アイリストの専門用語事典た行

アイリストとして働くならば、しっかりと身に付けておきたい業界用語。今回はアイリスト専門用語の「た」行をお送りします。

ダイズ油

ダイズ油は大豆から抽出される油で、複数の種類の酸を含んでいるのが特徴です。高い保湿力があるので、保湿を目的とするクリームなどに使用されることが多くあります。ダイズ油の成分を含むクリームには、まつげのケアに使用する美容液もあります。そういった美容液をまつげに塗ると、乾燥を防いで艶やかな状態を維持する効果を期待できます。ただし、まつげにエクステを装着している場合は、接着剤に触れると取れやすくなる可能性もあるので、使用の際は注意した方が良いでしょう。 その他にも、ダイズ油はシャンプーをはじめとした多くの製品で使用されています。また、安全性が高いので、食用として使用されることも少なくありません。さらに、大豆イソフラボンの美肌効果を期待して使用する女性も多くいます。

チップ

チップとは、ポイントメイクで使用する用具のひとつで、アイシャドウを瞼に塗るときに使用します。アイシャドウは指やブラシで塗ることも可能です。しかし、市販されているアイシャドウの多くは、チップとセットになっています。そのため、アイシャドウを塗るときはチップを使用するのが一般的です。 チップの特徴は、色が濃くなるようにアイシャドウをしっかり付けられることです。また、目の際にラインを描きやすいメリットもあります。一方、劣化しやすいことがデメリットとして挙げられます。また、傷んだ状態で使用し続けていると、アイシャドウの発色に影響を及ぼすので注意が必要です。さらに、色をぼかす用途には使いにくいので、指やブラシと併用するのが良いでしょう。

ツイーザー

ツイーザーは、まつげのエクステの施術で使用する用具のひとつです。本来は医療で使用するピンセットで「ツィザー」とも呼ばれます。さまざまな種類の製品が発売されているので、アイリストは自分に合ったものを選ぶことが大切です。 ツイーザーの形状は、大きく分けると、ストレートのタイプと湾曲しているタイプの2種類があります。強度や重さ、長さなどは製品によって異なります。ツイーザーはまつげの位置を整えたり、エクステを挟んだりするなど、さまざまな作業に利用可能です。また、先端付近の内側の面積が広いほど、エクステを掴みやすくなります。そして、先端が細いほど、まつげを掻き分けやすいです。さらに、多くの製品は先端が鋭く尖っているので、取り扱いには注意が必要です。 非常に繊細な作業が多いアイリストにとって、ツイーザーを使いこなせることは必須の条件であるといって良いでしょう。

つけまつげ

つけまつげとは、自分のまつげに重ねるように装着する人工のまつげのことです。まつげのエクステとよく混同されがちですが、両者には明確な違いがあります。 エクステは、まつげに1本ずつ毛を取りつけていくため、自然な見た目となり、まつげが伸びてきても違和感がありません。一方、つけまつげは、複数本の毛が付いたアイラインのような線状のものを、専用のテープや接着剤などを使用して地まつ毛の生え際に取りつけます。したがって、エクステにはない違和感がありますが、手軽に取りつけられることが大きなメリットです。また、エクステは自分のまつげの状態に合わせて、バランスの取れた太さや本数を選びます。それに対して、つけまつげは、目の際の皮膚に取りつけるだけなので、地まつげの長さや量を気にせずに選ぶことができます。しかも、価格の安いものが多く、100円程度から購入可能です。その他に、湯で簡単に取り外せることもメリットといえます。

テープワーク

テープワークとは、まつげのエクステの施術中に行う作業のことです。施術を行う箇所の周辺にテープを貼ります。これは、施術中の安全性を高め、作業を効率よく行えるようにすることが目的です。また、ツイーザーで肌を突いてしまわないように守る役目があります。そして、下まつげや肌などに、接着剤が付くのを防ぐのにも効果的です。さらに、白色のものを使うと、まつげとのコントラストによって、施術しやすくなるメリットもあります。しかも、リムーバーなどが流れて目に入ってしまうのを防ぎやすくなります。 このように、適切なテープワークは多くの効果を期待できますが、注意も必要です。たとえば、テープは汚れが付着しやすいので衛生面に気をつけて取り扱う必要があります。それから、肌に貼ったときに浮きの有無をチェックすることも大切です。ちなみに、テープに伸縮性があると肌のラインに合わせて貼りやすくなります。

トータルビューティシャン

トータルビューティシャンは、お客様に対してトータルビューティを提供する仕事です。 メイクアップやヘアスタイリング、エステなど、美容に関する施術はそれぞれの専門家が行うのが一般的です。しかし、トータルビューティシャンは、それらの技術を網羅的に習得するので、一人で全ての施術を担当できます。当然、アイリストの技術もその中に含まれ、まつげに関する施術も行うことが多いです。各専門分野の施術者が協力して行うのに対して、トータルビューティシャンが単独で担当するのには理由があります。その理由は、各々の施術を個別のものと考えず、一人の感性に基づいて総合的に行うため、統一感のある美しさを実現しやすいという大きなメリットがあるからです。また、トータルビューティシャンは、職場が限定されにくいことも大きな特徴といえます。したがって、美容院や結婚式場、エステなど、美容業界のさまざまな場所で活躍するチャンスがあります。

ドライアイ

ドライアイとは、涙の不足などによって目の表面を保護する機能が低下している症状のことです。発症すると乾燥だけでなく、異物が混入したような違和感を覚えるようになるケースも見られます。ドライアイになる原因はさまざまです。たとえば、パソコンを使用した作業などで目を酷使する場合や、コンタクトを長期間使用し続けている場合などに発症するのが多いです。また、まつげのエクステがきっかけでドライアイになるケースもあると考えられています。その他の原因として、アイリストの不注意によって、接着剤が目に入ってしまった場合も挙げられます。そのような事態を招かないように、テープワークなどを行う際には慎重な作業が必要です。 そして、すでにドライアイが発症している人に施術を行う場合、通常よりも接着剤によって痛みを感じやすくなります。そのため、客の状態を気遣いながら施術を行うことが大切です。

トリートメント

トリートメントとは、傷んだ頭髪の1本1本に染み込み、内部から補修を行い、髪の毛を保護する働きのことをいいます。 髪の毛と同様にまつげはさまざまな要因によってダメージを受けます。まつげが健康な状態を維持できるようにケアすることを、まつげのトリートメントと呼びます。ビューラーで負荷を与えた場合はもちろんですが、マスカラやクレンジングだけでも、まつげが傷んでしまうことは珍しくありません。さらに、傷むとキューティクルが剥がれて艶がなくなり、パサつきが目立つようになります。しかも、そのまま放っておくと、成長しないまま抜けてしまうこともあるので注意が必要です。まつげは伸びたり抜けたりすることが少ないと思われがちですが、毛髪と同様に毛周期に従って生え変わっています。それで、成長期になると伸びますが、退行期になると伸びる速度が鈍くなり、最終的には止まります。そして、休止期になると抜け落ちて、新しく生えてくるのを待つ状態になるのです。ただし、一部のまつげが休止期になって抜けても、他のまつげが成長期になって生えてきていると、量に変化がないように感じられます。また、トリートメントを適切に行うことで、まつげは成長期に十分な太さと長さを持つようになります。

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