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介護・看護・リハビリ 2020-03-11

グループホームで募集されているスタッフについて

グループホームで将来働きたいとお考えの方に、どんなスタッフがどのような条件で募集されているのかをご紹介したいと思います。グループホームとはどういう施設なのかといった基本的なことにも触れていますので、「グループホーム」という言葉を初めて耳にするという人も、ぜひ知識を広めるために読んでもらえたらと思います。

グループホームとは?

グループホームとは、認知症の症状を患っている高齢者が生活を行うための社会福祉施設です。主に5~9人という比較的少人数を1ユニットとして、みんなで共同生活を行っています。利用者は家庭で暮らしていた時と同じような状況で生活を送ることができるように、利用者の認知症の症状などに応じて料理や掃除といった家事を分担しながら、自立を目指します。認知症の高齢者が施設で生活をするとなった場合に、最も候補に挙がりやすいほど一般的な施設であり、ここ最近は高齢化の影響もあって、こうしたグループホームの数が増えてきています。

ただ、グループホームは今お話した通り、少人数で生活を行う場なので、入所は簡単ではなく、希望通りにすぐに入所できないこともあります。24時間体制で利用者のサポートに当たるため、スタッフには夜勤勤務もあり、シフト制で勤務が組まれる場合が多いです。夜勤の回数や夜勤手当はその施設によって違いますので、就職の際にはよく確認を行うようにしましょう。

グループホームでは、どのようなことが行われているの?

グループホームは、希望をした人がそのまま入所できるわけではありません。入所が可能とされているのは、「要介護2または要介護1以上の介護認定を受けた、原則65歳以上の高齢者」と限定されています。また、その他にも、グループホームと同じ区域内に住民票があることも条件となっています。グループホームが地域に密着したサービスであることから、このような条件が挙げられているのです。

先ほどもお話した通り、グループホームは利用者の自立を目的としていり施設です。そのため、スタッフが行うことは、利用者の「ケア」ではなく「サポート」になります。ただし、基本的には医療に関するサポートは行ってはいません。そのため、伝染病を患ってしまった場合や、重度の介護認定者の方は入所できないかたちとなっています。また、グループホームに入所中に病気の状態が悪化したり、長期入院をするような状況になった場合は、共同生活が困難であると判断され、利用者は退去しなければいけないかたちとなります。

グループホームのスタッフ募集について

グループホームで主に募集されている職種は、生活相談員、介護職員、看護師、そして介護支援専門員いわゆるケマネジャーとなっており、なかでも社会福祉士や介護福祉士といった資格を取得しているスタッフの活躍が目立ちます。

では、グループホームでの具体的な求人内容をご紹介しましょう。
施設によって細かい点はことなるため、あくまでも一般的な条件の紹介となりますが、参考にしてください。グループホームでは、一般的に正社員とパートの職員が募集されています。未経験者でも働くことは可能ですが、求人募集の多くは「経験者優遇」との記載があります。資格としてはホームヘルパー2級以上の資格が必要となる場合が多く、勤務は早番、日勤、遅番、夜勤の4つのシフトに分かれていることが多いです。

正社員は固定給で資格手当があり、社会保険も完備されていることが多く、基本は週休2日制となっていますグループホームで主に募集されている職種は、生活相談員、介護職員、看護師、そして介護支援専門員いわゆるケアマネジャーとなっており、なかでも社会福祉士や介護福祉士といった資格を取得しているスタッフの活躍が目立ちます。一方、パートは時給となっており、場合によっては社会保険も完備されますし、夜勤手当の支給を受けることができる場合が多いようです。

グループホームというものは何なのか、どのような役割をしているのか。そして、そのグループホームではどのようなスタッフがどのように利用者のサポートをしているのかをお話しましたが、いかがでしたか? 高齢者が安心して毎日の生活を送れるようサポートするための施設での勤務は、きっとやりがいを感じられる毎日になるはずですよ。

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