チップオーバーレイが苦手…克服してネイリスト技能検定1級合格を目指そう! 1級対策のおすすめは?

憧れのプロのトップネイリストになろうと思ったら、日本ネイリスト技能検定試験の1級の合格を目指すのは当然のことではないでしょうか。しかし、プロの登竜門といわれるネイリスト技能検定試験1級は、ネイリスト試験の中でも最難関とも称されていることでも有名です。

誰もが、1級試験を合格したいと思うものの、ネイリスト技能検定で課される実技のうち、とくにチップオーバーレイが苦手という人も多いようです。今回は、ネイリスト技能検定1級合格を目指したいのに、チップオーバーレイが苦手という人のために、どうすればその苦手意識が克服できるのか、その試験対策についてご紹介します。

チップオーバーレイが苦手…克服して1級合格を目指そう!

ネイリストとしてプロのレベルが求められるネイル技能検定1級ですが、その試験の中でもチップオーバーレイが苦手だという人は多いといわれています。検定2級では、チップ装着を経験していても、スカルプチュアのように技術慣れしていない人も多いので難しく感じてしまうようです。はじめに、そんな苦手意識を持ちやすいチップオーバーレイが上達するコツについて解説します。

ネイリスト技術検定1級で求められるチップオーバーレイの技術

そもそもチップオーバーレイとは、爪の先端にハーフチップを装着して長さを出して、その上からジェルやアクリルを用いて覆う技術のことをいいます。どのようなときにチップオーバーレイが必要になるかというと、自爪が極端に短い場合などに用いられるのが一般的です。

ネイル技能検定1級では、このチップオーバーレイの技術において、「チップが正しく装着されているか、サイズが合っているか、曲がって装着されていないか」などがチェックされます。

ミクスチャーの注意点|リキッドとパウダーの割合は

はじめに、チップオーバーレイの上達には、自分が求めるミクスチャーをいかにうまく作れるかが大切になります。ミクスチャーのメーカーごとに、リキッドとパウダーの割合は異なるのが特徴です。
とくに初心者のうちは同じメーカーを使って、ミクスチャーを作ることがポイント。ちなみに使用するパウダーの色は、検定試験においてチップはナチュラルが指定され、そのほかは、ナチュラル・クリア・あるいはクリアに準ずる色と決められています。

チップ選びと仕込み方を見直そう|スカルプチュアと揃えるコツ

チップを選ぶときは、その後に爪にカーブをつけて強度を上げる作業をおこなうことを見越してチップを選ぶようにしましょう。小さめのもの・ちょうどよいサイズを選ぶと爪先が細くなることもあるため、少し大きめを選ぶのがおすすめです。

グルーの塗布|装着しやすくするには

自爪とチップを接着させるコンタクトゾーンに、グルーを塗布していきます。ここでのポイントはチップとネイルプレートの間に、余分な空気が入らないようにすることです。使用するグルーもなるべく新しいものを使うと固まるのも早く、チップもつきやすくなるでしょう。

チップの装着|角度には細心の注意を

チップを装着するときには、角度に細心の注意を払いましょう。爪に対して必ずまっすぐにチップを装着するようにします。正面からも横からも見て、角度を調整することが大切です。

チップカット&段差の処理|アプリケーションを楽にするやり方

チップをカットして削る場合は、チップカッターを使います。先端の部分をスクエア型になるようにし、横の部分は少し削る程度にしておきましょう。削るときは甘皮の部分からチップ先端までの長さを目安にして、ほかのすべての爪で長さを合わせていきます。チップをつけた段差のラインが消えるくらいまで削るとよいでしょう。そうすることで、この後のアプリケーションが楽になります。

アプリケーションの手順とコツ

アプリケーションについてですが、アプリケーションとは道具を使ってチプの形を整えることです。このアプリケーションは、ネイルを美しく仕上げるための大切なプロセスになります。その手順とコツをご紹介します。

最後の仕上げとしてカラーを塗っていきますが、そのときのポイントとしてはミクスチャーを繰り返し爪に乗せないことが重要です。このミクスチャーを爪にのせる球の数で「1ボール」「2ボール」とネイル用語で呼ばれており、その手順ごとに解説します。

1ボール

チップの先端が厚くなりすぎないように1ボールを、いつものスカルプよりやや少なめにとって乗せていきます。このとき、ボールが重さで下に移動するのを利用するために、チップ装着あとにチップ表面をつや消しほどにしておくと楽になるでしょう。1ボールを乗せたら、あとは筆で厚みを均一にしながら、チップの両端と先端に向かって伸ばしながら整えていきます。

2ボール

2ボールはハイポイントの位置にとります。このとき1ボールのときとは違い、指を下に向けずに並行にたもちましょう。こうするとボールが下に流れずに、ハイポイントの場所の高さが取りやすくなります。このとき筆を立てすぎることによって、せっかく作ったハイポイントの高さを無くさないように注意しましょう。

3ボール

最後に3ボールは、キューティクル部分に乗せていきます。このとき大切なのが、キューティクルにミクスチャーを流さないようにすることです。万が一、ミクスチャーがキューティクルに少しでも流してしまうと、そのあと筆で取り除こうといても残ってしまうので、削ることが困難になってしまいます。ミクスチャーを置いたら、指先を下に向けることでミクスチャーがキューティクルに流れることを防ぐことが可能です。

おすすめのネイリスト検定1級対策方法とは

このようにチップオーバーレイは、スカルプチュアと同様に細かい点に注意をして施術をする必要がありますが、これを独学で学ぶのは難しいでしょう。ここでは、ネイリスト検定1級合格を目指す場合の対策方法についてご紹介します。

スクールや通信講座を受講する

独学でネイリスト技能検定1級を目指すことも不可能ではありませんが、確実に合格することは正直厳しいといわれています。ネイリスト技能検定の試験対策として、スクールへの通学や通信講座を利用するのもひとつの方法です。通信と通学を組み合わせたスクールもあるため、自分の生活スタイルにあった講座を選択するとよいでしょう。

検定対策用の動画を視聴する

スクールや通信講座のテキストでの学習に加えて、動画サイトの動画で学ぶことも可能です。それぞれのスクールが提供している動画で学べるほか、インターネットを使えば、ネイル技能検定試験対策用の動画を視聴することもできます。試験対策だけでなく、今後プロとしていろいろな知識や技術を吸収していくためにも、動画の活用はおすすめです。

コツを押さえてチップオーバーレイをマスターしよう!

ネイリスト技能検定1級に合格するためには、チップオーバーレイのコツを押さえて、しっかりとマスターすることが重要です。
スカルプチュアと似た技術や工程だとしても、細かな作り方は異なるため、スカルプチュア・チップオーバーレイどちらも、しっかりと知識と技術をつけることが1級合格のカギといえるでしょう。

出典元:
ネイリスト技能検定試験
http://www.nail-kentei.or.jp/about/pdf/saiten1.pdf

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