逆さまつ毛の治し方|逆さまつ毛の種類と原因、さまざまな治し方を紹介

通常生えてくる方向とは逆に生えてくるまつ毛のことを「逆さまつ毛」といいます。目にまつ毛が入りやすく、目やにやゴロゴロ感の原因になってしまうことも。

今回は、逆さまつ毛の治し方について紹介します。逆さまつ毛の種類と原因、さまざまな治し方を詳しく解説するので逆さまつ毛で困っている人は参考にしてみてください。

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逆さまつ毛とはどんな状態のまつ毛のこと?

逆さまつ毛は、通常生えるのとは逆の方向に生えるまつ毛のことを指します。目の外側に向かって生えているのではなく、目の内側に向かって生えているような状態です。この状態は、まつ毛が目に当たりやすくなり、目の炎症の原因となる場合も。

では、実際に逆さまつ毛が原因で起こりうる目のトラブルにはどのようなものがあるのでしょうか。具体的にどのような内容なのかを確認していきましょう。

逆さまつ毛で起こる困りごと

逆さまつ毛が原因で起こる目のトラブルには以下のようなものがあります。

・視力が低下する
・目のゴロゴロ感、異物感
・目やに
・光をまぶしく感じるなど

このようにさまざまなトラブルがあり、知らぬ間に目を傷つけていることも。また、赤ちゃんには逆さまつ毛がよくみられますが、成長とともに改善することが多いです。おおよそ、2歳ごろには治っていることがよくあります。

逆さまつ毛の治療は何科に行けばいい?

逆さまつ毛で困っているときは、まずは眼科を受診しましょう。眼科では、適切な治療方法や対処療法などを知ることができます。もしも手術が必要になった場合は形成外科を受診するとよいでしょう。

ちなみに、逆さまつ毛でも特に痛みなどがなく、問題に感じていない場合は、経過観察で治療の必要性はないです。

逆さまつ毛の種類

逆さまつ毛には、いくつかの種類があります。逆さまつ毛に悩んでいる人は、どのような内容なのか・困りごとはそれぞれ違うのかなどをチェックしてみてください。

眼瞼内反(がんけんないはん)

眼瞼内反は、まぶたの全体が内方向に向かって盛り上がる形をしていて、まつ毛が内向きになっている状態のことを表します。まぶた自体が肉厚で皮下脂肪が多い人がなりやすいものです。

眼瞼内反による困りごとは、異物感・涙が出る・目やになどです。まつ毛が目に入ることで目が刺激を受けてしまうことが原因となっています。

睫毛内反(しょうもうないはん)

睫毛内反は、乳幼児に多い逆さまつ毛の種類です。まぶたの状態は正常ですが、皮膚の隆起などが原因でまつ毛が内側を向いてしまいます。まぶたのふちの部分が内側に入り込んでおり、まつ毛も同じく内側に入り込んでしまっている状態です。

原因としては、先天的から後天的まであります。睫毛内反であっても、目のトラブルが起きないときは問題ありません。起こりうる困りごととしては、充血・目やに・目が潤むなどの症状が生じる場合があることです。

睫毛乱生(しょうもうらんせい)

睫毛乱生は、毛根の炎症により引き起こされることが多いものです。まぶたの状態に関わらず、炎症の影響によってバラバラの方向にまつ毛が生えてしまい、内向きになってしまうことも。

乳幼児の場合は、まばたきの回数が異常に多くなったり、光をまぶしがったりするような症状があります。また、目ヤニや結膜の充血の原因になることもあるでしょう。

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逆さまつ毛になる原因

逆さまつ毛には、さまざまな目の困りごとの原因になってしまうことがあることがわかりましたが、なぜ逆さまつ毛になるのでしょうか。理由としては、先天性のものと後天性のものがあります。

生まれつき(先天性)のもの

先天性のものは、乳幼児のときからまぶたの脂肪が多かったり、生まれつきのまぶたの形が逆さまつ毛になりやすい形状だったりすることが理由です。年齢が上がるにつれて解消することがよくあるので、経過観察で様子をみることも多いです。

しかし、成長していっても、目やにや充血に悩むことが多い場合は、逆さまつ毛の手術をして治療することもあります。

加齢などが原因(後天性)のもの

後天性のものは、加齢などが原因でまぶたがたるんできて、筋肉や皮膚が下がっていくことでまぶたを下に押してしまう形で起こります。同じような理由で「眼瞼下垂」でも逆さまつ毛になりやすいです。

また、結膜炎や外傷などの炎症が原因となって睫毛乱生になることもあります。このように逆さまつ毛には、さまざまな種類や症状があるため、それぞれに合った治療を受けることが大切です。

逆さまつ毛は治療できる?治療法は?

逆さまつ毛になったときに、手術や治療を受けることになる場合があります。手術の方法やその他の治療法や対処療法などについてチェックしましょう。

手術を受ける|手術の方法は主に二種類

逆さまつ毛が原因で、視力に影響が出ているときは外科手術を受ける方法があります。手術をした場合、術後は1~2週間ほど目が腫れるので注意が必要です。手術の方法は、主に2種類あるので、以下でどのような内容の手術方法なのかをそれぞれ解説していきます。

切開法

切開法では、まぶたの皮膚が厚い場合に、余分な皮膚を取りのぞく方法で行う手術です。まつ毛が外側を向くように縫いあげていきます。

3~4週間のダウンタイムが必要で、埋没法にくらべて腫れやすいのが特徴です。しかし、高い確率で逆さまつ毛を改善できるのがメリットでしょう。

埋没法

埋没法は、上まぶたの余分な皮膚に対して、糸を通して持ち上げる方法で行う手術です。ダウンタイムが少なく、日帰り手術も可能であったり、二重にすることで目を大きく見せたりするメリットがあります。

しかし、60%以上と再発率が高いというデメリットがあるので、手術の際はその後のことも考えてよく検討することが大切です。

まつ毛を抜く

眼科で逆さに生えているまつ毛を抜くといういたってシンプルな治療法です。この方法は、当然また生えてくるので、手軽さと引き換えに、抜き続けないといけないというデメリットがあります。

さらに、何度もまつ毛を抜くことで、まつ毛の生え際に炎症などを起こす危険性も高まってしまうでしょう。

レーザーや電気で毛根を焼く

針電極やレーザーで毛根を焼く治療法があります。しかし、毛根の半数ほどは再発するといわれているため、一度で完全に毛根を焼ききることは難しいのがデメリットです。

そのため複数回にわたって、治療を受ける必要があります。生えてこなくなるまでの期間は、個人差があるため、明確には決まっていません。

自分でできる対処法はある?

自分でできる逆さまつ毛の対処方法としては、「ビューラーで上げて目に当たらないようにする」方法です。まつ毛カールやラッシュリフトも同じようなメリットが見込めるので、1つの方法として活用できるでしょう。

しかし、「自分でまつ毛を抜く」という対処方法はおすすめできません。なぜなら、自分でまつ毛を抜くのは、そのあと炎症などのトラブルが起こりやすくなってしまうからです。

逆さまつ毛の気になるQ&A|コンタクト・まつエク

最後に、逆さまつ毛まつ毛で気になることについての質問をQ&Aで解説します。わからないことを確認して、逆さまつ毛に関する不安を解消していきましょう。

逆さまつ毛でコンタクトレンズは使える?

Q:逆さまつ毛の人がコンタクトレンズを使うことができるか?

A:コンタクトをした方がまつ毛が直接当たらないためむしろ目にいいです。しかし、逆さまつ毛が原因で眼球に傷がある場合は、コンタクトはできないため注意しましょう。

逆さまつ毛でもまつエクやまつ毛パーマはできる?

Q:逆さまつ毛でまつエクやパーマはできる?

A:まつエクは毛の生え方や毛質によってできない場合があり、断られることもあります。まつ毛パーマの場合は、逆さまつ毛の程度によっては、施術を受けることで目に当たらないようになり快適になることも。どちらも目に傷がある状態では危険なので、必ず眼科を受診して傷を治してから受けることが大切です。

逆さまつ毛で困ったらまずは病院へ!最適な治療で快適な視界を手に入れよう

逆さまつ毛で不快感や困りごとがあれば、自分で抜いたり我慢せずまずは病院でどんな状態なのか見てもらうと安心です。

根本治療は手術しかありませんが、埋没手術の場合は、費用も安く日帰りでも可能なため気軽に受けられるのがメリット。自分自身の悩みに合った最適の治療で逆さまつ毛を治療し、快適にしていきましょう。

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