【プロ直伝！】『足』のメンテナンスは『お尻』をほぐして『ふくらはぎ』を鍛えることから

忙しい日々を過ごす美容業界人たちのために、その道のプロにセルフメンテナンス術を教えていただきました。ちょっとしたことで体が軽く感じるようなテクニックをご紹介！

足メンテナンス

足メンテナンスはお尻からコリをほぐすし、ふくらはぎを鍛えるのがカギ

「足のメンテナンスでは、お尻の筋肉と足の裏をほぐしてあげることを心がけましょう。立ち仕事が中心となっている方は特におすすめなメンテナンス方法となります。椅子に座りながらでもできることなので、休憩時間や仕事の合間に、オフィスのデスクワークの方は、仕事中にも試せることなので、ぜひ行ってみてください。

まずは座りながらお尻の下にテニスボールなどの球状の物を置きます。床に座って行う場合は、ボールを置いた側の足を逆の足に乗せて行うと体重もかけやすいと思います。ボールの位置はお尻の外側の部分に置くと、梨状筋（りじょうきん）がほぐれて、足全体の疲れが取れるのでおすすめです。梨状筋をほぐした後は、自分が気持ちいいと感じる部分にボールを置いてお尻をほぐしてみてください。テニスボースなどの球状の物をお尻の下に置いて、そのボールを回すように梨状筋をほぐしていきます。ボールの硬さは自分の好みや、実施の積み重ねなどで変更していくといいでしょう。

足の裏のメンテナンスは、自分でコリがある。もしくは痛みがあると思う部分にボールを置き、体重をかけてゴロゴロとボールを回すように動かしましょう。ボールを動かすことと合わせて、足の指でボールを握ったり、離したりを繰り返してもることもポイントになります。これを行うことで、足の筋肉も鍛えられながら、ムクミにくくもなるので一石二鳥となります。足の指でボールを握る、離すを繰り返します。健康な足になるほど、足指の部分にも握り拳のような骨が浮き上がってきます。

立ち仕事が中心で働いている方は、足のムクミに悩まれている人も多いかと思います。ムクミというのはふくらはぎの筋力が弱っている証拠です。ふくらはぎは筋肉が弱いので、血流を良くするポンプとしての働きが少ない筋肉です。ですからつま先立ちの動きを何秒間か繰り返してみたり、かかと立ちをした状態を保ち、ふくらはぎを伸ばす運動を試し、筋肉をほぐしてください。少しだけでも、この動きを行うことでムクミも改善されるはずです。同じ姿勢をずっと続けていると、人間の体はその姿勢を覚えてしまいます。ですから10分に一回ぐらいは伸びをしてみたり、体を動かしてみたりと、姿勢を変えてみることを心がけましょう。そして、首や肩、腰に酷いコリで悩んでいる人は、お風呂にしっかりと入ることをおすすめします。コッているということは体が冷えている状態になります。入浴をせずに、シャワーだけで済まさずに、時間があるときはお風呂に入ってください。それだけでも体調の変化が良い方向に出ると思います」

『ふくらはぎ』って……

ふくらはぎの語源・由来は、『ふくら』＝「膨らんでいる」や「ふっくらとしている」といった意味。『はぎ』は古く「脛（すね）」を指す語とされていて、ひざから下、足首から上の部分のこと言われています。このことから『ふくらはぎ』は膨らんでいる脛という意味合いになっています。昔は「こむら」「こぶら」と呼称されており、そのなごりで、ふくらはぎが攣ることを「こむらがえり」や「こぶらがえり」と言うことがあるのです。

『ふくらはぎ』の筋肉を揉みほぐすと、血液の流れがスムーズになって、組織の活性化し病気も快方の向かうと言われています。

「足は第２の心臓」とも言われています。その中でもふくらはぎこそがそれに当たるという人も少なくありません。体の不調が出る前に、今回のようなセルフメンテナンスでふくらはぎを鍛えてみましょう。

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