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介護・看護・リハビリ 2020-02-04

これからホームヘルパーを目指す方が心に留めておくべきこと

高齢化社会を迎えて、ホームヘルパーのニーズも拡大しています。不況の影響や、未経験でも目指せることからホームヘルパーを目指す人もまた増加しています。利益の追求だけでなく社会貢献がしたいという理由でホームヘルパーを目指す人もいます。

今回はそんなホームヘルパーを目指す人が、知っておいたほうがいいことや心に留めておくべきことについてまとめてみました。

ホームヘルパーに求められるのは介護技術だけではない

人手不足の介護業界。そのためホームヘルパーの求人にも「未経験OK」という表現をよく見かけます。ホームヘルパーの資格を取得すれば、すぐに仕事がたくさんあるのでしょうか? ホームヘルパーを目指す方にとっては、最も気になる部分でしょう。

実情は違うようです。ホームヘルパーの求人のほとんどが非常勤のホームヘルパーとなり、雇用形態もアルバイトやパートばかりです。利用者から仕事の依頼が入ったとき、利用者宅を訪問し、ホームヘルパーのサービスを提供します。

そんなホームヘルパーの仕事ですが、経験が長ければ長いほど仕事をするのが有利なのでしょうか? 実はそうではありません。訪問介護の仕事は、介護技術だけでなくホームヘルパーのコミュニケーションや人柄、対応力なども求められているからです。仕事の評価をするのは、あくまでサービスの利用者です。

ベテランのホームヘルパーであっても「やってあげている」という態度がでてしまうよりも思いやりがあり誠意を持って仕事をしてくれる新人ヘルパーのほうが利用者の評価が高いケースもあるのです。

ホームヘルパーの仕事量を増やすにはどうしたらいい?

ホームヘルパーを目指す方にとって、安定した収入を得る方法を知ることは、優先項目のひとつです。新人のホームヘルパーの場合、資格を取って仕事を始めても、仕事が少ないことがほとんどです。これは事業者サイドの視点に立てばその理由が見えてきます。

経験の浅いヘルパーにいきなりたくさんの仕事を任せても、仕事を完全にこなすことができず利用者の信用を失うリスクがあるからです。新人のホームヘルパーには、簡単なホームヘルプからスタートしてもらって、仕事に慣れてから仕事量を増やすのが一般的です。

利用者がホームヘルパーに仕事を依頼する時間帯は、朝食や夕食などの時間帯がほとんど。その依頼に応えるため、事業者はその時間帯に派遣できるホームヘルパーを確保する必要があります。朝や夕方の時間帯に募集をかけている事業者が多いのは、そのためです。このような現状だと、固定の利用者がいないホームヘルパーの収入では、生活していくことは困難です。

この場合におすすめなのが、数社の事業者に登録することです。そうすれば固定の利用者がいなくても、仕事をもらえるチャンスが増えます。まずは、目の前の仕事をこなしながら固定の利用者がつくように努力しましょう。固定の利用者がつくことで収入も安定するようになります。

利用者に選ばれるためには

ホームヘルパーとして安定した収入を稼ぐには、利用者から頻繁に指名がかかるホームヘルパーになることが大切です。介護技術が高いということももちろん大切ですが、利用者の気持ちを読み取って思いやりを持って仕事がすすめられることが大切です。

利用者によってホームヘルパーに求められる内容は異なります。てきぱきとサービスを提供されることを望む利用者もいれば、話し相手になることを望んでいる利用者もいます。さまざまなニーズを持つ利用者の気持ちを読み取って、柔軟に対応できるホームヘルパーは訪問するごとに利用者に高く評価され何度も指名してもらえるようになります。

このようにホームヘルパーの仕事は介護技術だけでなく、コミュニケーションや柔軟性も求められる難易度の高い仕事といえるでしょう。それだけに、利用者の方に自分のサービスを認めてもらい、ありがとうと感謝されたときの喜びもまた大きくなるのです。

ホームヘルパーは、高齢者や障害者など、支援を本当に必要としている人に対して手助けしてあげられるという意味で、とてもやりがいのある仕事です。ホームヘルパーに求められていることは、高度な介護技術だけにとどまりません。

利用者の気持ちを汲み取るコミュニケーション能力や利用者のニーズに応える柔軟性もまた必要とされています。これからホームヘルパーを目指す方は、自分の性格や適性を振り返って、ホームヘルパーが合っているかどうか一度検討してみてください。

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