セラピストの職場恋愛エピソード

好きな人がいる場合、前向きな気持ちで毎日を過ごせることが大きなメリットになります。その上、自分とその人のために仕事や自分磨きを頑張れるようにもなるでしょう。 しかし、好きな人が同じ職場で働いていて頻繁に会う機会がある場合には、周囲の目を気にしなければならないというデメリットがあるのです。

それでは、セラピストを対象に実施したアンケートの結果を踏まえながら、困ったときのエピソードや嬉しかったときのエピソードなども含めてセラピストの職場恋愛事情をご紹介していきます。

職場恋愛している人はどのくらいいるの?

はじめに、職場恋愛のメリットとデメリットを考えてみます。毎日同じ職場で働いている場合、お互いの長所が見えてくることで自然と惹かれあう場合もあるでしょう。しかも、お互いの休日サイクルがわかりやすいので、予定を合わせてデートに行くのも比較的簡単です。相手と多くの接点が持てる、話題が合うという意味では、職場恋愛は良いものです。職場恋愛が成就して、生涯のパートナーを見つけるのも珍しい話ではありません。

一方、職場恋愛には「周囲の目を気にしなければならない」、「万が一、別れ話が出たときに気まずい」など、職場恋愛ならではの悩みがあります。それらを踏まえたうえで、職場恋愛を楽しむことができる方法を探していきましょう。

今回はセラピストを対象にした職場恋愛についてのアンケートを実施しました。対象者のセラピストは、最年少は19歳から最年長は60歳と幅広い年齢層です。まず、「職場恋愛をしたことはありますか?」という質問への回答を見てみます。「はい」が60%で「いいえ」が40%という結果に。職場恋愛の経験があるセラピストの方が多く、幅広い年代のセラピストがさまざまな職場恋愛事情を抱えているようです。

恋愛の相手はどんな人?

つぎに、アンケートの回答を踏まえながら3つのタイプに分けて職場恋愛の相手をご紹介していきます。 タイプ1の相手は職場の同期や先輩、あるいは後輩です。仕事を通じて親しくなり、仕事が終わった後や休日に食事や遊びに誘うというパターンがあります。それから、セラピストの仕事に必要なのは、授業や本で学ぶ知識だけではありません。同じ職場で働いている人が取り入れている工夫を自分のものにすることも必要なのです。また、周囲の人とコミュニケーションを上手にとろうとしなければ、スキルが上達しないので自然に相手との接点を作ろうとすることが多くなります。そこで、相手の長所が見えてくる場合もあるので、それが恋愛感情を抱くきっかけにつながります。たとえば、自分に仕事を教えてくれる先輩が輝いて見えたり、自分が仕事を教える後輩がけなげに見えたり、自分と一緒に頑張る同期に仲間意識を持った場合などです。恋愛のチャンスは、案外さまざまなところに存在しているものです。

タイプ2の相手はサロンのお客様です。これはサロンの方針にもよりますが、サロンのお客様との私的な連絡を禁じているサロンがあります。それに対して、顧客サービスの一環として私的な連絡を許可しているサロンもあります。食事の好みや趣味の合うサロン客と、オフの日に一緒に遊ぶなどの付き合いをするセラピストも珍しくないのです。もっとも最初は節度を持った付き合いが基本ですが、仲良くなれた場合には恋愛関係に発展する可能性もあります。

タイプ3の相手は取引先です。セラピストの場合、サロンの備品の補充を担当する取引先と付き合いがあります。サロンに出入りしている取引先の担当者と接しているうちにお互いに好意的な感情を抱き、その後、恋愛関係へと発展したと回答したセラピストがいました。やはり、接点が多ければ相手についてより早く、より把握しやすくなるため恋愛関係につながる確率も高いのです。

職場恋愛で困ったときのエピソード

恋愛とは本来は楽しいものです。職場恋愛も例外ではありません。しかし、職場恋愛ならではの困ったときのエピソードもあります。ここでは、3つの困ったときのエピソードをご紹介します。

1つ目のエピソードは「周囲に発覚しないだろうかと心配になったとき」です。サロンの方針にもよりますが、人間関係のトラブルを避けるために、職場恋愛を禁止している場合があります。また、厳しく禁じられていなくても、職場恋愛が周囲に発覚した時に、どう説明するのかが悩むところです。アンケートの回答の中には、「秘密の付き合いが発覚して、仕事を続けにくくなり、結局恋人が退職した」という回答がありました。職場恋愛は楽しいものですが、仕事を続けられなくなる可能性もあると覚悟しておく必要があります。万が一発覚した場合の対応を普段から話し合っておくのが賢明です。その場合に周囲に祝福してもらえるのか、後ろ指を指されるのかは、対応一つで変わるのです。

2つ目のエピソードは「喧嘩や別れの時に気まずくなったとき」です。付き合っていれば、喧嘩は避けられないときもありますし、お互いのすれ違いから別れを選んでしまう場合もあります。相手と顔を合わせるのが辛いときがあるのも職場恋愛につきものの悩みといえます。どちらかが職場を変えることを選択肢として考えに入れておくことも必要です。同じ職場で働いているからと安心しきらないようにして、普段からプラスのコミュニケーションをとる努力を欠かさないように心掛けます。そして、喧嘩を丸く収められるように努力することが大切です。間違っても、「喧嘩したから、別れたから」という理由で仕事を休まないように!

3つ目のエピソードは「他に相手がいたとき」です。セラピストは昼と夜のそれぞれのシフトを担当する場合、全く違うメンバーと仕事をすることも珍しくはありません。その状況を逆手にとって、2人を相手に同時進行で職場恋愛をする人もいます。誰と恋愛をするのかは個人の自由ですが、同時進行の恋愛はトラブルが起こってしまいがちになりますので、注意が必要です。

上記の3つのエピソードの共通点は、「職場の人間関係に支障が入らないかが心配」という悩みが常にあることです。自分たちのことばかりを考えないで、周囲にも気を使いながらゆっくりと関係を育んでいくのが、職場恋愛を行う上で特に重要なのです。それから、職場で必要以上に接触を図らないように心掛けて、相手をデートの時の呼び名で呼ばないようにしましょう。仕事とプライベートのけじめをつける努力を欠かさないことが、職場恋愛を成功させる方法の1つでもあります。

職場恋愛で嬉しかったときのエピソード

職場恋愛で困ったときのエピソードを先にご紹介しました。一方、嬉しかったときのエピソードもあります。ここでは3つの嬉しかったときのエピソードをご紹介します。

1つ目のエピソードは「一緒に帰ることができたとき」です。お互いのシフトが合えば、一緒に仕事から帰ることができるのが職場恋愛の大きなメリットです。しかも、お互いの休日の日取りも合わせやすいので、デートの予定を立てるのが楽になります。デートの時間を確保しやすい環境の方が職場恋愛は有利といえるのです。

2つ目のエピソードは「仕事上でのサポートが受けられたとき」です。セラピストの仕事は、現場で得た知識をお互いに交換することで、スキルアップをはかれます。恋人が同じ仕事をしている場合には、自分にはない視点で仕事のポイントを発見する場合もあるので、アドバイスとして受け入れてみるのも賢明です。

3つ目のエピソードは「周囲の応援が受けられたとき」です。付き合っていることが周囲に知れたときに、ネガティブな反応を返される場合もあります。しかし、反対に後押ししてくれる場合は嬉しいものです。シフトの調整などに周囲の協力体制が得られれば、恋愛関係を長く続けられます。「結婚、妊娠を職場全体で祝ってくれた」という回答もありました。つまり、自分たちのことばかりを考えるのではなく、周囲ともうまく調和を図っていくようにすれば、職場恋愛はうまくいく可能性があります。

上記の3つのエピソードから、職場恋愛の楽しさをまとめると、同じ職場で分かり合える相手と出会い、恋に落ち、人生を共にした場合、仕事のやりがいや喜びとプライベートでの楽しさを、より強く感じられるようになる、という結論に。セラピストは一生の仕事と考えている人ならば、職場恋愛を経験してみるのも良いものです。恋愛も仕事も、自分の人生の糧ととらえて、一生懸命に取り組んでいくことが幸せへの第一歩となるのです。

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