲労がたまっていくので、副業での年収アップを考えるあまり、適切な休みがとれないという状況は避けるようにしましょう。

3.必要な場合は確定申告をする

副業収入が年間20万円を超えた場合は、確定申告をする義務が発生します。ただし、下記のような場合においては、副業収入の金額に関わらず確定申告をしなければなりません。

・年間の本業収入が2,000万円以上ある場合
・各種の所得控除を受ける場合

本業収入が年間2,000万円以上ある場合は、副業収入の金額は関係なく、確定申告をする必要があります。また、医療費控除や社会保険料控除、住宅ローン控除などの所得控除を受けたい場合にも、金額に関わらず確定申告をしなければならない点に注意しましょう。

引用元:国税庁|No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人

作業療法士にぴったりの副業に挑戦してみよう!

知識やスキルの獲得、収入アップなど、作業療法士が副業を始めてみるメリットはいくつもあります。ただし、あくまでも本業が最優先なので、副業NGの就業規則を無視したり、肉体的に無理をしてまで副業に労力を注いだりするのは辞めましょう。

作業療法士におすすめの副業には、非正規の訪問介護・介護入所施設などでのリハビリ業務や障がい者福祉の相談員、通信講座の講師やWebライターなどがあります。心身への負担を考慮しながら、専門性を活かして高時給を狙える副業に挑戦してみましょう。

引用元
国税庁|No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人

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