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コラム・特集 2018-11-03

鍼灸師を目指せる学校とは? 専門学校はある? 学費の例を紹介【大学・専門学校・夜間】

鍼灸師になるためには、専門の学校に通い、専門知識と技術を身に付けなければなりません。ところで、鍼灸師の専門知識を学べる学校にはどのような学校があるのでしょうか?

手に職をつけるならば専門学校が一般的に思えますが、大学に通うことを目標にしている人も中にはいらっしゃるはずです。

また、働きながら鍼灸師を目指方には夜間部もお勧めです。専門学校・大学・夜間部それぞれの違いや長所を学んで、是非今後の学校選びの参考になさってくださいね。

鍼灸師を目指せる学校とは?

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さて、冒頭部分でも触れましたが、鍼灸師を目指すことができる学校には専門学校と、そしてあまり知られていませんが大学があります。では、鍼とお灸の専門知識が学べる専門学校と大学について詳しく見ていきましょう。

【はじめに】国家試験の受験資格は?

まず始めに、鍼灸師は「はり師国家試験」と「きゅう師国家試験」の2つの国家試験に合格して免許を取得しなければなりません。

尚、これらの国家試験の受験資格は、厚生労働省または文部科学省認定の大学または養成学校(専門学校)で3年以上、視覚障害者は5年以上鍼灸に関する知識技術を習得したものに与えられます。

そのため、鍼灸師を目指すのであれば、これからご紹介する専門学校または大学に進学する必要があるのです。

鍼灸師を目指せる学校は現在2種類!

今ご説明したように、鍼灸師を志すのであれば、国家試験の受験資格を得るべく、大臣に認定を受けた教育機関において、3年以上専門知識を学ばなければなりません。現在、鍼灸師を目指すことができる学校は国内に、専門学校・大学の2種類があります。

大学

まず、鍼灸師またはマッサージの資格を取得できる大学は、全国で18校ありますが、中でも鍼灸師を目指すことができる大学は半数ほどです。また、そのほとんどが関東地方に集中しており、北海道や北陸にはこれらの認定大学はまだ設立がありません。

しかしながら、他の国家資格である美容師や調理師などは短期大学がほとんどですから、そのことを考慮すると、鍼灸師を目指せる大学機関は充実していると考えることができます。

専門学校

一方、鍼灸師やマッサージの資格の取得が目指せる専門学校は全国に85校あり、そのうち鍼灸師を目指すことができる学校も半数以上と、大学に比べ全国各地に認定校が存在します。

昼だけでなく夜間部の開講がある学校が存在するのも大きな特徴で、大学よりも短期間で資格を取得できることから、専門学校を選ぶ魅力は間違いなくあるでしょう。

大学・専門学校|カリキュラムと学費の一例を紹介!

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大学では、4年間をかけてじっくり専門知識を学び、技術を習得していくのに対し、専門学校は3年間でスピーディーに知識技術を習得し、資格取得を目指していきます。各々の良さがありますが、この1年間の違いについてカリキュラムを参考に見ていきましょう。

大学|4年間でじっくり学ぶ

一昔前までは、「手に職をつけるならば専門学校へ、特に夢や目標がなければとりあえず大学に進学する」という考えが一般的でしたが、最近はそうではありません。

医学部、看護学部だけに限らず、様々な資格取得を目指して専門的に学べる学部学科が多く設置されるようになりました。鍼灸師もそのひとつです。

4年間をかけて、じっくりと専門的な学問を学んでいきますが、卒業研究を通して更に学びを深められる大学ならではの魅力もあります。では、早速カリキュラムを覗いてみましょう。

カリキュラムの例

・森ノ宮医療大学 鍼灸学科の場合
1年次:解剖学、生理学等を通し人体の構造について理解を深め、鍼灸の基礎を学びます。
2年次:疾病や治療について知識を固め、コース毎に進路に沿った学びを深めます。
3年次:鍼灸に特化した方法論を学んで、卒業研究から基礎手法の習得を目指します。
4年次:実習と卒業研究を通し、応用力と実践力をつけ、国家試験に備えます。

この大学の特長としては、鍼灸学科にさらに2つのコースを設けており、進路に応じて保健体育の教員免許を取得することができたり、美容や福祉といった需要がある現場で活躍できる資格や技術の獲得が目指せたりするところでしょう。

・明治国際医療大学 鍼灸学科の場合
1年次:人体のつくりや東洋医学の基礎を学びます。
2年次:病気や治療について学び、付属の施設での実習を通し鍼灸の知識を深めます。
3年次:国家試験に向けて準備を行い、臨床実習を通して実践力を育みます。
4年次:試験合格後、教員の指導の下付属施設で患者を相手に治療を担当していきます。

この大学では、3年次で資格取得できるのが大きな特長です。最後の1年間は有資格者として学内外の施設で実践を積むことができ、卒業後はすぐに即戦力として現場で活躍することができます。

学費の目安

続いて、大学に通う場合の学費を知っておきましょう。尚、学費は学校により差が出るため、今回は上のカリキュラムをご紹介した2つの大学を参考としています。

・森ノ宮医療大学 鍼灸学科の場合
入学金:250,000円
授業料:450,000円×2、900,000円×3
教育充実費:340,000円×2、680,000円×3
(ほか教科書代、物品費などが別途必要)
※4年間総額で6,831,500円かかります。

・明治国際医療大学 鍼灸学科の場合
入学金:300,000円
授業料:725,000円×4
設備費:150,000円×4
(ほか教科書代、物品費などが別途必要)
※4年間総額で3,800,000円かかります。

専門学校|3年間で最短取得

一般企業の場合、初任給では専門学校卒と大卒では差が生まれ、不利になることが多いことと思います。しかしながら、国家資格である鍼灸師には初任給の差はありません。そのため、1年間早く社会に出て実践を積んでいけるのはむしろ利点であり、強みと言えます。

また、専門学校では大学よりも1年間早く資格取得を目指せるだけでなく、学費も安く抑えることができるので魅力的です。夜間部の開講もあり働きながら資格取得が目指せるのも大きなメリットではないでしょうか。

カリキュラムの例

・東洋医療専門学校 鍼灸師学科の場合
東洋医学概論/経営マネジメント/経路経穴概論/鍼灸師関係法規/臨床医学/鍼灸実技/生理学/公衆衛生学/解剖学/鍼灸理論/鍼灸臨床実習/臨床医学/リハビリテーション医学

この専門学校の魅力は、付属の鍼灸院があることでしょう。実際の施術を通し、患者への対応や施術の進め方など、現場に出た時に即戦力として活躍できる人材育成を目指しています。

・東洋鍼灸専門学校 鍼灸科/鍼灸あん摩マッサージ指圧科の場合
鍼灸科の場合
1年次:栄養学、解剖学、生理学、英語等の基礎知識を習得し、はりきゅうの基礎技術を身に付けます。
2年次:東洋医学やはりきゅう理論など専門科目について学び、実技を通し応用力をつけていきます。
3年次:リハビリテーション医学や理療経営学等について理解を深め、総合力をつけます。

鍼灸あん摩マッサージ指圧科の場合
1年次:解剖学、生理学に加え、医療英語等の知識を習得し、あん摩マッサージと鍼灸の実技を通して実践力をつけていきます。
2年次:実技を通し、治療の応用力を身に付け、古典や病理学について学びます。
3年次:リハビリテーション医学、法規、臨床医学等の専門分野について理解を深め、応用力をつけていきます。

この専門学校の強みとしては、600時間を超える豊富な実習時間ではないでしょうか。また外部から有名な講師を招いて授業を受けることができたり、付属の鍼灸院で実際の患者を治療したりすることができるのもとても魅力的です。

また、鍼灸科ははりきゅうに特化していますが、鍼灸あん摩マッサージ指圧科ははりきゅうに加え、あん摩マッサージについても学ぶことができ、前者と同様に豊富な実習時間が確保されています。さらに、どちらの学科でも英語を学ぶことができるのも特徴です。

学費の目安|昼間部

・東洋医療専門学校 鍼灸師学科の場合
入学金:200,000円
授業料:1,000,000円×3
実習費:400,000円×3
※3年間総額で4,400,000円かかります。

・東洋鍼灸専門学校 鍼灸科/鍼灸あん摩マッサージ指圧科の場合
入学金:700,000円
施設設備料:400,000円
授業料:鍼灸科500,000円×6 鍼灸あん摩マッサージ指圧科675,000円×6
施設維持管理費:60,000円×6
※3年間総額で4,460,000円(鍼灸あん摩マッサージ指圧科は5,510,000円)かかります。

学費の目安|夜間部

・東洋医療専門学校 鍼灸師学科の場合
入学金:200,000円
授業料:700,000円×3
実習費:400,000円×3
※3年間総額で4,100,000円かかります。
A専門学校は、夜間部は授業料が300,000円もお得になります。

・東洋鍼灸専門学校 鍼灸科/鍼灸あん摩マッサージ指圧科の場合
入学金:700,000円
施設設備料:400,000円
授業料:鍼灸科500,000円×6 鍼灸あん摩マッサージ指圧科675,000円×6
施設維持管理費:60,000円×6
※3年間総額で4,460,000円(鍼灸あん摩マッサージ指圧科は5,510,000円)かかります。
B専門学校は、昼夜学費の差は一切ありません。

自分に合った学校を選んで鍼灸師を目指そう!

今回は、鍼灸師を目指せる学校として、専門学校と大学を、カリキュラムや学費などの違いと一緒にご紹介しました。実際にカリキュラムや学費を見てみると、学校ごとに特色や違いがハッキリとお分かりになると思います。

高校を卒業後に入学する人、社会人として働きながら夜間部に入学する人、この先はさまざまな選択肢があるとは思いますが、カリキュラムや学費なども参考にしながらご自身のライフスタイルに合う学校を見つけるようにしましょう。

そして、3年後または4年後、はり師・きゅう師国家試験に合格できるよう、一生懸命勉強に励まれてくださいね。

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