ネイリストとしてレベルアップ!ファイリングが上手くなる方法

ファイリングとは、ネイルファイルと呼ばれるアイテムを使って爪を理想の形に整えていく作業です。ファイリングはネイリストの基本であり、疎かにできないプロセスだといえます。ネイリストとしてのレベルアップを図りたいなら、ファイリングの向上は必須だといえるでしょう。

ネイリストがファイリングを上手くなるためにはどんな道具を選べばいいのか、作業中はどんなことに気をつければいいのか、ここでは詳しくまとめていきましょう。

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おすすめのファイルと手入れ方法とは

ファイリングとはつまり、ネイルファイルと呼ばれる「ヤスリ」を使って爪を研いでいく作業です。ネイルではデザインだけでなく、爪の形や大きさも重要なポイントとなります。そのため、正確なファイリングができるようにならなければ一人前のネイリストとはいえないでしょう。ネイルファイルには用途によって使用する種類が変わります。

軽量で細かい作業に適しているのがエメリーボートというタイプのファイルです。エメリーボートは余分な力が入らない構造になっており、つい磨きすぎて形が崩れるなどのミスを事前に防ぐことができます。表面を磨くときにはスポンジバッファーという道具を使います。

ただし、スポンジバッファーを使いすぎると爪が薄くなりすぎてしまうので気をつけましょう。ファイルにはグリット(G)と呼ばれる単位があり、ヤスリの目の細かさを表しています。グリットが大きいほど目は細かくなり、滑らかな仕上がりが可能となります。ファイルは使い終わったら手入れをすることも大切です。

爪の粉などがついていると不衛生なので消毒液などにつけておくように心がけましょう。また、粉が付着したままファイルを使うと傷の原因にもなるので、十分な注意が必要です。使用前にファイルの状態を確認する習慣を身につけておくことが大切です。なかには、使い捨てのファイルを推奨しているところもあるようです。

爪の形別、ファイリングのスキアルアップ法

爪の形を整える際、まず先端を削り始めます。爪の長さが決まったところで、サイド、コーナーの順にファイリングを行っていきます。スクエア、つまり四角い爪の形にするときは、全体的に直線を際立たせることを意識しましょう。

また、爪の角をしっかりと90度に見せることで美しい形になります。ファイルを当てる角度も90度になるよう注意しましょう。スクエア・オフの場合は、スクエアを完成させた後で角を丸く磨いていくときれいに仕上がります。

ラウンドの場合、ファイルをあてる角度は45度になります。ラウンドもまた、縦にまっすぐ伸びていることは重要ですが、先端の丸みが最大の特長となります。単に丸みを帯びているだけではなく、円の一部のようななだらかさをキープすることがコツです。

オーバルはラウンドよりもやや先端を鋭くしてサイドを削る形ですが、削りすぎるとポイントと同じ形になってしまいます。

また、ただでさえ爪の強度を損ないがちな形なので、爪の薄さが行き過ぎないように気をつけましょう。ポイントはオーバルよりもさらに鋭い形ですが、あまりにも鋭くなると日常生活に支障をきたしていまします。ほど良い角度で抑えておくことも重要です。

ネイルの形は少し削りすぎるだけで、別の形になってしまいます。お客様のリクエストに応えるためには、少しずつ丁寧に削っていくことが肝心です。

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左右対称と全体のバランスが大切

ネイルの形ではシンメトリー、つまり左右対称の状態が美しいとされています。左右対称になればカラーを塗ったりトーンを貼ったりするときも見栄えが良くなります。そして、爪の耐久度も高くなり、お客様にも喜ばれるでしょう。

ファイルは力をこめすぎるとすぐに削れてしまうリスクがあるので、作業はあくまで繊細に進めていくことが重要です。多くの人が自宅でファイリングをするとき、犯してしまうミスが往復してファイリングを行ってしまうことです。確かに往復がけをすると爪が磨かれるスピードは早くなります。

しかし、爪へのダメージが多くなり傷が入りやすくなるばかりではなく、ファイリングをしすぎる原因になります。ネイリストがファイリングを行うときは、一方向に何回もファイリングしていくことを意識します。この方が爪を労わることができますし、力の加減も簡単になります。

サイドをファイリングするときは、いずれか片方を重点的に行うのではなく、左右両方のバランスに気を配ることが重要です。そして、こまめに作業を止めて爪の形を確認しましょう。少し距離を置き、俯瞰して爪を眺めると客観的に進捗が分かります。

大きな爪を磨くことはできても、磨きすぎた爪を元に戻すことはできません。それだけに、「あとどれくらいで理想の形になるか」を常に把握しながらファイリングすることは必須なのです。

バリ取りを上手く行うには

ファイリングを行うとバリが出ることがあります。バリとは「爪下皮角質(ルースハイポニキニム)」の通称であり、ファイリングの後に出る残りカスのようなものだと思っておくといいでしょう。心得ておきたいのは、そもそも上級者のファイリングになればバリが出る量も少なくなるということです。

それでも、お客様の爪を清潔に保つためには正しいバリ取りを覚えておく必要があるでしょう。バリ取りはネイルファイルを応用して行うことが可能です。爪の裏側にあるバリを表に出して、あくまでも優しくファイルで取っていきます。

このとき、使用するファイルは感触の柔らかいエメリーボードかバッファーが望ましいでしょう。あるいは、ガーゼを使ってバリ取りを行うこともできます。湿らせたガーゼを使って優しく爪にあてていくと、爪が傷つく心配なしにバリ取りを終えることができます。バリ取りが下手な人の特徴としては、ファイリングの際と同じ持ち方でファイルを使ってしまうことです。バリ取りはファイリング以上に繊細な作業となりますし、力も必要なくなります。そこで、ファイリングを短く持ちかえると作業の精度は上がるでしょう。

また、バリを優しく表に出すことも大切です。万が一、バリ取りの際にファイルがすべってしまうと、せっかく磨いた爪が台無しになってしまう可能性があるので十分に注意しましょう。

練習におすすめのチップとは

ファイリングの練習にはチップと呼ばれる人工の爪を使います。チップは消耗品であるため、できるだけ使いやすいチップを選んで練習したいところです。安いチップを買ってきても、すぐに買い足さなければいけないので困っているネイリストは多いのではないでしょうか。

そこでおすすめなのは「ムラキ ブレーンネイルチップ 100プレミアチップス カジュアルスクエア」です。値段は1,000円以上するので、「100円ショップのチップで十分ではないか」と考える人もいるでしょう。

しかし、プレミアチップスは100枚入りでかなりリーズナブルです。何度も買い足す必要がないお得品だといえるでしょう。ひとつのパッケージの中にさまざまな種類の形が入っているのも大きなメリットです。実践的な練習台としてもってこいでしょう。

カラーネイルではないので、練習中は形を確認しやすいのもうれしいところです。チップで練習するときのコツとしては、一枚のチップを何回も使うことです。一度削って終わりではなく、有効活用するようにしましょう。

たとえば、最初はスクエアの練習をした後で、角を削ってスクエア・オフを作ります。次はサイドを削ってラウンドにして、最後はポイントの練習をします。このように使いまわしをすれば数少ないチップで何度も練習ができますし、いろいろな形を万遍なく習得することも可能になるでしょう。

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