異年齢での深い関りが視野を広げ、自分を成長させてくれる『GENKINEXT』
「社会貢献し続ける」という理念のもと、ご利用者さまに快適なサービスを提供している『GENKINEXT』。後編では引き続き、神奈川エリアサブマネージャーの竪山輝晃さんに、ご自身のキャリアや仕事のやりがいについてお話を伺いました。
過去のジレンマから福祉業界へ
生活に深く関わり、二人三脚でよろこびを味わえる
―竪山さんはこちらで働き始めて6年目ということですが、入社のきっかけを教えていただけますか。
私はもともと柔整師として整骨院で働いていたのですが、その会社にも介護の事業部があったので、施術をしたり、体操をしたりと、介護の仕事をお手伝いすることがありました。でも大きなジレンマを抱えていたんです。それは、施術だけではとれない痛みの解消や機能の改善のために、日常生活のなかで運動をしてほしいと伝えても、ほとんどの患者さんに実行していただけないということでした。でも『GENKI NEXT』のような施設ですと、一緒にプログラムをこなすことで、運動をする機会をある程度私たちが作ることができ、それが改善につながることもたくさんあります。転職活動の際に、見学をしに来たときにそのことがわかり、転職を決めました。
―一番やりがいを感じるのはどんなときですか?
治療院などに比べ、ご自宅での様子などをより踏み込んで知ることができるので、ご利用者さまと二人三脚で進むことができ、それが大きなやりがいになっています。何か成果が上がったときは、一緒によろこぶことができて、これ以上にない幸せを感じられる瞬間です。一番うれしいのは、ご利用者さまの生活が変わっていくことです。お年を召されるごとに、生活範囲というのはどんどん狭くなってしまい、体の痛みがおさまっても生活の範囲や行動が変わらない方が多いんです。そんななか、「家から近くのスーパーに買い物に行けるようになった」とか、「ひとりでバスに乗ったよ」という報告をもらえたときは感動します。ご利用者さまの表情がとても明るくなり、私たちも元気をもらえます。
気持ちに寄り添い、できない気持ちも受け入れる
静止の言葉もポジティブな言葉に変換
―ご利用者さまと接するうえで、難しさを感じることはありますか?
身体機能は年齢を重ねるごとにどんどん落ちていくので、成果を出すということ自体が難しいことではあります。あとはその日の体調によって、やる気にむらがあったり、コミュニケーションがうまく図れないこともあるので、そのあたりが難しさを感じるところでしょうか。「老人性鬱」という言葉もあるくらい、できないことが増えていけば生きていることが辛くなったり、希望を持てなくなってしまうことがあると思うんです。「どうせ私はできないから」とか、「やりきったから私はいいの」というような、ネガティブな気持ちを持つ方も多いので、「こうやったら改善するよ」ということを気軽には言えないところもあります。
―その難しさのなかでも気を付けていること、心掛けていることはありますか?
否定するような言葉は使わないようにしています。何かを正すときも、「そうじゃないんですよ、こうやってください」ではなく、「こうやったほうがもっと効果がありますよ」というほうが、相手の受ける印象がまったく違うと思うんです。他にも、ひとりで立ち上がって歩くことが危険を伴う方に対して、「立たないで」と言うのではなく、「私が来るまで待っていてくださいね」とか「私を呼んでくださいね」と伝えます。言葉はできるだけポジティブなものになるよう、変換して使うようにしています。
人との深いつながりが自分を成長させてくれる仕事
多世代で交流できることこそ福祉業界の醍醐味
―介護、福祉業界で働いてみたいと考えている人に、メッセージをお願いします。
福祉業界というのは、人と密に接する仕事というのがとても大きな特徴だと思います。ご利用者さまのお顔が近くで見られる仕事ですので、自分の思いがあって、それを実現できれば、とてもやりがいを感じられるはずです。社会では今、核家族化が進んでいて、おじいちゃんおばあちゃんと暮らしたことがないという人も多いでしょうし、自分の親より年上の方と接する機会があまりない時代だと思うんですね。しかし自分とは考え方が違ったり、生活してきた時代が違ったりする高齢者の方と一緒に過ごすことは、自分の視野を広げてくれますし、成長につながっていると感じます。福祉業界はこれからの高齢化社会に向けて、ますます発展していく業界だと思いますので、興味のある方、思いのある方、ぜひ一緒に働きましょう!
―最後に今後の目標を教えてください。
会社としての目標は、経営理念にもある社会への貢献、そして「感動を提供する」というキーワードにそって、行動をしていくことです。1人ひとりの感動の積み重ねが、日本が好転することにつながっていくと考えているので、感動を与えられるようなサービスの提供をこれからも心掛けていきたいですね。僕個人としては、まずは会社のなかで神奈川エリアの存在感を示していけるように従業員の育成に力を入れていきたいと思います。そしてゆくゆくは、業界のなかでも「機能訓練といえば『GENKINEXT』だね」と言ってもらえるような会社にしていきたいですし、それによって社会に貢献していけたらと思っています。
ご利用者さまと深く関わり、二人三脚で歩んでいけるからこそ、やりがいを感じられる福祉の仕事。竪山さんは穏やかな口調ながら、その言葉の奥には自分の信念と誇りを持って仕事に向き合っているということが感じられました。人と接することによろこびを感じる方、機能訓練に可能性を感じる方、まずは施設見学に行かれてみてはいかがでしょうか。