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特集・コラム 2020-07-13

高齢者コミュニケーターの民間資格を紹介|資格を取得する3つのメリット

介護・福祉の現場では、高齢者との適切な意思疎通や心のケアが可能なコミュニケーターの存在が必要不可欠となっています。そこで注目されているのが、高齢者コミュニケーターや高齢者ケアストレスカウンセラーといった、高齢者とのコミュニケーションやメンタルケアに関して高いスキルを持つ人々です。

今回の記事では、高齢者コミュニケーターに関するさまざまな民間資格や講座、また資格を取得するメリットについて解説します。

高齢者とのコミュニケーションに役立つ民間資格を紹介!

高齢者とのコミュニケーション能力の向上に役立つ民間資格にはどのような講座があるのでしょうか。今回は資格取得に向けておすすめの講座をご紹介します。

ニチイ|高齢者コミュニケーター講座

ニチイの「高齢者コミュニケーター講座」は、高齢者とのコミュニケーシションスキルを通信教育で学ぶことができる講座です。自宅で講師の添削を受けながら、マイペースに学習を進めていくことができます。無料の学習サポートや受講延長サービスもあるのが特徴です。ニチイの高齢者コミュニケーターは厳密には資格ではありませんが、講座を修了することで修了証書を受け取ることが可能です。

出典元:ニチイ 高齢者コミュニケーター講座

受講料|取得までの費用はどれくらいかかるの?

高齢者コミュニケーター講座の受講料は、3カ月の受講期間で31,432円(税込)となります。

日本アクティブコミュニティ協会|レクリエーション介護士(1級・2級)

日本アクティブコミュニティ協会では、レクリエーション介護士1級・2級の資格取得を目指せる講座が開講しています。レクリエーション介護士2級は、通学または通信のどちらかの学習方法を選択し、添削課題クリアしたあとに試験に合格することで資格を取得することが可能です。さらに上位の資格としてレクリエーション介護士1級がありますが、こちらはレクリエーション介護士2級に合格した人だけが受講・受験することができます。

出典元:日本アクティブコミュニティ協会 レクリエーション介護士(1級・2級)

未来ケアカレッジ|レクリエーション介護士2級(通学)

日本アクティブコミュニティ協会の認定講座として、未来ケアカレッジのレクリエーション介護士2級・通学講座があります。未来ケアカレッジでの講師は、実際に介護現場で働くベテランスタッフが担当するのが特徴です。高齢者との会話方法やレクリエーションの計画の立て方まで、より実践的なスキルとノウハウを学べます。受講料は37,950円(税込)です。

出典元:未来ケアカレッジ レクリエーション介護士2級(通学)

ユーキャン|レクリエーション介護士2級講座(通信)

こちらは、通信で資格取得を目指せる講座です。受講期間は約3カ月、学習時間は1日30分~1時間ほどで、忙しい方でも学びやすいカリキュラムとなっています。資格協会認定講座なので、最終の認定試験を含め、すべての課題を修了することで自動的に資格取得が可能です。受講料は一括の場合は35,000円、分割払いの場合は1カ月2,980円×12回=35,760円(税込)となります。

出典元:ユーキャン|レクリエーション介護士2級講座(通信)

日本能力開発推進協会|認知症予防レクインストラクター

日本能力開発推進協会(JADP)が認定している認知症予防レクインストラクターは、認知症の予防と進行の遅延を目的として、高齢者に対して最適なレクリエーションを提供できるスペシャリストに与えられる資格です。指定のカリキュラムを修了後、試験に合格することで「認知症予防レクインストラクター®資格」を取得できます。試験は在宅でも受けることが可能で、受験料は5,600円(税込)です。

出典元:日本能力開発推進協会 認知症予防レクインストラクター

キャリカレ|介護レク&認知症予防レクインストラクター資格取得講座(通信)

日本能力開発推進協会(JADP)が認定する講座のひとつに、キャリカレの「介護レク&認知症予防レクインストラクター資格取得講座」があります。3カ月間の通信講座で、介護レクインストラクターと認知症予防レクインストラクターの両方の資格取得を目指すことが可能です。受講料金は一括払いで36,000円(税別)、分割払いで月々1,880円×24回。ネットからの申し込みで1万円割引となっています。

出典元:キャリカレ 介護レク&認知症予防レクインストラクター資格取得講座(通信)

職業技能振興会|高齢者ケアストレスカウンセラー

職業技能振興会が認定する高齢者ケアストレスカウンセラーは、高齢者のメンタル疾患やメンタル疾患予防に対する一定の知識を習得した人に与えられる資格です。会場または在宅による試験を受け、合格することで高齢者ケアストレスカウンセラーの資格が認定されます。受験料は10,000円、認定登録料3,000円(ともに非課税)です。受験資格として、ケアストレスカウンセラーの資格保持が必須となります。そのため、まずはケアストレスカウンセラーの資格を取得するか、あるいは両方の資格の併願受験が必要です。

出典元:職業技能振興会 高齢者ケアストレスカウンセラー

たのまな|高齢者ケアストレスカウンセラー総合講座(通信)

職業技能振興会から認定を受け、たのまなが実施している高齢者ケアストレスカウンセラーの通信講座です。3カ月(標準)の通信学習で、高齢者ケアストレスカウンセラーの資格取得を目指します。高齢者ケアストレスカウンセラーの資格試験を受けるには、ケアストレスカウンセラーの資格保持が必須となるため、たのまなでは2資格セットで講座を受けることが可能です。受講料は高齢者ケアストレスカウンセラー講座のみの場合は50,000円(税込)、セット講座の場合は68,000円(税込)です。

出典元:たのまな 高齢者ケアストレスカウンセラー総合講座(通信)

シニアライフセラピー研究所|高齢者傾聴スペシャリスト

シニアライフセラピー研究所が認定している高齢者傾聴スペシャリストは、高齢者に対する傾聴(けいちょう:相手の話をしっかり聞く、心に寄り添う行為)の専門的な知識・スキルを持った人に与えられる資格です。傾聴力の高さは、高齢者との適切なコミュニケーションや心のケアといった面で非常に重要な能力といえます。

出典元:シニアライフセラピー研究所

ユーキャン|高齢者傾聴スペシャリスト講座

高齢者傾聴スペシャリストの資格取得が目指せる講座として、ユーキャンの「高齢者傾聴スペシャリスト講座(通信)」があります。シニアライフセラピー研究所が認定する講座であり、添削課題と最終課題(検定試験)に合格することで、高齢者傾聴スペシャリストの資格を取得することが可能です。受講料金は、一括払いで32,000円(税込)、分割払いで1カ月2,980円×11回=32,780円(税込)となります。

出典元:ユーキャン 高齢者傾聴スペシャリスト講座

ナゼおすすめ? 資格を取得するメリットとは?

高齢者コミュニケーターとしての民間資格を取得しておくことで、どのようなメリットがえられるのでしょうか。3つのメリットをご紹介します。

1. 知識が得られる・理解を深められる

高齢者を介護するうえでは、単に身体的なケアだけでなく、コミュニケーションや心のやり取りを通したメンタルケアも重要になります。介護職に勤める人は、高齢者に対するコミュニケーション能力を高め、またケアの仕方とそのノウハウの理解を深めることで、自信をもって日々の仕事に取り組めるようになるのです。

2. 介護サービスの仕事がしやすくなる

各講座で高齢者とのコミュニケーション手法、メンタルヘルスケア、ストレスマネージメントといった専門的な知識をしっかり学んでおけば、高齢者との信頼関係を築きやすくなります。そうすることで、日々の介護サービスの業務をスムーズに進められるようになるでしょう。

3. 転職やスキルアップにも役立つ|介護福祉士・初任者研修など

各種民間資格を取得しておくことは、就職・転職時に有利に働きます。とくに、介護職員初任者研修や介護福祉士といったほかの資格と合わせて取得しておけば、それだけ介護人材として自身を高くアピールすることができるでしょう。また、民間資格をえるための講座で学び、スキルアップしておくことは、今後介護福祉士などの上位の国家資格を目指す上でも役立ちます。

自分に合った資格を選んで受講・受験しよう

介護・福祉の業界でスキルアップまたはキャリアアップを目指す場合は、民間資格・国家資格問わずさまざまな資格を取得することをおすすめします。資格というのは、就職・転職のうえで人材評価に大きく関わりますし、キャリアアップで上位の職種に就くことができれば年収アップも夢ではありません。介護・福祉の現場で自身はなにを目指しているのか、なにを目的としているのかを明確にし、自分に合った資格・講座を選んで受験してみましょう。

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