インナーカラーを男性のお客様におすすめする時のポイントとは|男性に人気のインナーカラーをご紹介

ワンポイントで髪の内側など一部を染めるインナーカラーは、女性だけでなく、男性にも人気が高まっているカラーリングです。ここではインナーカラーを男性のお客様におすすめする際に押さえておきたいポイントについてご紹介します。

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インナーカラーを男性のお客様におすすめする時のポイントとは?

インナーカラーはおしゃれな印象のカラーリングですから、興味を持っている男性のお客様も多いはずです。ただインナーカラーとはどういう技法で髪にどんな影響があるのか、お手入れはどうすればいいのかなどがわからず、実際に取り入れることを尻込みしている方もいるかもしれません。

ここでは、どう伝えればお客様にインナーカラーについて正しく理解してもらえるのか、説明する際のポイントを詳しく解説していきます。

1. インナーカラーとは何か、について説明しよう

インナーカラーとは、表面の髪の色はそのままに、髪の内側の一部だけを染めるカラーリング技法です。動きのあるコントラストがインナーカラーの魅力ですので、明るめの色、ハイトーンカラーを使う場合にはブリーチで色を抜いてからカラーリングをおこないます。男性はインナーカラーが何かを知らない方も多いので、インナーカラーの手順に加えてメリット・デメリットをしっかり説明しながらおすすめしましょう。

2. なぜおすすめ? インナーカラーのメリットをお伝えしよう

全体の髪色を変えてしまうと変化がつけにくく、場面によっては悪目立ちしてしまいますが、インナーカラーならヘアアレンジやシーンに合わせたスタイルにすることが可能です。この他にもインナーカラーにはさまざまなメリットがあります。お客様には、いろいろな角度から「なぜインナーカラーがおすすめなのか」をお伝えしましょう。

髪色を大きく変えないので黒髪にも取り入れやすい

インナーカラーは髪の一部しか染めず、普段は隠しておくこともできますので黒髪の方も取り入れやすいカラーリングです。自然な印象を求めるのであれば、ベースカラーである黒髪の色を基調にトーンに変化をつけてインナーカラーを入れることで、さりげないアクセントにすることもできます。黒髪に自然に溶け込むグリーン・ブルー・グレーなど青系のインナーカラーであれば自然な雰囲気になり、奥行と立体感のあるスタイリングが可能です。

いつものヘアスタイルに変化をつけられる

インナーカラーを入れると、ベースとなる髪色を変えなくても全体の雰囲気が「なんとなく明るくなった」「軽やかになった」と感じられることも。またインナーカラーを入れた部分の見せ方で、ヘアスタイルに大きく変化をつけられることも魅力です。

ヘアアレンジで違う印象も楽しめる

インナーカラーの髪型アレンジで効果的なのは、ワックスなどを使って髪を立てたり撫でつけたりすることで、カラーリングした部分を目立たせる方法です。ワックスを使うことでカラーリングした部分のツヤが出るため、より鮮やかな発色を楽しめます。

3. インナーカラーのデメリットもきちんとお伝えしよう

気軽にイメージチェンジできるインナーカラーにも、デメリットはあります。インナーカラーは手の込んだ技術であるため料金も安くはないことと、方法によっては髪への負担が大きいことです。インナーカラーのデメリットについても、お客様にじゅうぶん理解して選んでいただくことが大切になります。

髪色を変えたい時に均一になりにくい

カラーリングする際、特にハイトーンカラーでは髪に与えるダメージが大きくなります。そのため、インナーカラーをやめて全体を同じ色に染めようとした際、インナーカラーした部位としない部位ではカラーリング剤の髪への浸透がまちまちになってしまうので、全体を均一な髪色に戻すことが難しくなる場合があるでしょう。

料金が掛かる

インナーカラーは髪の一部を染めるだけですが、手間は一緒なので通常のカラーリングと同じ程度の料金がかかります。さらに、ブリーチが必要なインナーカラーを入れる場合は、ブリーチ代とカラーリング代がそれぞれかかりますので、通常のカラーリングの2倍以上の料金がかかってしまうことも。インナーカラーの相談をお客様から受けた時には料金についても必ず説明しましょう。

ブリーチによる傷みはある

インナーカラーは髪の一部におこなうものですが、ハイトーンのカラーを入れるためにはあらかじめ髪を脱色、つまりブリーチをおこなうことが必要です。ブリーチを繰り返すと、その方法によっては髪の中にあるタンパク質が抜けていきます。タンパク質が抜けてしまった部分はスカスカになり、髪のハリやコシは失われてしまうでしょう。また、水を吸収しやすくなり、ブリーチをした後の髪は乾きにくくなります。ただ、最近ではダメージを軽くする工夫も進んでいるようです。

4. インナーカラーを長持ちさせるコツを紹介しよう

インナーカラーも通常のカラーリングと同様、徐々に色落ちしていきます。特にハイトーンのカラーでは色落ちが早い傾向にあるようです。インナーカラーを長持ちさせるための方法を解説します。

色落ちしていく間も楽しめるカラーを選ぶ

インナーカラーの色落ちは遅かれ早かれ避けられないものなので、色が抜けていく過程も想定して色落ち自体も楽しめるようなカラーを選ぶとよいでしょう。例えば、アッシュグレー・シルバー・ブルー系は色が抜けてもあまり目立ちません。

髪色を長持ちさせるシャンプーを使う

カラーリングをほどこした髪色を長持ちさせるシャンプーやトリートメントで、インナーカラーの色を長持ちさせることができます。髪色に合ったカラーシャンプーやカラートリートメントを毎日使うことをおすすめして、きれいな髪色を少しでも長く保持してもらいましょう。

男性に人気のインナーカラーをご紹介! お客様の希望や髪型に合わせておすすめしよう

男性に人気のインナーカラーは黒髪と相性のよい髪色ですが、黒髪に似合う髪色は意外に多彩です。またブリーチしてからインナーカラーを入れるのかどうかによっても、色合いが変わってきます。お客様の希望や髪型に合わせてインナーカラーの色をおすすめしましょう。

ゴールド

ゴールドは黒髪とも茶髪とも相性がよく、インナーカラーに取り入れる男性が多い髪色です。ハイトーンのゴールドなら強そうな印象になりますし、暗めのゴールドならさりげなく決まります。いずれもストレートよりは少しふんわりさせた髪型にメッシュに入れたほうが、インナーカラーが映えるようです。

ブルー

ブルーのインナーカラーは、個性的な印象を与えるうえ、夏場は涼しさも感じさせる髪色でストレートのシャープな髪型でも似合います。最近人気なのは、ベースの髪色をアッシュグレーにカラーリングして、ブルーのインナーカラーを入れる方法です。アッシュグレーはブリーチしてから色を付けますので、ブルーのインナーカラーも色が入りやすくなり美しい色合いに仕上がります。

レッド(ピンク)

レッドやピンクのインナーカラーは悪目立ちしてしまうのではと思う方も多いようですが、実は黒髪とレッ、ピンクの相性は良く、スタイリッシュなヘアスタイルにすることができます。ブリーチをしてレッドやピンクのインナーカラーを入れるとコントラストがきれいに出ますし、ブリーチなしで前髪に入れるとさりげない感じの印象になるでしょう。

パープル

パープルのインナーカラーはソフトな印象です。ベースの黒髪ともうまくマッチする色ですので、ふんわりさせた髪型に仕上げると全体的にやさしい感じのヘアスタイルとなります。

グリーン

グリーンのインナーカラーは、個性的でスタイリッシュな印象です。ブリーチなしで入れると、さりげなくイメチェンすることができます。グリーンは色の彩度により印象がかなり異なりますので、お客様のベースの髪色を考慮したうえでおすすめしてください。

シルバー

シルバーのインナーカラーも彩度で印象が大きく異なります。明るい髪色に暗めのシルバーが入ることで、引き締まった、シャープな大人の印象です。暗めの髪色にはハイトーンのシルバーにインナーカラーを入れることでコントラストが引き立ちます。

ポイントを押さえてお客様に説明できるようにしておこう!

男性のインナーカラーは黒髪と相性のよいものが人気です。男性のお客様の中にはインナーカラーだけでなくカラーリングやブリーチについても知らない方が多いので、費用に加えお手入れ、色落ちを防ぐ方法などをていねいに説明し、お客様に納得して選んでいただけるように説明しましょう。

出典元:
ヘアサロン kisai BUZZ インナーカラーのデメリットって?
沖縄頭髪クリニック 髪のあれこれ

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