『授業』＋『附帯教育』で【10】の資格を取得可能!! お茶の水はりきゅう専門学校 ＃2
近年、芸能人やモデルたちから人気を集める美容鍼灸。見た目だけではなく、身体の中から健康になってほしい、すべての人に、健康と美を高めてもらいたい――
そんな使命感に燃える学生たちが通う『お茶の水はりきゅう専門学校』を、全６回に分けてリポートします！
どんな職場でも、就職の際に強みとなるのが「資格」です。お茶の水はりきゅう専門学校では、国家資格であるはり師、きゅう師のほか、トリガーポイントC級（MTP）、美容鍼灸師養成講座修了証（美真会）、トレーニング指導者（JATI）、登録販売者など、最大で10個の資格や修了証を取得することができるといいます。
今回は学生たちが取得できる資格について、専任講師の松本絹恵先生に詳しくお聞きしました。
通常授業で取得できる資格は４つ！
松本「本校の通常授業で取得できる資格は、全部で４つあります。まずは国家資格であるはり師、きゅう師のふたつ。こちらは3年間の授業で所定の単位を取得し、三年次の2月に行われる国家試験に合格することで取得できる資格です。前回もお話ししましたが、平成26年度には、きゅう師は100%、はり師は93%以上と、合格率では全国的にも高いレベルにあります。1～2年次で基礎と応用を学び、3年次では国家試験対策や実技を中心に勉強してもらうことで、学生の資格取得をサポートしています」
松本「また、本来卒業後の有資格者を対象に行われる「トリガーポイント治療講座」や、「美容鍼灸師養成講座」を在学中に導入しているのも、本校の特徴です。トリガーポイントというのは、長時間同じ姿勢でいたり、スポーツで筋肉の反復運動を繰り返すことで筋肉疲労が起こり、痛みが発生してしまった『痛覚過敏部位』のことを言います。こうしたトリガーポイントを治療するには専門の知識が必要で、講義内で技術を取得した者には、臨床トリガーポイント研究会から発行されるライセンス（修了証）が付与されます。美容鍼灸では、美容鍼灸の普及を行っている「美真会」が発行するライセンスを取得することができます。とくに美容鍼灸は近年人気を集めていて、この資格の取得を目指す学生も少なくありません。こうした資格は学生たちの強みになる上に、患者さんたちの満足度を高めることができます」
松本「私自身、美容鍼灸の治療を行っているのですが、今やどの治療院でも美容鍼灸を導入しているほど人気が広がっていて驚くばかり。20代から80代まで、ほんとうに幅広い年代の患者様が、美容鍼灸を求めていらっしゃる時代になっています。これからますますニーズが増えるであろう美容鍼灸の資格は、ぜひ取得しておきたいものです」
附帯教育により、人気資格の取得が可能！
松本「附帯教育というのは、はり師きゅう師学科の正規の授業とは別に行われているもので、昼間部（13時30分～）の講義が始まるまでの時間を利用して、参加することができる教育プログラムです。本校で取得が可能なものは「トレーニング指導者（日本トレーニング指導者協会JATI発行ライセンス）」、「JAAアロマコーディネーター」、「JAAアロマハンドリラックス」、「JAAアロマフェイシャルリラックス」、「日本エステティック協会認定 フェイシャルエステティシャン」の5つの資格になります。こちらはそれぞれ別途で学費（20～30万円）がかかります。スポーツトレーナーを目指している学生や、美容鍼灸とともにアロマテラピーなどを取り入れて開業したい、美容のスペシャリストになりたい、そう思っている学生は、附帯教育を受ける場合が多いです」
松本「また、女子学生に人気があるのはやはり、アロマテラピーやエステティックの資格です。アロマテラピーであれば、業界では最も権威のある日本アロマコーディネーター協会のライセンスを取得することができるので、就職に有利に働くこともあります。また、多くの漢方薬の販売が可能になる「登録販売者」の資格を目指す人も増えてきています。登録販売者は薬剤師に次ぐ薬のスペシャリストで、第二類、第三類に分類される一般医薬品の販売が可能となる資格です。東洋医学に欠かせない漢方薬の販売が行えるようになるほか、鍼灸と漢方を組み合わせた治療を行うこともできるようになります。鍼灸と漢方の組み合わせは相乗効果により高い治療効果が期待できるとされていますし、不妊治療など婦人科系疾患に効果があるとして人気を集めています。将来を見据えるのであれば、取得しておきたい資格のひとつですね」
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