競争がネイリストのレベルUp!コンペティションに挑戦してみよう

ことわざの中に「井の中の蛙大海を知らず」というものがありますが、どんなに周りから褒められたり一目を置かれたりしても、世の中には自分よりももっと技術が高くセンスやアイディアに溢れた人はたくさんいるかもしれません。狭い世界で満足せずに国内外のコンペティションに参加して、ネイリストとしての腕を磨いていきましょう。

そこで今回は、ネイリストがコンペティションに参加する際に知っておきたい情報を幅広くお届けします。

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コンペティションは参加することに意義がある!

若い人だけでなく年齢を重ねた人でもネイルをしている人を見かけます。ネイル産業は年々規模を拡大しており、2016年にはネイル業界全体で2,200億円以上の市場規模となっています。その背景には、ネイルサロン数の増加が挙げられることでしょう。

日本に何人のネイリストの数がいるかは正確なところはわかりませんが、「ネイル白書2016-17」を見ると、ネイル産業の成長を支えているのはネイルサービス市場で、ネイルサロン数が増えていることから推測すると、ネイリストの数も年々増えていっていると考えられます。

ネイリスト全体の数が増えると、ネイリストの間で技術やセンスを磨きあう競争が発生し市場はますます明るくなることが推測できますが、ネイリストにとっては常に努力をしていないとお客様を奪われてしまう可能性があるので死活問題です。どうにかして今のレベルから1歩踏み出したい、周りよりも頭ひとつ分抜け出したいという人は、国内外で開催されるコンペティションを受けてみてはいかがでしょうか。

コンペティションに参加することで自分に足りないものを見つけることができたり、何が得意なのかを知ることができたりするので、さまざまなことを学べるでしょう。

どんなコンペティションがあるの?国内外の主要なものをチェック

コンペティションに興味があったとしても、どこで開催されているか、コンペごとにどのような特徴があるのかがわからなければ、応募することすらできません。そこで、国内外の主要なコンペをまとめました。

・全日本ネイリスト選手権
地方大会があり、自分の住んでいる地域でまず戦うことができます。エントリーは東日本地区と西日本地区に分かれた区分のどちらかにすることができ、地区内であればどの会場に何回でもエントリーして構いません。地区代表選手に選ばれた場合は、TOKYO NAIL EXPOに招待されます。

・ASIA CUP
国内外のコンペ(プロフェッショナル部門とフリー部門)で上位5位以内に入賞経験がある人が対象のコンペです。すでに技術的に卓越した人のみがエントリーするため、戦いはかなりレベルが高いものとなります。

・アメリカネイルプロカップ
アメリカには、ロングビーチ、パサディナ、ラスベガス、フロリダオーランドで開催されるネイルプロカップがあります。日本からは遠いため日本人の参加は少なく、日本人のセンスをフルに活かせば入賞することも夢ではありません。開催地によって種目が変わるので、自分が得意な分野で戦える場所にエントリーすると良いでしょう。

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コンペティションに参加するなら部門選びが重要

ネイルのコンペティションには、さまざまな部門があります。プロフェッショナル部門は、その名の通りプロのネイリストとして活躍している人がエントリーできる部門で、全日本ネイリスト選手権の場合は、さらにベテランとノービス(新人)に分かれます。

ジュニア部門は学校に通いながらネイルを学んでいる人が対象で、理美容系の学校に行っている人でも行っていない人でもどちらでもエントリーすることが可能です。逆に、スチューデント部門は理美容系の専門学校で学んでいる人が応募できる部門です。フリー部門はプロ、アマ、ジュニア、スチューデント問わず参加できる部門で、年齢や経歴に関係なくチャンピオンを目指したい人がエントリーします。

部門によって与えられる課題は異なるので、伸ばしたいスキルに合わせた部門選びをすると、これから自分のネイル技術を上げていく上で役に立つことでしょう。例えば、全日本ネイリスト選手権2016によると、プロフェッショナル部門ではネイルケアとフレンチスカルプチュアが競技種目として選ばれていますが、フリー部門ではフリースタイルデザインイクステンションとメンズネイルケア、ナチュラルネイルジェルデザインの3つが競技種目となっています。

また、アメリカのネイルプロカップを例にとると、2014年のロングビーチではハンドペイントネイルアートやミクストメディアネイルアートなどが競技種目となっていますが、2013年のラスベガスでは3Dなどが競技種目として採用されており、ハンドペイントネイルアートなどは種目にはありません。

コンペティションへの参加で何が得られる?

コンペティションに参加するには、お金も時間もかかります。そのため、ただ単にコンペの空気を味わいたいだけだったり、コンペに参加した経歴を作りたいだけだったりするのなら、お金も時間も無駄になってしまうかもしれません。コンペに参加するからには何かを得て帰りたいというのが、多くの人が望んでいることでしょう。

コンペに参加することによって得られるメリットとしてよく聞かれるのは、順位をつけられることで自分の実力を測ることができるということですが、コンペの魅力はそれだけではありません。大きなメリットとして挙げられるのは、自分が知らなかった新しい技術やセンスに触れられることです。

特に国際的なコンペに参加をすれば、参加したネイリストの出身国の流行や、新たに開発された便利なアイテムやツールなどを間近に見ることができます。まだ日本に入ってきていない流行をいち早くつかんで日本で紹介するためにも、海外のコンペに参加する意味は大きいです。国内のコンペの参加をしても、海外から参加するネイリストがいた場合は話しかけてみることで、自分の世界を広げることができるでしょう。

また、レベルが自分より上の人と同じ土俵で戦うことで、度胸がつく場合もあります。「コンペの参加なんて無理!」「どうせ優勝できっこない」と最初から思い込まず、「何か得るものがあるかもしれない」とポジティブに考えてみてください。

一流のネイリストになりたいなら…海外コンペに参加してみよう

日本のコンペティションに参加してまずまずの成績を収めたとしても、そこで満足してしまっては成長できません。世界はもっと広く深いので、今度は世界中で開催されるコンペに手を広げてみてはいかがでしょうか。海外のコンペはアメリカだけではなく、ヨーロッパやオーストラリア、お隣の国韓国でも開かれています。

アメリカやヨーロッパが遠いと感じた場合は、まずは韓国のコンペに参加してみて、国際大会の雰囲気を掴んでみるのも良いかもしれません。 ただし、海外のコンペにはそれぞれ独自のスタイルがあり、必ずしも日本のコンペと同じルールではありません。海外のコンペでは言語が異なるため、ルールが書かれた紙を渡されても細部まで理解することができず、減点の対象になってしまうことがあります。場合によっては失格になるケースもあり、せっかく海外遠征をしても悲しい結果に終わってしまいかねません。

海外のネイリストたちと対等に戦いネイリストとして一流になりたいのなら、事前にそのコンペの最新情報を仕入れて対策をしておくことが重要となります。 コンペは自分の実力を測る場だけではなく、新しいアイディアやインスピレーションを得る場でもあります。自信満々のときだけではなく、マンネリで上手くいかないと感じるときも、コンペティションに参加して今の状況から脱皮してみましょう。

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