初対面の人とも気軽に長〜く話せる“雑談力”の高め方

社会人になると、初対面の人と会話を交わす機会が増えます。学生時代、人と話すのが苦手で「私は人見知りなので」と言い訳していた人も、職場ではそれは通用しません。初対面の会社の人や取引先の人と話すとき、仕事の話をしている分には会話がスムーズに運ぶけれども、仕事以外の雑談は苦手で……という人は多いでしょう。そこで、会話が途切れて気まずい思いをしないように、ちょっとした雑談が続けられる方法をご紹介しましょう。

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何を話していいのかわからなくなってしまうときとは?

同じ電車やバスで偶然会ったとき
・ランチタイムに一緒に食事をしているとき
・アポの予定が狂いカフェで時間をつぶさなければならないとき

こんな時、初対面やあまりよく知らない会社の人・取引先とは何を話していいか分からない…とお悩みの人は少なくありません。けれども、手持ち無沙汰だからといって、スマートフォンを取り出してSNSを始めるのも相手に失礼です。社会人としては、ちょっと空いた時間に、相手との距離感を縮められるような雑談力を磨いて好印象を与えましょう。

まずは相手の観察を!

雑談力の高め方

いきなり雑談を始める前に、まずは相手を観察してください。偶然、電車やバスで一緒になったときには、明るく挨拶をしながら相手をほめるポイントを探すのです。「今日のネクタイ、いい色ですね」「オシャレなコートですね」などさりげなく相手の持ち物などに目を留めて会話にしてみましょう。

あまりよく知らない人でも、さりげなくほめられるとうれしいものです。「昨日、誕生日で奥さんがプレゼントしてくれてね…」などと返ってくればしめたもの!誕生日の話で会話を続けるチャンスです。自分が話したい話題ではなく「相手が話やすい話題かどうか」を見極めましょう。

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雑談を続けるコツは相手に合わせる

雑談力の高め方

気まずい雰囲気を察して雑談を続けようと自分のことばかり一方的に話続けてしまうのはNGです。その話題に相手が興味を持たなかったり、不快に感じたりすることもあります。そして、そのことに気がつかない鈍感な人だと思われてしまうでしょう。雑談をするときには、相手に合わせることが大切です。

1.簡単に答えられ会話が広げやすい質問からスタート

相手が答えやすいような質問から始めましょう。たとえば、冬の寒い日だとしたら「今日は寒いですねえ」だけでは「そうですね」で終わってしまうこともあります。「今日は寒いですね。北海道では積雪があったそうですけれど、TVで見ましたか?」などと、さりげなく答えやすい質問をしてみましょう。「ああ見ました。僕は南の出身なので、雪道を歩くのが苦手でね」などと話を続けてくれたら、「どちらの出身なのですか?」と話を続けることができます。

2.相手の話に興味を持つ

相手が話を始めたら、その話題に興味を持ちましょう。たとえその話題に対して知識を持っていなくても臆することはありません。「話を合わせる」のではなく「教えてもらう」という感じで会話を続けると、自分が知らない分野の話題でもスムーズに進みます。

もし相手が、「昨日、ゴルフだったので筋肉痛でね〜」と話を始めたら、「どこに行ったのですか」「ゴルフ歴は長いのですか」などと質問してみましょう。「ゴルフですか。僕はゴルフやらないので」……では、雑談は終わってしまいます。たとえ興味はなくても、興味を持って聞き役に回ると喜んで話をしてくれるものです。そこからさらに会話を続けることができます。

3.上手にあいづちを入れよう

「へえ!すごいですね」「おもしろいですね」「え!それでどうなったのですか!?」など、タイミングよく相手が話を続けやすいあいづちを入れましょう。聞き上手な人を相手にすると、普段口が重い人でもつい自分の話をしてしまうものです。そうなると、より距離感が縮まるので会話がしやすくなるでしょう。

相手の話を覚えておこう

雑談力の高め方

雑談の内容をすべて記憶するのは難しいものですが、ポイントになることは覚えておくようにしましょう。たとえば、「明日の天候」の話から「明日は雨が降りそうで心配」となり「娘のピアノの発表会があるので」と会話が広がったとします。「今週の日曜日は◯◯さんのお嬢さんのピアノの発表会」ということを記憶しておいて、数日後にまた会ったときに「お嬢さんのピアノの発表会どうでしたか?思ったより小雨でしたけれど」などと話題にすると、喜んで話をしてくれるでしょう。どんな人でも、なにげなく話をしたことを覚えていて話題にしてくれるとうれしいものです。こちらに好意を持ってくれると感じると、自然と会話もしやすくなります。

雑談力を高める目的とは

雑談力の高め方

雑談力を高めるのは、「真のコミュニケーションを人ととる」ことが目的です。気詰まりな間だけ、なんとかしのごう!とばかりに、意味のない話をべらべらしても雑談力は高まりません。相手を観察しながら、その人と心と心を通じ合わせたい、より親しくなりたい、より好きになりたい…と思いつつ向き合うことが大切です。いろいろな立場の人と、自然に距離を縮めることができれば、自分の仕事もやりやすくなるでしょう。

文/sapuri

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