まつ毛パーマの頻度は?最適な周期・やめどきサイン・長持ちさせる方法まで解説
まつ毛にパーマをかけてカールさせる「まつ毛パーマ」。ビューラーを使わなくてもまつ毛が上向きになり、目元をぱっちりと大きく見せられる人気の施術です。自分のまつ毛に施術するため、まつ毛エクステとは違って仕上がりが自然なのも魅力です。
今回は、そんなまつ毛パーマをかける適切な頻度や、施術を受ける上での注意点、そして美しいカールを長持ちさせるための方法まで、詳しく解説していきます。
まつ毛パーマの適切な頻度とは?

髪のパーマと同じように、まつ毛パーマも時間が経つとカールが緩んできます。ここでは、まつ毛の状態を健やかに保ちつつ、美しいカールを維持するための最適な頻度について見ていきましょう。
最初に、まつ毛パーマをかける頻度の目安を簡単な表にまとめました。
状態 |
頻度の目安 |
一般的な周期 |
1カ月~1カ月半 |
かけ直しまでの最短期間 |
3週間~1カ月 |
まつ毛が傷んでいる場合 |
お休みしてケアを優先 |
一般的な目安は1カ月~1カ月半。
最低でも3週間は空けて
まつ毛パーマは薬剤を使用するため、短い間隔で繰り返し施術すると、まつ毛にダメージが蓄積してしまいます。個人差はありますが、パーマの持続期間は一般的に1カ月~1カ月半ほどです。そのため、カールが落ちてきたり、ばらつきが気になったりしたタイミングでかけ直すのがおすすめです。
きれいな状態を保ちたいからといって、あまりにも高頻度でパーマをかけると、まつ毛が傷んで抜け毛や切れ毛の原因になる可能性があるので注意しましょう。最低でも3週間~1ヶ月は間隔を空けるのが賢明です。
ばらつきが目立ってきたときが目安
まつ毛にも髪の毛と同じように「毛周期(もうしゅうき)」という生え変わりのサイクルがあります。 まつ毛の毛周期はおよそ3週間~4カ月といわれ、その間に「成長期」「退行期」「休止期」を繰り返しながら生え変わっています。
パーマをかけた後、新しく生えてくるまつ毛は当然ストレートです。そのため、時間が経つとパーマが残っている毛と新しく生えたまっすぐな毛が混在し、向きやカールにばらつきが出てきます。このばらつきが気になり始めた頃が、次回のパーマをかけるひとつの目安と言えるでしょう。
まつ毛パーマをかけるときに注意すべきこと

まつ毛パーマは繊細な目元に行う施術です。安心して施術を受けるために、いくつか注意しておきたい点があります。
頻度が高すぎると傷むリスク
まつ毛パーマの薬剤は、まつ毛だけでなく、薄くデリケートな目元の皮膚にも負担をかける可能性があります。
持続が気になるからといって高頻度でかけ直すと、まつ毛が乾燥してチリチリになったり、細くなったりするリスクが高まります。カールのばらつきが気になってもすぐにサロンへ駆け込むのではなく、後述する応急処置で対応するなど、まつ毛を休ませる期間を設けましょう。
こんな時はお休みも検討!
パーマの「やめどき」サイン
以下のようなサインが見られたら、無理にパーマを続けず、一度お休みすることを検討しましょう。
・まつ毛が以前より細くなった、または短くなったと感じる
・まつ毛が切れやすくなった、まばらになった
・花粉症やアレルギーなどで目元が敏感になっている
・目やその周りにかゆみ、赤みなどのトラブルがある
薬剤による刺激で症状が悪化する可能性もあるため、特に目元のトラブルがある場合は、症状が改善してからまつ毛パーマを再開するようにしてください。
季節・ライフスタイル別の注意点
プールや温泉、ジムなどによく行く方は、パーマの持ちに影響が出ることがあります。
・プール・海
消毒に使われる塩素は、まつ毛をアルカリ性に傾け、キューティクルを開きやすくするため、パーマが取れる原因になります。
・温泉・サウナ
高温多湿の環境は、パーマのカールを緩めてしまう可能性があります。
・ジムでの運動
汗をかいた後に目をこするなどの摩擦は、カールが取れたり、まつ毛が抜けたりする原因になります。
これらの施設を利用する際は、長時間滞在するのを避けたり、終わった後に優しく水分を拭き取ったりするなどの工夫が必要です。
まつ毛パーマを長持ちさせるケア方法

せっかくかけたパーマ、できるだけ長くきれいに保ちたいですよね。日々の少しの心がけで、持ちは大きく変わってきます。
まつ毛美容液で保湿と栄養補給を
パーマ後のまつ毛は、薬剤によって乾燥しやすくなっています。まつ毛美容液でたっぷりと保湿し、栄養を与えることで、ハリやコシのある健康なまつ毛を育てることができます。これにより、カールの持ちが良くなるだけでなく、まつ毛そのものが抜けにくくなる効果も期待できます。洗顔後の清潔なまつ毛の根元から毛先にかけて、優しく塗布しましょう。
サロンでのトリートメントも効果的
多くのアイラッシュサロンでは、まつ毛パーマの施術と同時に行えるトリートメントメニューが用意されています。ケラチンなどの栄養成分をまつ毛の内部に浸透させ、ダメージを補修してくれるため、パーマの持ちを良くし、ツヤのある仕上がりにしてくれます。定期的なスペシャルケアとして取り入れるのもおすすめです。
施術後の過ごし方と日々の習慣
■目をこすらない
パーマをかけたばかりの頃は、カールがまぶたに当たってかゆみを感じることがあるかもしれませんが、目をこするのは厳禁です。摩擦はパーマが取れる最大の原因となります。
■ビューラーは使わない
パーマが落ちかけてきても、ビューラーを使うのは避けましょう。ビューラーの圧力はまつ毛のキューティクルを傷つけ、切れ毛や抜け毛の原因になります。どうしてもカールを整えたい場合は、後述する応急処置を試してみてください。
■うつ伏せで寝ない
うつ伏せで寝ると、枕との摩擦でまつ毛に負担がかかり、パーマが崩れたり取れやすくなったりします。できるだけ仰向けで寝るように心がけましょう。
■まつ毛パーマがとれかけたときの応急処置
次のサロン予約までにカールのばらつきが気になってきたら、スクリューブラシで毛流れを整えるのがおすすめです。下から上に優しくとかすだけで、乱れたカールが整い、見た目の印象が改善されます。
また、まつ毛用のコーティング剤や透明マスカラを使用すると、カールをキープしつつ、まつ毛にツヤを与えてばらつきを抑えることができます。
クレンジング・洗顔で気をつけること

毎日のクレンジングも、まつ毛パーマの持ちを左右する重要なポイントです。
まつ毛に優しいクレンジング方法
濃いアイメイクをした日には、洗浄力がありつつも摩擦を抑えられるクレンジングバームやジェルタイプのクレンジングがおすすめです。バームは体温でオイル状に変化し、メイクをこすらずに浮かせて落とせます。ジェルは厚みがあるため、クッションとなって指との摩擦を軽減してくれます。
マスカラを使用する際は、お湯で簡単にオフできるフィルムタイプのものが、クレンジング時の負担が少なく済むので最適です。
目元のダメージになりやすいNGなクレンジング方法
洗浄力が強いオイルクレンジングやリキッドクレンジングは、必要な潤いまで奪ってしまい、まつ毛や目元の乾燥を招くことがあります。ただし、最近では「まつ毛パーマOK」と記載されたオイルクレンジングも増えているので、使用する場合は表示を確認しましょう。
また、シートタイプのクレンジングは、肌を直接こすってメイクを落とすため、摩擦によるダメージが大きいので避けるのが無難です。
まつ毛パーマをかけるメリット

手軽に目元の印象を変えられるまつ毛パーマですが、まずはどのようなメリットがあるのかをご紹介します。
・ビューラーいらずでメイク時間が短縮できる
・自然で美しいカールが手に入る
・逆さまつ毛の改善にも繋がる
① ビューラーいらずでメイク時間が短縮できる
一度施術すれば常にカールがキープされるため、毎朝ビューラーを使う手間が省けます。湿気にも強く、雨の日や汗をかく季節でもカールが落ちにくいのが大きな魅力です。
② 自然で美しいカールが手に入る
自まつ毛を活した自然なカールで、すっぴんでも目元がぱっちりとした印象になります。ビューラーでは難しい、均一で美しいセパレートまつ毛を実現できるのも嬉しいポイントです。
③ 逆さまつ毛の改善にも繋がる
根元からしっかりまつ毛を立ち上げることで、まつ毛が眼球に当たる「逆さまつ毛」の悩みを緩和する効果も期待できます。
まつ毛パーマをかけるデメリット

メリットの多いまつ毛パーマですが、施術を受ける前に知っておきたい注意点もあります。デメリットについても確認しておきましょう。
・定期的なコストと時間がかかる
・まつ毛やまぶたへのダメージリスクがある
・一度かけるとすぐには元に戻せない
① 定期的なコストと時間がかかる
美しいカールを維持するためには、1カ月~1カ月半に一度の頻度でサロンに通う必要があります。そのため、施術料金とサロンへ通う時間が定期的にかかります。
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② まつ毛やまぶたへのダメージリスクがある
パーマ液を使用するため、まつ毛が乾燥したり傷んだりする可能性があります。また、肌が敏感な方は、薬剤によってまぶたがかぶれてしまうリスクもゼロではありません。
③ 一度かけるとすぐには元に戻せない
もし仕上がりのカールが気に入らなくても、すぐにデザインを変更したり、パーマを落としたりすることはできません。カールが自然に落ちるか、まつ毛が生え変わる次の施術タイミングまで待つ必要があります。
まつ毛エクステやパリジェンヌラッシュリフトとの違いは?

まつ毛を上向きにする施術には、まつ毛パーマの他に「まつ毛エクステ」や「パリジェンヌラッシュリフト」などがあります。それぞれの特徴を理解し、自分に合った施術を選びましょう。
◆ まつ毛パーマ
自まつ毛に薬剤を使ってカールをつけます。Cカールのようなくるんとしたデザインから、Lカールのような立ち上げデザインまで、ロットの種類によって様々な形を選べます。
こんな人におすすめ
自然な仕上がりが好き、ビューラーの手間を省きたい、メイクを時短したい方。
◆ まつ毛エクステ
自まつ毛1本1本に、グルー(専用の接着剤)で人工毛を装着します。まつ毛の長さやボリュームを自由自在に出せるのが魅力です。
こんな人におすすめ
まつ毛の長さや量が欲しい、すっぴんでも華やかな目元でいたい、マスカラを塗りたくない方。
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◆ パリジェンヌラッシュリフト
「次世代まつ毛パーマ」とも呼ばれ、化粧品登録された薬剤でまつ毛を根元から80度立ち上げます。自まつ毛の長さを最大限に活かせるのが特徴で、ダメージが比較的少ないとされています。
こんな人におすすめ
自まつ毛の長さを強調したい、まぶたのリフトアップ効果が欲しい、ナチュラルだけどぱっちりさせたい方。
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後悔しない!サロン選びのポイント

まつ毛パーマの仕上がりや持ちは、サロンや施術者の技術によって大きく左右されます。以下のポイントを参考に、信頼できるサロンを選びましょう。
①カウンセリングが丁寧か
こちらの目の形やまつ毛の状態、なりたいイメージをしっかりヒアリングし、最適なデザインを提案してくれるかを確認しましょう。
②薬剤へのこだわり
まつ毛への負担が少ない化粧品登録の薬剤や、トリートメント成分配合の薬剤を扱っているサロンは、ダメージへの配慮が高いと言えます。
③アイリストの経験と実績
施術者の経歴や、過去の施術例(SNSなど)を確認できると安心です。経験豊富なアイリストは、様々な目の形に対応する技術力を持っています。
④アフターケアの説明がしっかりしているか
施術後の注意点や、長持ちさせるためのケア方法を丁寧に説明してくれるサロンを選びましょう。
適切な頻度を守って、おすすめケアで長持ちさせよう

まつ毛パーマの美しいカールを長く楽しむために大切なポイントは、「適切な頻度を守る」ことと「日々の丁寧なケア」の2つです。まつ毛へのダメージを避けるため、施術は1カ月~1カ月半の間隔を目安にしましょう。
また、まつ毛美容液での保湿や、目元をこすらないといった日々の少しの工夫が、カールの持ちを大きく左右します。
この記事で紹介したケア方法を実践して、いつでも自信の持てる、あなたの理想の目元を手に入れてください。
まつ毛パーマのよくある質問(FAQ)
Q. 3週間に1回の頻度は多すぎますか?
A. はい、基本的には多すぎると言えます。まつ毛へのダメージを考慮すると、最低でも1カ月は空けるのが理想です。3週間でどうしてもばらつきが気になる場合は、コーティング剤で整えるなどのセルフケアで対応し、次の施術までの期間をなるべく空けるようにしましょう。
Q. パーマがまだ残っているのに、かけ直しても大丈夫ですか?
A. あまりおすすめできません。カールが残っている部分に薬剤を重ねると、過度なダメージに繋がる可能性があります。サロンによっては、ばらつきが気になる部分だけを修正する「リペア(お直し)」メニューがある場合もありますので、まずは担当のアイリストに相談してみてください。
Q. まつ毛が傷んでいるときはどうすればいいですか?
A. まつ毛の傷みが気になるときは、一度パーマをお休みし、まつ毛美容液での集中ケアに切り替えましょう。まつ毛の健康状態が回復してから再開するのが、長い目で見て美しいまつ毛を保つ秘訣です。
Q. まつ毛が短いのですが、パーマはかけられますか?
A. まつ毛の長さやまぶたの形によっては、ロットにまつ毛を巻き付けられず、施術が難しい場合があります。短いまつ毛に対応したロットを用意しているサロンもありますので、一度相談してみることをおすすめします。
Q. 施術後にマスカラはいつから使えますか?
A. パーマのカールをしっかり定着させるため、施術後24時間はマスカラやビューラーの使用を控えるのが一般的です。アイライナーやアイシャドウは問題ありませんが、クレンジングの際に目元をこすらないよう注意が必要です。
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