髙橋孝宜 interview #2:思いつきのひと言から舞台トレーナーに

髙橋孝宜 interview #2:思いつきのひと言から舞台トレーナーに

トレーナーと言えば、スポーツチームや病院に属して患者さまのケガを治療しているイメージが強いものです。しかし、なかには個人や法人のお客さまと契約を結び、パーソナルトレーニングを施すなど、組織に所属せずフリーランスとして活躍している方も多くいます。今回は、そんなフリーランスのトレーナーとして俳優に施術をおこない、陰で舞台を成功に導く舞台トレーナー髙橋孝宜さんにお話を伺いました。
中編では、トレーナーとして働くなかで感じたことや、舞台に関わるに至ったきっかけについて語っていただきます。

患者さまの立場になって、一番よいものを提供したい

髙橋さん

――鍼灸マッサージの専門学校時代について教えてください。
「在学中の頃から鍼灸接骨院で働き、J2のキャンプへの帯同など刺激的な日々を過ごすことができました。しかし、今までにない経験を積みたくなり卒業前にその鍼灸接骨院を辞め、フリーランスとして仕事を始めたんです。卒業後は講師の仕事やマッサージ店の立ち上げに関わるなど、さまざまな活動をしていました。また、美容鍼灸に興味を持ち勉強するなど、患者さまによりよい施術ができるよう積極的に学びに行きましたね」

――さまざまな分野を勉強したからこそ身についた力を教えてください。
「さまざまな角度から、患者さまのケガに対応することができるようになりました。ひとつの分野を深く知っていることももちろん大切だと思いますが、それだけだと提供できる技術が限られてしまう側面もあります。そうならないためにも、患者さまに施術をする際に、術者は技術の引き出しを多く持っていたほうがよい提案ができると思うんです。トレーナーがひとつの施術法を押し付けるのではなく、患者さまが一番よいと感じる治療法を選べるように選択肢を増やしたいんです」

「舞台で働いてみたい」という思いつきのひと言から

髙橋さん

――それでは、舞台に関わることになったきっかけを教えてください。
「当時、演劇と関わりがあった方から舞台の仕事を紹介されたことがきっかけです。その方と初めて話している時に、『髙橋くんは何がやりたいんですか』と聞かれたんです。その頃は、これまで関わったことがない業界で働きたいと思っていました。そこで、その場でふと思いつき『舞台で働いてみたいです』と伝えると、『ちょうど舞台の仕事がありますが、やりますか?』とお話をいただいたんです。たまたまその会社が関わっている舞台の上演があったので、舞台トレーナーとして働く機会をいただきました」

忘れられなかった舞台トレーナーの楽しさ

髙橋さん

――初めて舞台の現場で働いた時、どのように感じましたか?
「すごくおもしろいと思いました。キャストの方も、僕が施術をすると、すごく喜んでくれたんです。その後、時間が経っても舞台トレーナーとして働いた楽しさが忘れられず、『もう一度舞台に関わりたい』と強く思いました。そこで、1回目の舞台でお世話になった方に連絡を取り、『もう一度、ぜひ舞台トレーナーをやりたいんです』と伝えたんです。すると新しく仕事をいただくことができ、その現場では制作の方が新しい舞台を紹介してくれるなど、人との繋がりで仕事が舞い込み徐々に忙しくなっていきました」

初めて舞台トレーナーとして働くまで、舞台にはまったく興味がなかったと言う髙橋さん。今では、プライベートで観劇に行くほど舞台がお好きだそうです。後編では、舞台トレーナーとして働く魅力や、今後の目標などを語っていただきます。

Profile

髙橋さん

髙橋孝宜さん

鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師(国家資格)、(公財)日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JASA-AT)。早稲田大学スポーツ科学部卒業、日本鍼灸理療専門学校本科卒業。女子アイスホッケーチームトレーナー、高校サッカー部トレーナー、J2キャンプ帯同など、さまざまなスポーツに関わる。2013年からは舞台、LIVEのトレーナーとして活躍、現在に至る。

Information

2013.10.10発売 ムック本「ゆがみ解消チューニング」監修
2014.8発売 OCEANS 10月号
「ヨガマット1枚でカラダが変わる!人生が変わる!」監修
https://tknbtakahashi.wixsite.com/training-treatment

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