アイリスト講師になるには 講師の需要はある? 講師資格を取得するメリットは?

成人式や結婚式、仕事やデートなど様々な場面で、女性の目元を華やかに演出してくれるアイリストは、人気のある職業の1つです。

アイラッシュサロンを利用する人も、アイリストとして働いている人も、ほとんどは女性ではないでしょうか。しかし最近では男性の人気も出てきており、男性の利用者、アイリスト共に増えてきています。

しかし、まだアイリストの専門学校は美容関係の専門学校の中では比較的少ないため、これからは多くのアイリストの需要が見込まれるはずです。

そこで重要なポイントになってくるのがアイリスト講師の存在です。アイリスト講師はアイリストを育てる側の立場として、講師自身の技術や経験はもちろん、人を育てる立場としても能力が求められてきます。

今回はアイリスト講師とはどういった仕事をしているのかや、講師としてどれくらい需要があるのか、講師資格を取得する方法など、アイリスト講師についての紹介をしていきます。

アイリスト講師の仕事内容は?


アイリスト講師はどういった仕事があるのかというと、アイリストを目指す人に対して指導をするのはもちろんですが、実は他にも多くの仕事が存在します。

例えば、美容関係のイベントの役員として仕事をしたり、参加したりすることもあります。他にも、個人や会社のサロンで講師として指導や講義を行うこともあれば、アイリストの検定資格の試験官としての仕事もあります。

つまり一般人からアイリスト、アイリストを目指す人、美容業界の人に対してまで幅広く、プロのアイリストとして、かつ講師としてのレベルの高い技術や知識を広めていく活動を行っていくのがアイリスト講師としての仕事だと言えます。

アイリストを目指す人への指導

アイリスト講師の基本としては、アイリストを目指す人へ指導を行うことです。また、既にアイリストで活躍している人に対しても、技術講習を開いたり、講義を行うこともあります。

講師としてどのくらい周囲に認められているかで、仕事量や内容も変わってくるとは思いますが、サロンへ直接出向いたり、専門学校の授業を担当するのが一般的でしょう。

イベントなどの役員として参加

美容関係のイベントや、アイリストのイベントなど、一般人向けのものから業界向けのものまで様々なイベントが数多く開催されています。

コンテストや美容イベントでは、役員としてイベントを企画したりアドバイザーとして関わることもあります。有名なアイリスト講師であれば、個人で公開講座などの担当もあるかもしれません。

特に業界向けのイベントでは、講師としての知名度を上げたり、人脈を増やす機会でもあるため、積極的に活用できると良いでしょう。


アイリスト検定の試験官

アイリスト検定やアイリスト認定講師の検定、その他にもアイリストに関する試験が何種類もあります。そういった試験では、筆記試験だけでなく実技試験も行われます。

実技試験では、実際にまつ毛エクステをしていくため試験官・採点者として仕事を行うこともあります。

アイリスト講師になるには①|団体所属&実務経験が必要な場合も

アイリスト講師になるための方法はいくつかの条件をクリアしなければなりません。アイリストとして最低限必要になる資格から、講師資格、実務経験なども問われます。

美容師免許の取得

アイリストになるためには取得しなければならない資格があります。それは、美容師免許でアイリストの資格ではありません。美容師免許は国家資格であるため、基本的には美容師の専門学校に通って単位習得と試験に合格が必要になります。

通信での受講も可能な場合もあり、費用や時間など計画を立てて、先ずは美容師免許を種痘することから始めます。

アイリストの団体に所属して講師認定を受ける

アイリストの団体はいくつかありますが、基本的にはアイリスト検定資格を認定している団体であったり、講師認定を行っている団体に所属する必要があります。

団体の会員として登録して、講師認定資格を取得していきます。講師認定資格も、段階に分かれており、基礎的な資格から上級資格まで存在しています。もちろん、講師としてアイリストを指導する立場になるには最上級の資格が必要になります。

セミナーの受講

講師認定資格を取得するのも必要ですが、団体が定めるセミナーに参加して一定以上の時間受講しなければならない場合も多くあります。

やはり講師として指導する立場になるには、知識と技術だけでなく指導技術や資質、立ち振る舞いなどアイリスト業界を担うための勉強も必要になります。

セミナーの受講

所属団体によっては、必須ではない場合もありますがアイリストとして一定年数以上の実務経験が求められてきます。

やはりアイリストとして経験がなければ、指導する立場として説得力がないと思うはずです。たとえ求められていなかったとしても、指導の際に必要になるはずなので現場での経験はしておいた方が良いでしょう。

アイリスト講師になるには②|講師の資格を取ろう!

アイリストには美容師免許が必要ですが、講師になるには講師の資格が必要になります。ここでは、具体的に講師になるための資格がどれくらいあるのかを1つずつ紹介していきます。


NEA日本まつげエクステ協会|認定講師プロアイリスト


NEA日本まつ毛エクステ協会は、アイリストとしての資格を取得するための検定を主催している他にも、認定講師としての資格も取得できる検定試験を行っています。講師の資格を取得するには、先ずアイリストとしての最上級資格にクリアする必要があります。

3級プロアイリスト

アイリストとしての基礎的な知識と技術があるかの試験になります。衛生面や目元に対する正しい知識を持っているかの筆記試験と、丁寧にまつ毛エクステを装着出来る技術があるかの実技試験が内容となります。

アイリスト資格の最初の関門になるので、土台となる3級を先ずはしっかりと取得しましょう。

2級プロアイリスト

2級になると、実際にサロンでお客様に対してまつ毛エクステの装着が認められるほどの技術が求められます。もちろん、基礎的な知識だけでなく生理解剖学やアレルギー学など、専門的な知識も筆記試験ではかなり求められます。

これを取得すると、サロンでアイリストとして活躍できるレベルであることが証明できます。

1級プロアイリスト

1級ではサロンのトップアイリストとして活躍するような技術と知識を兼ね備えていることを証明する上級資格となります。

まつ毛エクステの実技試験でも、「わずかな誤差も許さない正確で丁寧な技術に加え、応用力やスピード等も求められます。」と検定の要項にも記されています。

プロアイリスト認定講師

プロアイリスト1級資格を取得している人が受験可能な試験になります。認定講師として求められるのは、やはり教育する立場としての資質です。技術試験や筆記試験に加えて、面接や論文も必要になります。

「他のプロアイリストの模範となること、 また教育活動や普及活動を通して業界の健全化に自ら率先して貢献する向上心や意欲があることを審査します。」と検定の要項にも記されていますが、プロアイリストの模範として高い技術と知識も必要になります。

日本アイリスト協会|JEA認定講師・認定講師試験

日本アイリスト協会では、アイリストとしての資格は3つあり、それらの最上級資格を取得した人が認定講師試験を受けることが出来ます。

3級JEAベーシックライセンス

美容師免許を取得していなくても受験できる試験になります。まつ毛エクステに対する資本的な知識を問われる試験内容で、実技試験はありません。

この資格は、これからアイリストとして活躍していく人の初歩的な知識を確認する資格として受験することが可能です。

2級JEAスタンダードライセンス

2級では、美容師免許を取得しているか、美容師免許を取得できる養成学校・専門学校に在学しているか卒業している人が受けられる試験になります。

まつ毛に関する衛生学や専門知識、技術試験もあるためアイリストとして必要な能力があるか求められます。

1級JEAプロフェッショナルライセンス

まつ毛エクステに関する知識や技術を兼ね備えた、プロフェッショナルとしての資格になります。2級の資格を取得している人が受験可能で、実技試験と筆記試験に合格しなければなりません。

お客様に対して安心・安全を提供できるアイリストとしての証明になるので、講師になるには必須の資格になります。

日本アイリスト協会認定講師

詳しい受験要項は非公開になっていますが、面接や小論文、筆記、実技とあらゆる面から認定講師としてふさわしいかが問われます。

認定講師の資格を取得すると、イベント実行委員、検定試験の試験官、 コンテストの審査員、各セミナーを担当するなど様々な場面で仕事が入ってきます。


アイリスト講師の需要はある?

アイリスト講師の資格を取得できたとしても、需要がなければ意味がありません。実際には、どのくらいの講師としての仕事があるのかを紹介していきます。

サロンなどに勤める

社員として、サロンや美容関係の会社に勤めるという選択肢があります。アイラッシュサロンの場合、認定講師の資格を持っていれば即戦力として現場を任せられるはずです。

また、サロンのリーダーの一員として他のアイリストを指導したり、お店の運営に積極的に携わることも出来ます。

現場だけでなく、美容関係の会社で商品の開発や、情報発信など、業界を陰で支える仕事も考えられます。現場での仕事をするか否かで内容も変わってくるでしょう。


開業するなら|認定講師になればスクールも開校できる!

会社に勤めるだけでなく、自ら開業して講師として活躍するという選択肢もあります。自分が教えて広めていきたいことがある人は特に開業がお勧めです。

スクールを開講して、アイリストに対して技術指導したり、アイリストを目指す学生にも関わることが出来ます。指導した人が活躍することで、やりがいをより感じることが出来たり、収入面でもメリットが多数あるはずです。

経営なども大変ではありますが、様々な経験がアイリストとしても、講師としても役立つはずです。

開業を考えるならメリット多し!アイリスト講師はキャリアアップにおすすめ!

講師になるには、勉強や技術の習得、実務経験など様々なことが要求されますが、全て自分の経験としてスキルアップのきっかけにもなります。

講師として、アイリストやアイリストを目指している人に技術や知識を提供するだけでなく、自分自身の成長にも繋がっていきます。そうした経験を、アイリスト養成として開業したり、イベントやスクールの役員や講師としても活かせるはずです。

しっかりとキャリアアップを目指して、計画的に資格や学習を進めていくようにしましょう。

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