パーソナルトレーナーが集客をするときに必要な3つのこと おすすめの3つの集客方法
パーソナルトレーナーは国家資格を必要としないため、実は誰にでも今すぐに名乗ることのできる職業であることを知っていましたか?
適切な指導ができるようになればお客様も増え、同時に収入もアップさせることも十分に可能な職業です。
スポーツ系の中でも資格を必須としない少し特殊なパーソナルトレーナーですが、その中で上を目指すために必要になってくるのが『集客力』です。
指導者としてのスキルがあっても、指導するお客様がいなくては自身の収入も伸ばすのも難しいですが、お客様をしっかりと増やすことができれば、活躍の場を広げることもでき、同時に収入UPを目指すこともできます。
今回は、パーソナルトレーナーをやっている人の『集客方法』にスポットライトを当て、効果的に集客をする方法を考えてみましょう。
戦略を練る パーソナルトレーナーが集客するときに必要な3つのこと
本来パーソナルトレーナーの仕事は、プロスポーツ選手の専属となって、マンツーマンで身体のメンテナンス、能力向上を計るものでした。
それが近年の健康・美容ブームによって、一般のお客様の身体をメンテナンスする存在として、より身近なものになってきました。
パーソナルトレーナーとして働く場合、接客の数が売り上げに直結するため、自身の存在をアピールし人気を得なくてはならない状況になっています。
では、パーソナルトレーナーが集客をするために必要なポイントについてお話します。
①自分の強みを明確にする
お客様が目的とする効果が得られなければ、そのトレーニングは、無意味なものになってしまいます。
パーソナルトレーニングには、以下のようにさまざまな分野があります。
・筋力アップ
・美容、ボディメイク
・ヨガ、ピラティス
・ダンス、エクササイズ
・メタボリック、生活習慣病対策
このなかで、なにが自身の売りになるかを見極め、それを積極的にアピールしていかなくてはなりません。
そうやって『自身の売り=強み』を打ち出すことで、お客様の目に留まりやすくなるでしょう。
得意なことを活かせる道を選ぶ
この業界には、さまざまな協会・団体が数多く存在しており、それらが多数の資格を認定する機関としての役割を果たしています。
パーソナルトレーナーとして独立を考える人は、資格のなかから、自身にとって必要なものを選び、その道を追及するのが一般的です。
資格を手にして、追及したものが自身にとっての武器となります。つまり、顧客にアピールできる『商売道具』を手にすることができるということです。
自身にとって得意な分野のスキルを手に入れれば、それを元にお客様に売り込みをかけられます。
②ターゲットを絞り込む
パーソナルトレーナーとして、スキルや知識を『広く浅く』身に付けている人と、なにかのスキルに特化した『スペシャリスト』では、どちらが集客できるでしょうか。
あらゆるジャンルに対応できるのは、一見したところ大きな収益を出せるように感じるかもしれませんが、なにかに特化したスキルを持ち、それを売り込んだ方がターゲットを絞りやすく、集客につながります。
お客様はそれぞれ悩みを持って、トレーニングを指導してもらいたいと感じているはずです。そこをターゲットにして自身を売り込むようにしましょう。
強みを活かせるターゲットを選ぶ
「この分野ならば任せてほしい」と胸を張っていえることが、スペシャリストとして認められる第一歩となります。
そういった、自身の『強み』の部分は、積極的に打ち出していっても決して損はしません。
「この人に任せたい」という思いをお客様に抱かせることができれば、トレーナーとして選ばれることにもつながってきます。
得意な分野を持ち、それを打ち出すことが結果としてターゲットを絞ることにつながり、お客様に選ばれるようになることを覚えておきましょう。
③ほかとの差別化を図る
得意な分野をさらに深く掘り下げていくと、同じ分野を得意とするライバルの存在が目に入ってくるようになります。
そこで大切にしたいのは、その分野のなかでも、とりわけ自分にしかできないものを探し出すことです。
そうすることで、ほかと差をつけることができ、その結果、多くのお客様を集めることが可能になります。
強みを活かした「ここだけ」の方法を打ち出す
『コト消費』という言葉をご存知でしょうか。現代の人は、そこでしか得ることのできない『体験』というものにお金を払う傾向にあります。
つまり、「ここでしか得られない」という体験ができるということを強調することが、自身の売り上げにつながっていくのです。
自身の強みである得意なジャンルを備えていることは当然のこととして、同業者とは違う『ここだけの体験』をアピールするようにしてみましょう。
実行に移す パーソナルトレーナーにおすすめの集客方法とは?
自身のスキルを売り出すためには、さまざまな媒体を利用して宣伝をしていかなくてはなりません。
パーソナルトレーナーとしてお客様を集めるためには、効果的な宣伝を打つことが必要不可欠となっています。
そのことから、インターネットを利用した宣伝というのは、多くの人の目に留まる媒体として欠かせません。
①SNSを利用する
ツイッターやインスタグラムといったSNSは、誰でも気軽に情報を発信できる手軽なコンテンツです。
また、スマートフォンの普及によって、広告が多くの人の目に留まる機会が増えていることから、宣伝に使うのに最適な媒体といえるでしょう。
『バズった』といった言葉に象徴されるように、なに気ない投稿が大きな反響を呼ぶこともありえます。
拡散力の強さを利用して知名度を上げよう
トレーナーとして自身を売り込むことも大切ですが、SNSでは普段の生活のなかで気になったことをこまめに投稿することが重要です。
トレーナーであるということ以前に、投稿している人がどんな感性を持つ人なのか、知ってもらえる場にするとよいでしょう。
おもしろい投稿があれば、SNSの強みである拡散力によって、多くの人の目に留まることになるのです。
仕事終わりに、その日の仕事の感想を上げるのもよいですし、トレーナーあの食生活なども興味を引くテーマになるはずです。
②ブログを書く
なに気ない日常を切り取って、情報を上げるのがSNSの役割だとすれば、より踏み込んだ専門的な内容を文章で発信できるのがブログの強みです。
ブログは、その情報を知りたいと思った方の検索に引っかかるため、お客様が知りたいと思った情報を書き記すことができていれば、集客へとつながるでしょう。
レッスンの内容や強みに関する知識など
具体的なレッスンの内容や、それによって得られる効果を書くことで、トレーニングを通じて悩みを解決したいお客様の心に訴えかけることができます。
また、プロフェッショナルであるという意識をしっかり持ち、プロの視点からトレーニングに関して思うところを書くことも大切にしましょう。
そうすることで、自身の扱うトレーニングがどういうもので、どのような長所があるのかといった点が自然とアピールできるようになります。
また、情報を受け取る側の立場に立った、分かりやすい文章を書くことも大切です。必要ならば写真も交えて、読み手に伝わる構成を考えましょう。
③動画投稿サイトを利用する
YouTubeなどの動画投稿サイトも、積極的に活用したい媒体のひとつです。
文章では伝わりづらい、トレーニング時の動作などを紹介することで、お客様はそのトレーニングがどういったものなのか、より伝えられるでしょう。
視聴者に「この人に直接指導されたい」といった気持ちになってもらうためにも、動画を利用した効果的な宣伝を心がけてください。
実際のレッスンやトレーニング動画をUPする
お客様が見たいと思っているのは、どのようなトレーニングをしているかではないでしょうか。
そのため、最もシンプルな方法として、実際のレッスン風景を動画として投稿することが考えられます。
しかし、動画にこだわるあまり、肝心の受講者へのケアを欠いてしまうようなことだけは、避けましょう。
「自分だけ」の強みを積極的にアピールして集客しよう!
SNSやブログ、動画投稿サイトというのは、誰もが情報を発信する側に回れる便利なツールです。
それだけに、情報発信者は『誰に・なにを・どのように』伝えるか、ポイントを絞って伝えることががますます重要になってきています。
その点を抑えておかなければ、ほかの情報に埋もれてしまうことになり、ツールを使うメリットがなくなってしまうでしょう。
パーソナルトレーナーとして、ほかの人は持っていない「自分だけの」スキルをうまく伝えることが大切です。
そういったことに注意しながら、先に述べた情報ツールをうまく使いこなし、スペシャリストとして認知されるように努めましょう。