セラピストの専門用語事典な行

セラピストとして働くならば、しっかりと身に付けておきたい業界用語。今回はセラピスト専門用語の「な」行をお送りします。

ナツシロギク

ナツシロギクは、主にヨーロッパで薬用ハーブとして使用されてきたキク科の植物です。海外では「フィーバーフュー」とも呼ばれています。成長すると柑橘系の爽やかな香りを放つことから、アロマセラピーのエッセンシャルオイルに用いられ、あるいはハーブティーとしても使用されています。 ハーブティーで期待される効能・効果としては、炎症の抑制や消化促進、解熱作用、冷え性の改善などに効果があるため、活用されているハーブのひとつです。しかし、キク科のアレルギーを持つ人はアレルギー反応を引き起こす可能性があるので要注意です。また、子宮を刺激する作用があるため、妊娠中の女性はもちろん、その他にも授乳中の人や子供への使用は控えましょう。味と香りについては、鼻を突き抜けるような強く爽やかな香り持ち、やや苦みがあります。

ニコラス・カルペッパー

ニコラス・カルペッパーは、アロマセラピーと密接な関係を持つ「ハーブ」を、医学書を通じて一般の人達に広めた功績を持つ17世紀の占星術師・医者・薬草学者です。 当時の医学書には、ハーブ(薬草)の効能・利用法が詳しく書かれていました。ところが、医学書の類は全てラテン語で書くことを強制されていたのです。そのため、一般大衆が簡単に読むことができるものではないので、ハーブのことを知りたいと思っても調べる方法はありませんでした。そのような状況に対してカルペッパーは行動を起こし、「薬局方」と呼ばれるハーブの効能・用法について書かれた医学書を、大衆が読めるように英語に翻訳しました。こうして、一般家庭にもハーブ療法を広められたことがアロマセラピーの誕生につながっています。

ニアウリ

ニアウリは、アロマセラピーで使用されるハーブの品種のひとつで、ニューカレドニア原産のフトモモ科の植物です。 ニアウリのエッセンシャルオイルは、爽やかな香りが特徴で、気分転換をさせて、しかも集中力を高める効果もあります。また、高い殺菌作用や鎮痛作用もあるので、医療用途にも使用されています。その他に、肌の引き締め効果や吹き出物、ニキビ、切り傷など、さまざまなトラブルを解決する作用も持つため、美容などにも重宝されている品種です。さらに、芳香剤として使用されることが多いですが、中東アジアでは飲料としても使用されてきた歴史があり、フランスでも殺菌消毒作用に着目し病院でも利用していたこともあります。 歯磨き粉やマウススプレーなどにも使用されている、利用法の多い便利なハーブといえるでしょう。

尿素(カルパミド)

尿素は「カルパミド」とも呼ばれる有機化合物の名称で、人間が出した尿の中から見つけ出された物質のため、尿素という名前がついています。 尿素はもともと人の肌に存在する保湿成分です。また、水に良くなじむ物質のため、さまざまな場面で活用されているのです。たとえば、アロマセラピーなどで用いられる保湿クリームや農業の肥料などにも使用されています。皮膚科の塗り薬や化粧品などにも多く使用されていて、あかぎれ、しもやけ、そしてアトピー性皮膚炎の治療にも効果があるとされています。 美容用途としては肌トラブルの改善に使用されていて、アロマセラピーとの関係も深い物質です。その他に、ハンドメイドの化粧水などを作る際にもよく使われることもあります。

乳鉢・乳棒

乳鉢・乳棒は料理などで使うことも多い道具ですが、アロマセラピーでも使用される機会の多い道具です。アロマセラピーで使うクレイパック・石鹸・バスソルトなどを自作する際に活用します。エッセンシャルオイルを好みで組み合わせてこれらのものを作ることにより、自分だけのオリジナルの香りを生み出せるので愛好家も多いです。また、アロマセラピー用の乳鉢と乳棒を販売している店では、大抵、鉢の大きさが約10cmのサイズが1,000円前後の価格で売られています。 小さいサイズでも、量を多く作る必要がない場合は、十分に楽しむことができます。ただし、小さいと混ぜにくい場合もあるので、用途に合わせてサイズを検討するようにしましょう。

ヌアボーラン

ヌアボーランとは、タイの言葉で「タイ古式マッサージ」を意味する言葉です。ヌアが「マッサージ」、ボーランは「伝統的な」、という意味の言葉を表しています。両手を使用した指圧や、腕や足をよく動かして曲げ伸ばしするストレッチのような動きが特徴で、タイの文化であり、伝統的な医療のひとつです。観光やスパの影響で、健康法または美容法としてのイメージが広まっていますが、本来はタイ独自の伝統医療にインドのヨガやアーユルヴェーダも取り入れられました。そのため、スピリチュアルやシャーマニズムとの関連も深いです。 タイ国内の施術者でも本来の伝統医療としてではなく、健康法あるいは美容法としての施術を行う者が多くなりつつあります。

ネイチャーアイデンティカル

ネイチャーアイデンティカルとは、日本ではアロマセラピーで使用する合成香料のことです。合成香料とは、エッセンシャルオイルから香りの成分を抽出して、その他の複数のオイルからもそれぞれ抽出した香りの成分と化学的に合成して作り出されたものをいいます。 本来のアロマセラピーでは、天然の素材から香りを抽出して作り出したオイル、つまりエッセンシャルオイルを使用します。しかし、エッセンシャルオイルには高額のものが多いため、コストが安く、品質が安定しているネイチャーアイデンティカルを代わりに使用する場合もあるのです。また、自然に存在しない成分を合成しているオイルも存在していて、それらは「アーティフィシャル」、もしくは「ニューケミカル」と呼んで、おたがいに区別されています。

ネロリ

ネロリは、ダイダイ(ビターオレンジ)の花から製造される希少で高価なエッセンシャルオイルです。「ネロリ」という名称の由来はイタリアの小国「ネローラ公国」の王妃が、その香りに惚れ込み、手袋に染みこませて使用したことにより、社交界で流行しました。そして、その特徴的な香りを「ネローラの香り」を意味する「ネロリ」と呼ばれたことで、この名前が定着したといわれています。 アロマセラピーで使用される高級クラスのエッセンシャルオイルの中でも、ローズやジャスミンと並ぶほど価値が高いことで知られています。古代から、チュニジアやモロッコなどの北アフリカ地域や地中海沿岸で、ビターオレンジの花を蒸留して化粧品や薬として使用されてきました。また、その爽やかな香りに加えて、強い抗酸化作用・抗菌効果を持つために、傷薬や胃薬、料理の香りづけなど幅広い場面で活用されています。

ネトル

ネトルは、「西洋イラクサ」という和名を持つイラクサ科イラクサ属の多年生植物で、花粉症などのアレルギーに対して効果があるとして有名なハーブです。アロマセラピーのエッセンシャルオイルやハーブティーなどで使用されています。 ヒスタミンという抗アレルギー物質を持つ他に、鉄分やミネラルなどの栄養を豊富に含んでおり、さらに母乳の分泌を盛んにさせる効果があるともいわれる利便性の高いハーブです。ハーブティーとしての効能・効果としては、血行促進作用や血液浄化、利尿作用があるため、リウマチや通風の緩和にも利用されています。また、消毒作用もあるので風邪やインフルエンザの予防にも役立ちます。その他にサプリメントとして使用も可能です。

ノコギリヤシ

ノコギリヤシは、サプリメントとして広く売られている、利尿作用や強壮作用を持つヤシ科の植物です。「ノコギリパルメット」や「ソウパルメット」という名前で呼ばれることもあります。 ノコギリヤシはネイティブアメリカンが果実は食用に、また、伝統的にメディカルハーブのひとつとして使用し、脱毛や前立腺肥大の予防に役立つという情報が広まってから一気に普及しました。 ノコギリヤシのハーブティーとしての効能は、消化促進、滋養強壮、殺菌作用などさまざまな健康効果が期待できます。サプリメントではなくハーブティーとして摂取するメリットとしては、ハーブに含まれる栄養素を最も自然な形で取れるため、安心安全だということが挙げられるでしょう。

 

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