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サロン作りに「花」は必需品!季節の花でサロンの雰囲気もグ〜ンと華やかな夏色に!

シンプルな空間にお花を飾るだけで、まわりの空気がふっとやわらぐ。

そんな経験をしたことはありませんか? 日頃からお花を飾ることが生活の一部となっている欧米人に比べると、空間演出としての「生花」には、まだ馴染みの薄い日本人。しかし近年では、国内でもフラワーショップとアパレルのコラボレーションが増えるなど、生花に対する関心が徐々に高まってきているように感じます。

このコーナーではそんな生花をより身近に感じていただけるように、12ヶ月、四季おりおりの季節のお花をご紹介。旬のお花について理解を深めていただくとともに、空間を彩る、インテリアとしての生花の可能性について、ぜひ一緒に考えていけたらと思います。

もしも気に入ったお花があったらさっそく飾って、お店の雰囲気を華やがせてみてください。

お客さまとの会話のきっかけとしても、役立つこと請け合いです。

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ユリ

ユリ

「立てば芍薬、坐れば牡丹、歩く姿は百合の花」と、美女の形容としても使われるユリ。さまざまな種類がありますが、大きくて香りの強いラッパのような花のイメージが強いのではないでしょうか。

ユリはその香りの強さから、マナー本には食事をする場には飾らないように、と書いてあるほど。確かに、あのオリエンタルな香りがすると、食事の匂いは薄れてしまうでしょう。そもそも強い香りが苦手な方もいますよね。ですが、今では品種改良が進み、香りの少ない品種も作られています。ユリはアジアティック系、ロンギフローラム系、オリエンタル系の3系統に分類されるのですが、香りのないユリはアジアティック系になります。しかも、他のふたつの品種に比べて上品で色数も豊富なんです。香りの少ないユリを楽しみたいときは、フラワーショップなどでアジアティック系がないか聞いてみてください。

また、ユリの花を飾るときに心配になるのが、あの大きなおしべから出る花粉。お客さまの服についてしまったら大変です。でも取ってしまうと華やかさが少し減ってしまうような気がして物足りない。それならば、ヘアスプレーで固めてしまえばどこかにつく心配はありません。そして、もしついてしまったらこすったりふき取ったりせずに、粘着テープなどを使って軽くたたくように落としてみてください。

華やかなのに、香りと花粉から飾るのを敬遠されてしまいがちなユリ。少しでも飾りやすくなれば、うれしいですよね。どっさり活けるとゴージャス、一輪でも存在感を放つユリをぜひアレンジしてみてください。

ラベンダー

ラベンダー

花だけでなく、その香りの効能も有名なラベンダー。リラックス効果があるということで、ポプリや精油、香水などに使われています。コラム上では香りをお届けできないのが残念ですが、あまり詳しくない方でも嗅いだらこれか!と分かると思います。また、北海道富良野のラベンダー畑は7月の今が見頃です。一面に広がる紫がきれいで毎年ニュースの定番となっていますよね。

さて、そんなラベンダーは先月ご紹介したかすみ草と同じように、ドライフラワーに向いています。材料は花だけでOKで、とってもお手軽。作り方は、咲き始めのラベンダーの葉っぱを取りのぞき、手で束ねられる量をまとめてビニールや麻のなど、滑りにくい素材のひもで縛ります。そして逆さに吊るして乾燥させます。完全に乾いたらできあがりです。

ラベンダー

そんなに時間もかからず、簡単ですよ。ただ、湿度の高い場所だとカビが発生しやすいので気をつけましょう。とは言え湿度が高いのが日本の夏。とくにお部屋が北向きの方は、湿度の高さに諦めてしまいたくなるかもしれません。その場合は冷蔵庫で作れば大丈夫です。冷蔵庫で作るときも、咲き始めのラベンダーを同じように束ねて逆さに吊るすだけです。あまり量は作れませんが、鮮やかな色も残って一石二鳥ですよ。

癒やし効果抜群のラベンダー。もしお試しになる時間があれば、ドライフラワーに加工して、より長く楽しんでみてはいかがでしょうか。

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花だけでなく、実も飾ろう!

ホオズキ

今回は、少し趣向を変えて、花ではなく実をご紹介します。

まずはホオズキ。6月から7月ごろに白や淡い黄色の花を咲かせるホオズキですが、名前を聞いてその花よりも実の方を思い浮かべる方が多いと思います。浅草などで行われるほおずき市も有名ですね。提灯のようなその実の姿からか、漢字では鬼灯とも書きます。鬼の灯(あかり)なんて面白いですよね。コミカルな小鬼が手に提げている様子が思い浮かんで思わず笑みがこぼれてしまいます。

ホオズキ

そんな実は、コロンとした形が愛らしく、ちょっとしたスペースに最適です。そのまま置いてもサマになりますが、萼(がく)の部分が網の目のように透けたホオズキも風情があります。作り方は、赤くなったものを水に漬けこんで何日か置くだけ。皮がきれいに溶けるので、軽く手で細かいのを洗い落とせば完成です。和のイメージが強いように感じるかもしれませんが、意外と洋風の空間にもなじみます。スケルトンのホオズキ、簡単で可愛いのでトライしてみてはいかがでしょうか。

また、秋になると松ボックリが手に入るようになります。こちらも受付などの台の上にポンと置いておくだけで和みスペースに。冬になれば南天や千両などをお正月飾りにも使いますね。どちらもお花と一緒に活けたら赤がよいアクセントになりますし、控えめに飾りたいのならグリーンに合わせて主役にしても。いずれもその季節になればフラワーショップに置いてありますので、お花を選ぶときに選択肢として加えると、アレンジメントに意外な可能性が広がるかもしれません。

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