太りにくい体にするための『どこでもできる簡単ストレッチ!』
仕事の合間や通勤の時間、毎日のちょっとしたすき間の時間にストレッチを取り入れれば、健康で太りにくい体に近づけます。まずは、習慣づけることが大切。少しずつ日常に取り入れていきましょう。
どこでもストレッチ&トレーニングができる
通勤中の電車では、できる限り席に座らず、立つようにしてください。つり革につかまり、背筋を伸ばして、自分のスタイルをチェックしながら立ちましょう。そして、これから紹介するものの中から自分のスタイルに合ったトレーニングを試してみてください。
つま先立ち
ふくらはぎが鍛えられるので、下半身痩せ効果が期待できます。電車の揺れを利用すれば、体幹を鍛えることもできます。
つま先の上げ下げ
上げる時は、ふくらはぎが張る程度までしっかりと上げましょう。下げる時は、足首が伸びて、足の甲が少し張る程度まで伸ばしましょう。
二の腕の引き締め
つり革を下に引っ張るように力を入れると、二の腕を引き締められます。10秒間、引っ張る→休憩を3回繰り返したら、反対側の腕も同じように行います。
仕事場では、だらだらと歩くのではなく、かかとからきびきびと歩くようにすると全身に効果があります。仕事場だからと気を抜かず、常に歩く姿勢に気を配っておくと、体調維持に役立つだけでなく、周りからの評価にも良い影響を与えるはずです。
家では、テレビを見ながら、家事をしながらストレッチ
テレビを見ながら、音楽を聴きながら、足を上下に動かすだけでもストレッチになります。そして、体を左右にねじったり、大きく伸びをしたり、自分が気持ち良いと思う方向にゆっくりと体を動かしてみてください。エクササイズ、トレーニングと構えずに、のんびりと気ままに体を動かせば、苦にならずに続けられます。
食事の後片付けでもストレッチができます。食事が終わったら、食器やはし、コップなどをまとめて片付けるのではなく、一つひとつ別々に運んでください。細かな消費カロリーの積み重ねがダイエットにつながります。毎日、朝夕の食事後に行えば、いつの間にかスッキリしたボディラインに、ということもあり得ます。さらに負荷をかけたければ、つま先立ちで移動するのもオススメです。
また、掃除を活用するのもオススメです。掃除は家事の中でも活動量が多く、心のデトックス効果もあります。掃除をする時は、汚れてもいい服を着て、思う存分体を動かしてください。キッチンのシンクやお風呂場、トイレなどの水回りに加えて、換気扇やコンロ周りもピカピカに磨き上げれば、心地よい疲労感が得られるはずです。こまめに掃除をして、気持ち良く体調維持をしましょう。
場所をとらず、カンタンにできるストレッチ
壁立ち
正しい姿勢を作って、ボディラインを美しくする運動です。
1. 壁に背を向けて、足を肩幅に開きます。
2. 背筋を伸ばして、あごを引きます。
3. 壁にかかと、お尻、背中、後頭部をつけて立ち、3分間、その姿勢をキープします。
呼吸リラックス
血行をよくして、体に酸素を取り込む力をアップさせる運動です。
1. 仰向けに寝て、肩幅くらいに足を広げます。
2. 両手を体から30~45度くらいに広げて、目を閉じます。
3. 鼻から呼吸をして、肺いっぱいに空気を溜めます。
4. 口からゆっくりと空気をはき出します。
指ヨガ
内臓を元気にして、代謝力を高める運動です。
1. 楽な姿勢で座り、胸の前で手がピラミッドの形になるように合わせます。
2. 両手の親指に力を入れて押しながら、深呼吸を3回行います。
3. 同様に、人差し指、中指、薬指、小指の順に力を入れながら、深呼吸を行います。
脊椎伸ばし
基礎代謝をアップさせる運動です。
1. 枕を腰の後ろに敷いて仰向けに寝ます。
2. そのまま体を起こして、体を前方に伸ばします(前屈)。
3. 体を後方に倒し、背筋が伸びているのを感じながら、両手両足を伸ばし、体をそらせます。
脚のツボ押し
むくみをとったり、食欲をコントロールするツボを押します。それぞれ、左右5~10回ずつ押してください。
1. 湧泉……土踏まずのあたりで、足の裏を丸めた時に「へ」の字が出るあたり。
2. 三陰交……足の内側のくるぶしから指三本分くらい上のあたり。
3. 足三里……すねの外側、ひざの頭から指4本分くらい下のあたり。
バスタイムでは、心のストレッチを
体やお肌のケアと一緒に、癒やしも得られるのがバスタイムです。防水のスマホや音楽プレーヤー、スピーカーなどをお風呂に持ち込んで、リラックスタイムを過ごせば、心のストレッチにもなります。体のストレッチだけでなく、心の柔らかさを保つことにも気を配ってください。